ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

2003年10月前半の日記

■10月14日(火) 2Pac
ウェブ通販サイトの校正。地道にやってほぼ終了。

ティップネス中野でバイク60分。いつも以上にたっぷり汗をかいた気が。漕ぎながら読んだbounce。古のラップ好きは2Pacの記事にズルリンと引き込また。って、具体的な音はまったく知らないんですが…。ディスだのシグだの理解できない音楽用語がバラバラあって、それがかえってソソられたりして。

養老乃瀧落合店で瓶ビール&タコブツ。こんな調子じゃ相変わらず体脂肪は減らないわねー。


■10月13日(月) 体育の日
以前からやってる某社の今度はウェブ通販サイトの校正。笑えるくらいズタズタ。終わり間際のティップネス中野で、筋トレとバイク30分。昼間の豪雨があがった後&オネエエアロありだったもんで、むちゃ混み。


■10月12日(日) フィリップ・デュクフレ『IRIS』
フィリップ・デュクフレ『IRIS イリス』@神奈川県民ホール大ホールを観る(カンパニーのサイトにアクセスできないのでfrance danse 03へ勝手にリンクを)。

僕的にはアタリ。ただそれは、グワっと掴まれるとか別のイメージへ拉致されるとか、じゃないのね。まっとうな意味でヘンなシーンが次々と出現して、笑いながらナンジャコリャーって思ってた、その時間の総和が楽しくて、心をホカホカさせて客席を立つ(長いね)、そんなでした。

ドリフの全員集合みたいな部屋のセット。二階建てで、和洋が折衷したデザイン。障子があってそこにシルエットや映像が映る。笠つき街灯のある電柱。電線がもう1本の電柱へ掛け渡されている。懐かしい色合い。&昨日読んだ詩との関連でニンマリ。女性シンガー兼ギタリストのコーナーもある。舞台前面に映画撮影のようなレール&移動台車。大黒幕ホリゾントが自在に動き、ここにもライブだったり別撮りだったりする映像が投影され、あるいは真っ赤に染まったり雲が流れたり、ウルトラマン?の影絵ショーがあったり(笑)。

基本的に日・仏・中の合作でダンサーはミックス。中国舞踊学院舞踊団所属の、ジャン・ヤンくんが露出度高いコスチュームで、これでもかーこれでもかーと跳び狂う姿に拍手。短髪でニチョ受けしそうな顔だったし。

もちろん、グイグイ踊るシーンもいっぱいあって、それはそれでしっかり堪能するの。けど、そんな横でわりと同時多発なことになっているから、トータルで観ていると、なんかヘン! ってなって、それが醍醐味なのですわ。なかでもね、おそらくはフランス人な女性歌手が、やおら沖縄民謡を歌いだし、一群のダンサーはツルツルハイテクで踊り、部屋のセットの三角屋根では男性ダンサーが鳩よろしく座り、挙句にクルックルークルックルー鳴く(記憶違いかも)、なんつうシーンには隣の知らない女子と一緒に、脱力笑いしてしまいました。

ビール漬けな脳での鑑賞ながら、たっぷりとデュクフレの幸福をかみしめたのでした。

せっかく横浜まで来たんだから、たまには気の利いたところに寄りたいもんだと毎度思うのだけど、結局ホールと駅を往復するだけに。行きが特急だったから、帰りの急行がやけにノロくて。それでも一つ隣のライトな体育会系男子ドイツ語単語集読むの図をチラチラ。とどのつまりは養老乃瀧落合店にてクールダウン。


■10月11日(土) roundCuts
“やっぱ体育の日は晴れの特異日たる10月10日だよなとフト”って昨日の日記を、書いたは書いたで調べてみたらば、10月10日は別に特異日じゃないんですと。

2カ月ぶりに散髪。ソフモヒ復活。やっぱ髪型から気合い入れる体質デス。昼間のシャッター降りた養老乃瀧落合店入口で、Yahoo BBが行商つか路上販売していて、ココまで来たのかとびっつら。

リーディングイベント、roundCuts vol.5@白山・JAZZ喫茶映画館へ。基本オープンマイク、合間に感想タイム、アーンド二人のゲストのリーディング。場所は激渋なジャズ喫茶。トイレのハンドドライヤーまでおそらくは手作りしちゃうような親父の店。オープンリールデッキやらターンテーブルのアームやら、もう“何から何まで”な空間を改めて、しみじみ。

うーん、どちらかというと、詩にメリメリのめり込んでる空気が苦手で、自分のゲストタイムが回ってくるまでにもう青息吐息。高円寺でリーディングイベントやってるっていう男子・松本クンの咀嚼系具合にはそそられましたけどね。

ブレイクタイムに小森さんに後ろから抱き締めてもらったり、ナビゲーターなカワグチタケシさんとハグハグハグハグハグしたり、踊ってジャンプしてごまかしたり。で、とにかく読みましたわさ。「for all f*ckin true lovers」「down by law」今朝書き上げた「月曜日のその日には」「有り得ない夜の向う側へ歩き出す夜」「娼婦になって夜踊る」「ここで 震えている」「GO WEST」「RHYTHM STEP BEAT」。もう一掃大処分ポイント10倍セールよ。ゼーハーゼーハー。けど、こうして一気読みさせてもらうと、すごくイロイロ“わかって”いい機会でしたわ。深謝合掌。

で、後は飲酒活動グピグピ。もう一人のゲスト、村田活彦さんのリーディングも、まとまって聞くのは初めてで至福。言葉の“転がり”加減がすんごくキた。ハグハグハグ。今日一番かっちょえかったのは、文句なしにジュテーム北村よね。ナビゲーターは読まないルールなので、カワグチタケシさんの「無題」をジュテがステキなf*ckinアレンジにて〆に絶唱。とってもcoolでhot。先に帰ったアナタたち、聞き逃して損したアルヨ。

打上げ。本駒込駅近くのこれまた激渋ちっちゃな居酒屋・がらっ八にて。あー、なんかアタクシ荒れてたんだったらゴメンナスァイ。地下鉄乗り過ごさず無事帰宅。

余談。詩学の寺西さんが言ってたんだけど、鳥取「県」の人口って60万とかなんだって。改めて考えると例えば世田谷「区」が80万。どおりで山陰出身の人ってのに、特に東京じゃめったに出会わないんだね。


■10月10日(金) サニーサイドウォーカー『勝手にノスタルジー
仕事の連絡がないまま、テキストの続きに取り組んでみる。半日かかって、うーん、例によって…なのが一編なんとなく形にはなったけど、どんなもんかのう? さいとういんこさんからの課題、第二東名名神全線開通くらい長い長い道のりの第一歩な「つもり」、いちおう。明日読むかはギリギリ現場判断で。

阿佐ヶ谷のフレッシュネス・バーガーで、ずっと気になってたスパム・サンドイッチを食べる。かなりがっかり。だってスパムったって、オリジナルのしかもチキン+ポーク合挽きなランチョンミートなんだもん。しかも薄味でジャンク度低し。少なくとも「スパム」って名乗るなって感じ。あー、あの缶詰めのスパムが無性に食べたくなってきた。セブンイレブンの照り焼きソーセージおにぎりでもいいぞ。

サニーサイドウォーカー『勝手にノスタルジー』@ART THEATERかもめ座を観る。森川くんが出演している。

いやー、なんだかね、“褒め言葉”として森川くんのあんなヘラヘラ・ヒラヒラ・イキイキと無責任に芝居してる姿って初めて観たわ。それだけでもすんごく楽しめた。加えて、そんな本人のおもしろがりようが小劇場ならではの距離感で伝わってくるという体験も、正直心踊るものでした。彼を含む男優三人組の正しく&ややベタなおバカは、爆笑やゲラゲラじゃなく、で僕には微笑ましかったのでした。

物語自体はまさに“勝手にノスタルジー”だった。昔住んでいた今は赤の他人の部屋に、再会のため勝手に上りこんで高校時代の思い出のマーズ・ガールズ(だっけ?)のショウをもう一度踊る、みたいな序盤の掴み。そこから徐々に変化し、ある意味シリアスになっていくにつれて、お話そのものはうーんどうだかねー、な部分もありましたわ。それでも、芸達者な俳優たち&いいチームワークは、観終わって「明日1日分の元気を」(劇団サイトより)、キッチリくれたのでした。

関根さんやいわいわと同じ回だった。一緒に森川くんと面会後、劇団設定の打上げ@阿佐ヶ谷駅前・和民へお邪魔する。いい意味で現場の体温の高さが伝わって、芝居もそうだったけど、酒の席でもなんだか元気をもらった。みんな若いしね。普段着な川上冠仁さんに何げに萌えだったり、主宰で元キャラメルボックスな成瀬優和さんが折り目正しくて恐縮してしまったり。

看板間近な銭湯に駆け込む。お笑い芸人の卵クン&その友達が団体で御入浴。目の保養にはまるでならんのだが、みんな妙にテンション高くて賑やか。酒の入ったババアにはとても微笑ましくみえたのでした。


■10月9日(木) 『トンネル・ヴィジョン』読了
そういえば昨日、カワグチさんから借りた(感謝!)『ウォーターボーイズ』メイキング特番のビデオを観た。男子合宿所セイシュン状態にクラクラ。にしても撮影前日までできなかった四段ヤグラがなぜ本番で成功したのかは謎のまま。別撮りしたのかね?

立ち読みしたターザンに高橋克典の上半身ヌードが。四十路手前男に別意味でクラクラ。

通販サイトの校正仕事が、ウェブ作成が遅れてるらしく、こない。うーん、この隙に仕事を入れたもんか微妙。

携帯やPalmで入力していた断片的な思い付きテキストを、ひとまとめにしてみた。あわよくば土曜のRoundCutsで、新しいのを読もうという安易な企み。んが、断片は断片でしかなくただ列んだまま。案の定沈没。閃きと持続力の必要性を痛感するばかり。

キース・ロウ『トンネル・ヴィジョン』読了。翻訳がとてもイキイキしていて、こういうテキストをたどるのは本当に快感だ。ロンドン地下鉄一日全線制覇って“鉄分”たっぷりな中身も、当然それは素材でしかないんだけどね、路線図首っ引きで紙上ツアーを楽しんじゃいました。再度ロンドン・コーリングよ。

ティップネス中野、筋トレ、バイク60分。銭湯。養老乃瀧落合店。


■10月8日(水) そういう一日
朝の世田谷の知らない街を駅に向かって歩くのは気持ちいい。気持ちよくてついビールなんぞ買ってしまったもんだから、今日はそういう一日に。学生時代や劇団にいた頃、よく友達の部屋に泊まったもんだなと回想モードに浸ったりもする。


■10月7日(火) 稽古の後カワくんと呑む
『PRESENT』稽古3日目。「タクシー」のエチュードの後、「人形を寝かす起こす」を。人形はあくまで人間で、今日の相手はハヤセくんで、重心の位置を考えつつ寝かせて、ほんでもって一番大変なのが立ち上がらせることだ。難しい。関根さんに思い切り手伝ってもらった。無理な体勢のまま放置したのもゴメンよ。三枝嬢、衣装の件で登場。

世田谷地元民なカワくんと三茶みずほ銀行裏地下トイレ、んじゃなくてみずほ銀行前にて落ち合い、飲酒活動@和民。明太子腹詰めな鯵、辛味納豆チャンプル、厚揚げ、有機野菜のなんちゃらサラダ、と生ビール。とっても前向きなカワくんの話を聞くだけでも、枯れかけババアにありがたくて、ニマニマしてしまう。んが、ハッと気付いたのはまさしく田園都市線上り終電発車時刻。あー、やらかしちまいましたー。

で、カワくんの世田谷区四畳半にお邪魔することに。低身低頭深謝合掌。タラタラと見知らぬ夜道を歩く快感、タラタラとおでんを選ぶ快感(ごちそうねー)、タラタラと他人んちで飲酒続行しつつ話す快感、などなどを「たつぷり」堪能させていただきました。まじで、ハグハグハグハグ。


■10月6日(月) 総会話時間1分以下
校正。ティップネス中野。筋トレ。バイク60分。『トンネル・ヴィジョン』。ゆ〜ザ中井。養老乃瀧落合店。拾った日経新聞


■10月5日(日) みみまる☆コレクション『かわも −閃光−』/「3K6」
みみまる☆コレクション『かわも −閃光−』@武蔵小金井アートランドを観る。ダンス・宮下美々ちゃんと、繊維造形アート・丸千賀子さんとのユニットだ。会場は、料理もしちゃうカウンターのある、地下小スペース。丸さんの、枯れたウツボカズラのような環状オブジェが天井からぶら下がる。

あんまりイケてないアコギ・ライブの後、パフォーマンス。美々ちゃん&長身な男性ダンサーにパーカッショニスト×2が絡む。踊り手たちの衣装も丸さんの作品。なんつーか、地味な色合い・素材感の布でデコラティブにしましたというか何というか。

踊りは、うーん、やや内向き過ぎる印象。客席にガン飛ばせとまでは言わないけれど、もうちょっと“向かい合う”在り方があってもいいような気がした。川のほとりでナニゴトカが行われている不思議でちょっと妖しいイメージは、水音SEもあったしで、何となく伝わってきた。より一歩絞り込めてたらいい意味でヘンな作品になってたかも。

以下、視姦感想ぶっちゃけで。パーカッショニストの一人、空中紳士クンがもうめちゃイケ。脇に抱えたパーカッションを前屈みになったり腕を大きく伸ばしたりのけぞったりしながら、叩く。表情寡黙なれど熱くしかも舞台スペースを移動しながら。すんげぇセクシー。ババア好みのお尻のちっちゃいスレンダー体型で、けれど太鼓叩きだけあって前腕はちょっと太目で、なかなかイマドキな男前クン。もうハアハアでした。あー、何を観に来てるんだか。

終演後、音響担当の堀江さんや、美々ちゃん、丸さん、LOOPな知合い関係にご挨拶。バタバタとお暇する。武蔵小金井→中央線快速→三鷹→特別快速→御茶ノ水→新御茶ノ水→千代田線→千駄木

「3K6」@千駄木・古書ほうろうへ。カワグチタケシさん、小森岳史さん、Qさんこと究極Q太郎の、3人のKさんによるリーディングの6回目。遅れてたどり着く。店奥からQさんのワウフラッタする奇妙な読み声が流れる中、手前の書棚ではただ本を物色してるお客さんがいた。かなりシュールな空間。とはいえ、けっこう人が集まっていて盛況で何より。三人揃って、謎の?てかネタの?(笑)、ギターライブもあったり、ジュテーム北村が一瞬短いのをザクっと読んだり、なかなか楽しめました。もちろん一番は、カワグチタケシさんの、声の圧をやや強めにして畳みかけるリーディング。いつ聞いても心震える。今夜はそれがトリでした。

いろんな人と会った夜。さいとういんこさんは天牛ゴッゴしつつ体温の低い恋に突っ込んでくる。豊原エスっちの同行者ユイくんはスベスベ肌の知的な男前くん。閉店後の打上げにもお邪魔する。あいかわらずギターが手放せない人たち。ユルユルした時間と店長・宮地さんの嬉しそうにしてる様子がステキだった。23時頃何となーく解散。実は古書ほうろうへは2年前の「3K3」以来だ。品揃え充実でとっても好きな古本屋さんなんだけどね、なかなか。

新井クンとざっくばらんトークしながら国会議事堂前まで。丸ノ内線でニチョへ。1本だけ路上呑みしてタックスに寄って最終三鷹行き。


■10月4日(土)『PRESENT』稽古
D社ガイド本校正。マラリアだの黄熱病だの陸路での国境越えだのと、とってもサバイバルな内容。ティップネス中野、筋トレのみ。最近見かけなくなってた僕的永遠のイヌ顔クンと珍しく遭遇。一部疑惑アリながら、ノンケ風で適度に締まった体の男子なのだ。ハイ、視姦しまくり。もっとも相手はそんな視線を明らかにウザがってましたー。ヤベ。

『PRESENT』稽古2日目。体動かしてシアターゲームいくつか。二人組みになってする「タクシー」。背後に立つ相手から手で指示をもらって、目をつぶったまま歩き回る。まっすーの“運転”はとっても丁寧でした。ちょっと目が回ったけどね。冒頭のまっすー&早瀬クンのシーン向けの、台詞からひとまず離れたエチュード稽古など。観てる側だったのでいろいろと考えてしまった。僕と早瀬くんとでダラダラしゃべるエチュードもやって、今夜はとり。

養老乃瀧落合店に寄る。大振りにぶつ切りなタコブツと養老瓶ビール。ニチョにいるくわくんが携帯コールをくれた。そうか、サタデーナイトやね。そろそろ路上シーズンもお終いよ。


■10月3日(金) 山海塾『かがみの隠喩の彼方へ−かげみ』
4月のロンドンツアーのマイル加算について問合せ。行きがオーバーブッキングでBAに振り変わっているので、他社だと面倒なのだ。BA分加算不可だったり事情を証明する文書要添付だったり。で、もともとのアリタリア航空で貯めるのがベストな結論。『トンネル・ヴィジョン』読進。待ちくたびれた挙句昼過ぎにやっと着荷した校正にさっそく取りかかる。D社ガイド本東アフリカ。続きのエチオピア部分で地名の語感にぜんぜん慣れない。

山海塾『かがみの隠喩の彼方へ−かげみ』@世田谷パブリックシアターを観る。

先週の2階席から、今日は1階L列へ。けっこう舞台に近い。蓮オブジェ。仏像の脇とか仏壇にこういうのってなかったけ? 水底に沈んでユラユラ。水辺を覗いてユラユラ。水平な水面が垂直な鏡になって映したり映されたり。そんなイメージの作品。

冒頭から半裸アリ、バリ音楽みたいなんがガンガン。『うつり』よりも群舞シーンはアングラ&舞踏風味で、わりとおもしろがっちゃいました。ドリッピングしたような衣装を着て、東京を破壊するゴジラの表情で踊る4人とかね。白塗り顔へ赤と黒の塗料で汚し合ったり、お互いの視えない陶酔の鏡をガジガジ引き裂いたりするの。ここも音楽はドンドコ煽り系。とってもbutohだわん。静謐なユニゾンの微妙なズレ・動きのニュアンスの揺らぎも、僕には興味深くて。

『うつり』で感じて、あまり好きじゃないと思った“確立された様式美”よりも、そこからわずかだけどはみ出すような部分のほうに自分は惹かれてしまうんだなと認識。その意味では観ていてものすごく大量でいろいろな言葉が渦巻いてました、頭ん中で。

そんなで終わってボケラとして客席から出ると、中山昇とバッタリ。当日券の2階席から僕を発見していたそうな。ちょっとした不意打ち。リアルで会うのどんくらいぶり? お連れ様がいらっさったので、短い近況報告のみ。

路上呑み欲抑えて新宿区四畳半へ直帰。チャンネル徘徊の果て遭遇した、田中泯NHKにんげんドキュメントを熟視。“観せるということの罠”“自分の現在を受け入れて精いっぱいにもがく踊り”など、深い。次週は、本家本元ウォーターボーイズのドキュメントだとさ。ワクワク。


■10月2日(木) ヘナヘナと同義反復 
今日届く予定の校正荷物を受け取り損ねる。部屋で昼寝してる間、不在連絡票が1階郵便受けに。物流工作ジャパンブリッジ。初めて聞く会社だ。2階の新宿区四畳半前までは来てない疑いアリ。「ますださーん」と呼ばれれば寝てたって気が付くもんだし。そのうえ、当日再配達×なんて、使えないわねぇ。

ティップネス中野へやや久しぶりで。筋トレ、バイク60分。『トンネル・ヴィジョン』読み始める。地下鉄好きにはわりとおもしろがれる小説。しかも舞台はロンドンだし。ヤマガタくんとしばらくぶりにバッタリ。少し話し込む。

パウダールームの鏡にワイシャツをハンガー吊りして扇風機で乾かしてるデブオヤジ目撃。呆れた。陰毛ドライヤ乾燥ティッシュペーパー体拭き汗濡れウエアドライヤがけなどなど、もう何を視ても驚かないが、今日のはかなり“ステキ”な光景。「自分の部屋は自分の部屋だけでっせ」と、ヘナヘナと同義反復してしまう。ま、どこでもビアーなババアーに言う権利はないか(笑)。


■10月1日(水) 『PRESENT』稽古初日
『PRESENT』稽古初日。半年振りに行く三軒茶屋の稽古場。その道すがらが新鮮でね。あれま花丸うどんができとるわとか、ここ古くからの酒屋だったのにビルが建っとるわとか、左右キョロキョロ歩き。途中で、走る小林くん&呼び止める関根さんと合流。今月末に別の本番があるノグ以外集合。6人なんでややこじんまり。芝居の現場も半年ぶりで、ストレッチから実籾体操、拍手渡しと何もかもが僕にはやや不思議な感覚。そう明らかにカンカクを覚醒(笑)させる稽古だった。冒頭シーンを早速あたる。