ますだいっこうのあと@ベルリン

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ベルリン旅行6日目

冷えるが快晴だワオン。
Torstr.越えた一本先裏道沿いのベッケライで朝パン。ペンキ飛び飛び服な労働者オッサンたち横目に。

スーパーLidlで買い物。午前少し気力低下ベッドでだらける。

アート系書店PRO qm。なんだフォルクスビューネのすぐ裏じゃん。長居。チャイナ・ボックスという名のヤキソバ@Suthai。

シャウビューネ配券。クーダム一本南の通り歩け歩け。Nollendorfplatz界隈のゲイショップ社会見学。その昔心動かされていたレザー&SM系RobMister Bともに記号なアニキたちが屯する店前。ちらとのぞく。ブック&ビデオBruno's。長居。拝んだ本数はえぇっとぉ(笑)。
名物?レインボーベア。
思いがけずKaDeWe手前に出て脳内地図つながる。名物カレーソーセージCurrywurstを、レインボーカラーのスタンドFritz & Co.で。ミラーボールはなくなってましたな。ケチャップ濃い濃い味。

レンガアーチ高架下アート系書店Buecherbogen。長居。
Adenauerplatzのベッカライで菓子パンカフェ淫。
『Der Kirschgarten』@シャウビューネSchaubuehneを観る。作者とgartenとビジュアルから『桜の園』ねと判断。

“強引”にイメージをつなげればデヴィッド・リンチの手触り。落ち着かない浮遊感や音楽のベースでデロデロデロン奏でる感じとか。

前半の舞台には毛足の長いテディベアみたいな毛が敷き詰められてる。とっても現代的でスターイリッシュなラネーフスカヤが、戻ってくるなりその毛皮に寝そべり「私の子供部屋」。感情が触覚から伝わってくるのは見事。ロパーヒンはとってもノリのいい太めの男優さんでこれはもう一目瞭然。以後の展開はせっかく日本語本を買って持ってまできたのに予習不足。

毛皮類が上手側に積み重ねられミラー床に変わった二幕。舞踏会がテクノクラブになってて、でも踊ってるのは年配者も多く何だか不穏な雰囲気。家庭教師シャルロッタはガニ股ピョンピョン踊り。妖しいマジック?で、トランプが天井から降りてくるわ、羊?のハリボテ?が出てきて火を噴くわ、と持ってってましたー。

んで“桜の園買収”。ラネーフスカヤは狂ったように床板をはがしそこから生土が出、桜を必死こいて植える。ちゃんと立たなくて倒れたままなのは狙いかたまたまか。ロパーヒンの指示で劇場スタッフが登場しセットを中途半端にバラす。てな展開であれよあれよ。ずっと手を震わせながらそれとなーく舞台滞空時間の長い老僕が、最後一人残されて暗転。鮮やかにキマってた。昨夜のフォルクスビューネなんかと比べると歴然と対照的にクールな舞台でした。

今これ書いてて気がついた、白水社Uブックスカバー背表紙側の文中「ロバーヒン」になってる…。