ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

2003年7月の日記

■7月31日(木) 炎を囲んで
コインランドリー、食料調達する主婦な午前中。またちょこっと届いた校正仕事済ませる午後。ティップネス中野。山縣クンと入れ違いだった。筋トレ、バイク60分。ペダルを漕ぎながら、アルバイト・イントラくんとアイサツ。アタシの邪な視線を幼児同然な笑顔で返すアホ小猿系。
本田唯一さんとホルモン焼・友ちゃん@阿佐ヶ谷へ行く。高架脇の昭和色強い屋台チックな店。タンクトップでもエアコンの心配が無用で内心嬉しかったりして。去年の『ハッピー・エンド』稽古帰り以来だ。ずっと行きましょうと言っていてようやっと実現した。ホルモン系お肉いろいろオーダー。ハラミが一番美味だったわん。焼いて塩+山椒をつけてネギサラダと食べる式もいい感じ。もちろんメインテーマなマッコリもガンガンいただく。酸味がやや強い極上モノにハマる。恐る恐るだけどね。ときに炎がボーボー燃え盛る炭火七輪を囲んで、幸福度大。今宵もまたとりとめのないトークを堪能。
部屋に戻ると急にグルゥンとまわってしまい、裸電球つけたまま煎餅布団にバタムQ((C)kawakun)。

■7月30日(水) リンゴ企画リハーサル
校正仕事が届いて起床。さっそく片付ける。所要90分。夕方ティップネス中野で軽く泳ぐ。ただの気分転換。
リンゴ企画リハーサル@神楽坂セッションハウス。まずは2階のギャラリーにて簡単な打合せ。一堂に会した出演者は総勢23名…。今夜も上演順にざっくり通す。僕的には、2度目なので妙な緊張感や対抗意識(笑)もなく、冷静に集中したつもり。他作品も改めてじっくり拝見。全体的なつなぎや流れが詰っている印象あり。終了後、その詰りをセッションハウス・伊藤直子さんを中心に検討・改善。佐藤さん作品についても客観的なアドバイスがもらえて、とてもありがたかった。&ここにきてやっと脳の体温が上昇してきた気分だ。
新宿区四畳半にてビールでクールダウン。いまいち充分じゃなかったけど。

■7月29日(火) ニチョ路上呑み
ウイークデーのくせしてブランチ状態。大根と人参を拍子木切りして、油揚げチンゲン菜投入な味噌汁。シーチキンと若布のキムチ和え。ご飯は昨日の残りっす。
夕方ティップネス中野へ。筋トレ、2週間ぶりのやさしいバレエ、バイク60分。
わざわざ新宿まで出かけて、ニチョ路上呑み突入。今夜はなかなかゴージャスな出会いの数々。仲通り酒屋前で呼び止められたのは青山さん。近所の会社勤めでなんと今日がファイナルデイな左鳥話子さん。土曜のハレマナ・カフェ、オープニング・パーティの話などする。それから、タクシーで降り立ったピンクベアさん。クロノス経由で再登場な青山さん。タクシーを拾うおすぎ様、は単に目撃。もちろん、基本の男子視姦も堪能。平日なわりには人通りが多かったな。時間帯が早いので店子通行率もやや高く、「おはようございまーす」な挨拶ちらほら。ビール2リットル消費。

■7月28日(月) 「山田広野の活弁新世界」
ゆっくり起きる。高田馬場の編集プロダクションへ直接校正を納品。駅前の信号でふと見た横に涼やかなる男子が。今風とかじゃないけどただすっきり短く刈り上げた短髪で、一重で目尻下がってて、さくっとノースリーブ。うーん、仕掛けなしのただそれだけに反応してる自分はすでに「夏のせい」なんだろう。
ティップネス池袋で水中歩行&泳ぎ。ここでも、これまた超好男子目撃。浅黒く日焼けした無駄のない体躯がそれはそれは魅力的。スパッツ姿がとても似合ってた。ロッカー室に戻るとメタルフレームのメガネをかけてるのも高得点。うーん、アンタ、発情してます?(笑)
PJ映像祭「山田広野の活弁新世界」@テアトル池袋を観に行く。本田唯一さんはじめ、先日のパーティでご一緒した山田組関連のみなさま数名。前半は映像の軽い手ブレでしっかり酔ってしまった。FORMAで送られた映像に活弁を即興でつける本邦初公開(笑)IT活弁は、ライブ感に興味津々。本編に迫る尺の『ソワレの心臓』予告編や、先週撮ったばかりの怪談モノ『ダミー・オズマー/呪怨』あたりは、しっかり笑わせてもらった。にしてもマイクありとはいえ長時間活弁し続ける山田監督はそれはそれで感服。
神楽坂セッションハウスにて、リンゴ企画のリハーサル。地下スタジオ入りする前に、2階のギャラリーで佐藤ひでひろさんと段取り確認。奥ではパソコン+プロジェクターを使ったパフォーマンスのリハ中。松本大樹が踊ってて、タンクトップ姿だもんで視姦視姦。そうこうするうちに鈴木ユキオ(金魚×10)の面々が大挙登場。若い男子含有で、意味なくヤル気高まる。あー、単純極まりないババア。で居場所がなくなり、またしても押し出されてしまう佐藤さんと僕。
9時から地下スタジオにてリハーサル開始。考えてみたらLOOPでここに立ったのは1年半も前だ。懐かしい。事実上の劇場主・主催な伊藤直子さんがわざわざやって来て挨拶してくださる。かなり恐縮。舞監不在のカオス状況のまま、つなぎその他は後日打合せでリハーサル。僕はえらく「いっぱいいっぱい」になってしまって、サルでもわかる段取りを間違えたり、なんやらかんやら。それにしても4カンパニーそれぞれがてんで方向性が違う。その違いっぷりがうまく一つの面白みを醸し出せればいいんだけど、さてどうなりますか?
月曜タックスノットに寄る。さくっと1時間呑んで最終三鷹行きに無事乗車。

■7月27日(日) 外呑み居酒屋
日曜朝っぱらからティップネス中野で筋トレ。午後、高田馬場・新宿区スポーツセンターにて佐藤ひでひろさんと合流。リンゴ企画のリハーサル。個人開放している武道場にて。周りは各会派な方々がひしめき合う。段取り確認のみ所要15分にて終了、解散。ライフリーに寄って、黒米、高黍、白干し稗といった雑穀類を買い込む。ようやっと夏らしい日差しが照る午後。ゆっくりと飲酒と昼寝で過す。
夜、本田唯一さんと、「たまには」ってことで高円寺で待合せ。外呑み席のあるこぢんまりした居酒屋・宮川へ。わー、これまた病みつきになりそうな佇まい。頭脳警察のフライヤーが壁に残ってるあたりも高円寺っぽい。道ゆく男をチェックしつつ(笑)、例によってとりとめない会話と日本酒に酔う。

■7月26日(土) シュプレヒコール!夏を返せぇ!
D社ガイド本釜山来てる分少しを片付ける。ほんと生かさず殺さずな仕事量だな。茄子と鶏笹身肉をもろみ味噌で炒めて玄米と一皿ランチ。ティップネス中野でバイク60分。汗くさいマイボディ。
TSUTAYA中野で立ち読み。BRUTUS最新号「楽園の島へ。」買ってしまう。表紙が何げに懐かしきGULLIVERを偲ばせる南国の空。中野駅北口で路上呑み。青空が顔を見せてきた。だけど流れる雲が秋っぽい。Tシャツ一枚で外にいるとやや肌寒いし。うーん、シュプレヒコール!夏を返せぇ!って気分。
このところ久しぶりな知合い某氏から留守電やメール何通もが届く。「いま電話してもいい?」に「ひとまず用件をメールして」と返信したら、サイドビジネスのお誘いでした…。ある意味予想どおりだったけどさ。

■7月25日(金) リンゴ企画打合せ
ティップネス中野で筋トレとバイク60分。ターザン2号分まとめ読みしながら。400号・創刊17年だって。ひゃー。初期の熱心な読者には溜息モノ。15キロ減量した香取慎吾の半裸や、永井大のボコボコ腹筋も、これまた溜息モノ。
雨の中待ち合わせて、LOOPの佐藤ひでひろさんと新宿にてミーティング。彼がソロ作品を出すリンゴ企画@神楽坂セッションハウスに、僕も踊りナシで出演することになった。リーディングというより朗読があるんで、違う意味で頑張らねば。
タックスノットに顔を出す。「こんな早い時間にどうしちゃったの?」みたいなこと言われる。2本呑んでお暇。すぐ近くの沖縄市場を覗く。 減塩スパム缶特価288円に惹かれる。裏面の調理例にスパム味噌汁ってのがあった。どうよ? チューリップブランドの業務用ロング缶にも驚かされる。で、結局は買わずじまい。養老乃瀧落合店にも寄って瓶ビールとうざく。

■7月24日(木) ビアパーティー
本田唯一さん宅でビアパーティー。何度かこの手のイベントにお誘いいただきながら、やっと今日都合がついた。初めて歩く町というのは楽しいもんだな。少し早めにお邪魔する。レトロフューチャー風味ちょい配合のシンプルなお部屋でステキ。本田さんが下ごしらえするかたわら、キッチンテーブルで雑談&まだ明るいうちからビール。幸福度大。
山田広野監督、女優・中原翔子さんが登場して、広めのバルコニーにて外呑み開始。すんごく気持ちいい。川沿いにあるので眺望が開けていて、曇り空でも建物がほんのりと茜色の染まるのが眺められる。ビールますます美味し。その後、鈴木敦子さんやら映画関係者いろいろがだんだんに到着して、賑わう。男優・佐藤幹雄クンは、好男子だったわん。前にお話したことのあるエッヘの今奈良孝行サンも合流。ポータブルプレーヤーで聞く、フレンチポップスや超懐かしの『リキッド・スカイ』サントラがBGM。僕は例によって寝たり起きたりしつつだらしなく呑み続ける。
今夜のメインイベントである山田監督新作のビデオ鑑賞は、寝ていたもよう…(汗)。『G8(カリ)』で目を覚ます。一年ぶりに鑑賞。スパイラルでの印象はやや冗長だったけど、モニターの画質・音声がクリアだったせいか、今夜はあっさり感高し。にしても後半の展開はやっぱりようわからん(笑)。その後、中原翔子さんがセックス教団の教祖を怪演する、キャットファイトガールズものを観て大爆笑。今夜はこれでお開き。本田さん、ありがとうございました。

■7月23日(水) 流山児★事務所『書を捨てよ、町へ出よう』/ニナガワカンパニー・ダッシュ『2003・待つ』
コインランドリー。ティップネス中野、今日も筋トレのみ。
流山児★事務所『書を捨てよ、町へ出よう 〜花札伝綺2003〜』@下北沢・本多劇場を観る。
集合地道案内型チケットなので、まずはザ・スズナリ横のベンチに。そこから映画のロケという設定で歩き回る。スズナリ横丁の一角にあるバーでの謎のトーク、街角のギター引き、自転車で通過する本編物語の登場人物、乳母車のあんまたち、シャッターが降りて「しまった」本多劇場の搬入口、ボクサーを相手に対戦&小芝居、本多駐車場から観客の一人を棺桶に入れてロビーまで運び上げる…そんな市街劇というか市街ツアーを楽しんで客席へ。
照明家で姐貴分のROMIさん、藤田洋くんと久しぶりで客席バッタリ。
芝居自体は、2年前の花園野外版からさらにバージョンアップした寺山修司メガミックス版。さらにその昔早稲田アトリエ観た、流山児流強引さで「三文オペラ」にのっけた『花札伝綺』は、物語の軸なのだがかなり埋没気味だった。寺山風味調味料やや乱用って気もしなくない。あるいはテラヤマ食べ放題に行って一度に皿に盛りすぎたわねとか。それでも“やりちぎっちゃう”感はそれはそれで楽しまスたわん。
沖田乱が何言ってるかわからないけど笑えるとか、塩野谷さんがなでつけ横分け髪+白塗りだとジャーマンテクノみたいとか、サーカス一座役の身軽な男子の腹筋に萌え萌えとか、若杉さんが貫禄の袴姿だったりとかね。
その一方で、うーん、野外やアトリエじゃないちゃんとした《劇場》だと、いろんなアラのほうも気になってきたり、勢いだけじゃ乗り越えられない感とかもあったりしたな。
あと思ったこと。なんだかんだ言ってこんなバカなこと(褒め言葉よ)を組織できるのは流山児さんくらいなもん。ならば次はぜひ、寺山テキストに拠るんじゃない、内なる衝動・現在のテキストに拠る、いまの市街劇や解体劇や100人クラスの群衆劇に、挑んでもらいたい。そんな気もしました。
大戸屋で早めの食事。下北沢から明大前経由で森下ヘ移動。

ニナガワカンパニー・ダッシュ『2003・待つ』@ベニサン・ピットを観る。飯田邦博さんが出演している。
いくつかの戯曲やおそらくは小説から構成された芝居。舞台にはジャングルジムがデンと設置されていて、役者は金属で区切られた空間を不規則に歩いたり、よじのぼったりして演技する。最近のダークな世相を反映していると思わせるようなテキストが続く。前半はわりと一人台詞、あるいは地の文っぽい台詞が中心で、ちょっと退屈だったりもした。
それがね、終盤の「12人の怒れる男」抜粋のパートになってからは俄然盛り上がった。ジャングルジムの窮屈な空間で、男たちがイライラと汗をかき、右往左往しながら議論する。それが同時多発演劇って意味合いになって、すんごくおもしろいし、エキサイティングだった。暑い室内って設定だもんで電気ストーブを何台も置いて実際につけるという、アングラにもほどがあるわよなベタな演出も拍手。いんやー、このシーンだけでも充分満足でした。
養老乃瀧落合店で瓶ビールとたこわさ。わさび利き過ぎ。

■7月22日(火) そんな一日
卵ご飯久々に。B誌原稿仕上げる。メール入稿。それで本日やるべきことは終わってしまう。そんな一日。食料調達@サミット東中野。なべて野菜が高いのはお天気のせいか? 「ウォーターボーイズ」をリアルタイムで視てしまう。

■7月21日(月) フライングステージ『Four Seasons 〜四季〜』
B誌原稿書き、3000字分なんとか終了。D社ガイド本釜山発送してひと段落。ティップネス中野でサクっと筋トレ。
フライングステージ『Four Seasons 〜四季〜』@下北沢・駅前劇場の千秋楽を、本田唯一さんと拝見。
ゲイばかりが住むアパートを舞台に、いくつかのエピソードが四季のうつろいとともに展開する芝居。ここんちはもはや他人ではないので(笑)、いろいろと思うことがありつつも、堪能する。みなの小芝居だとか、これまで観たことのない表情だとかをね。ただ、僕が見たうちでは土曜ソワレのほうがおもしろかったかな。
バラシ突入。本田さんも引きずり込んで何となくお手伝いする。パネルを立て込んでいるので、いつもより時間かかるかもと思いきやサクサクと終了。打上げ@魚民にもお邪魔する。例によって出演してもないのに偉そうなアタシ。マッスー&いりーな二人の、おトンカチな発言に笑いっぱなしだった。
僕は単身タックスノットに寄る。月曜ママ・青山さんや、タックさんとぽつぽつと話して、深夜徒歩帰宅。今夜は競歩目指して?ザクザクと歩き通しでした。

■7月20日(日) 扇風機スイッチオン
マチネの駅前劇場へ会場整理のお手伝いに。開演でお暇し、部屋に戻ってD社ガイド本釜山校正。
今宵の銭湯視姦は、TATOOありな色黒スリ筋サーファー系兄チャンと、初見な、坊主一重自然に鍛えたガタイのイモ系くん。
そうだ、維新派新国立劇場中ホールのチケッティングしなくっちゃ。山海塾@世田谷パブリックホールも一度は観てみようかと。

■7月19日(土) 『ナイン・デッド・ゲイ・ガイズ』『恋する男たち』/フライングステージ『Four Seasons 〜四季〜』
映画祭3日目。昼1本目の上演なのでさすがに空席がチラホラ。
『ナイン・デッド・ゲイ・ガイズ』を観る。ゲイセックスとかにまつわる、「ブラックな演出」というよりお下劣ネタ続々で、ナンジャコリャ…的な面白みは確かにあり。ただ、そんなアホらしいさがどんどん転がって展開するわけでもなく、映画自体としてはやや退屈な仕上り。スティーブン・バーコフ(たぶん)が、絶倫ホモ爺役で怪演なさってました。
続いて『恋する男たち』を観る。池島ゆたか監督による薔薇族映画、つまりは日本のゲイポルノ、の特別上映。確かにエロ前面ではあるのだけど、キャスト男子が坊主頭の竹本洋クン以外、ほとんどイケてなくて生態観察モード(笑)。射精シーンの“不自然な大量さ”加減がドッとウケけてたのは映画祭ならでは。エロ以外のエピソード部分はうーん、あんなものかしらねぇ。
監督、脚本家、主演男優(お気にの竹本くんのみ欠席…)が登場してのティーチイン。ざっくり書いちゃうと、ノンケの作り手とノンケの司会による進行で、ゲイ映画祭との接点があまり視えないまま表面的に終わった感あり。
スパイラルから駅前劇場へ移動。フライングステージ『Four Seasons 〜四季〜』の会場整理お手伝いに。今夜が一番混むとのことだったけど、すんなりおさまって客席で観させてもらう。
とてもおもしろかった。今まで、自分が客演する前からも含めて、これまで観たフライングステージの芝居にはない感触。それがすんごくステキでいとおしい。
終演後、ちょうど来ていた森川くん、いわいわと居酒屋・宿場へ流れる。じきに、関根さん、舞台監督のサッコさん、音響の亜弓ちゃんも顔を出す。久方振りでものすごくたくさん、ディープなネタ込みで、話をした。
小田急上り最終電車で新宿へ。本田唯一さんと東南口で合流。歌舞伎町の奥にあるバー・寺子屋へ。今日は空いててカウンターの女優・工藤翔子さんとも会話できた。その後、またしても本田さんと路上呑みに突入。僕的には幸福度アップ。三連休に浮かれる人出を眺めつつの会話とビール。妙に元気でなんとか起きてはいたけど、さすがに本田さんと別れた直後から寝始めていたらしい。以後経過不明なまま、中央線下り始発電車に。寝過ごしナシで無事新宿区四畳半へ帰り着く。

■7月18日(金) 『愉快なフェリックス』
D社ガイド本釜山校正。ようやく部屋でノンビリ&ラクラク労働だ。豚薄切り肉と玉葱をバーミックスにかけて肉味噌を作る。一度に使いきれないんでもらったままになってた、もろみ味噌で味付け。唐辛子入りで適度にピリ辛
夕方ティップネス中野でほぼ1週間ぶりの筋トレ。連休前のせいかいつも以上に空いていた。
映画祭2日目。『愉快なフェリックス』を観る。アラブ系フランス人でゲイでHIVポジティブで映画冒頭でフェリー会社を失業しちゃう主人公は、カラリと明るくて、どこか人懐こい。ヒッチハイクでの一人旅の合間、鼻歌を歌いながら飛び跳ねてたり。そんなフェリックスくんにすんなり感情移入できて観てて心地よい映画だった。フランスの田舎の映像も緑が目に染みるよう。
渋谷駅ホームのいつものポイントで軽く立ち呑み。真夏、なかなか来ないね。

■7月17日(木) 『ブリトニーに逢いたくて』
海外ツア−パンフ校正続く。5時起きで最終的チェックを済ませ昼頃納品。ホヘェ〜。午後、ビールと布団で自主半休。
レズビアン&ゲイ映画祭@青山スパイラルホール、初日。ボランティアスタッフの顔なじみもさすがにもうほとんどいないわー。LOUDの大江さんが声をかけてくださる。手短に近況を。エスムラルダ様、マエダさんなどとご挨拶。
『ブリトニーに逢いたくて』を観る。ブリトニー・スピアーズのそっくりさん、というより、ブリトニー仮装コンテストで優勝したゲイ、が、主人公の物語。そのカノジョを突然現れた本物と勘違いしておきるドタバタ。微笑ましくて笑えはする。のだけど、ややありえない臭くもある。全体的にどっちへ持っていきたいのかやや中途半端な気が。あと、僕にブリトニーにまったくの思い入れがないのもマイナス要素だったかも。
はしゃぎ気味な主演・エンジェルくんのトークというかQ&A大会(ってどうよ?)はパスし、フリー・バーでワインを1杯いただいて撤退。
ニチョ路上呑み。平日なので人出は少なめ.肌寒くても露出率は高いのは、夏本番が待ちきれないゲイの性だろうね。タックスに顔を出す。フライングステージ『Four Seasons』二日目を終えた関根さんをはじめ濃ゆい客層。新作の評判はいいそうで、いっさい何もしてないくせに嬉しくなってくる&ホッとする。早く観たいな。終電で帰宅。

■7月16日(水) 遊びきれない西海岸
秋葉の事務所で、日がな海外ツア−パンフ校正。ホノルル滞在+ロスの2大テーマパーク観光なんて、無謀としか思えない組合せだ。“遊びきれない西海岸”ってコピーを読んで、それはアナタが欲張るからよ!と、無意味に毒づく始末。
夜にはひとまずメドがつき安堵。それにしても、最近、短期決戦仕事が多くて、ややストレスになっている。ビールで脳から上がる白煙を鎮める。

■7月15日(火) 砂連尾理+寺田みさこ『ユラフ』
海外ツアーパンフ校正またもドカンと。午後泡を吹きながら作業。オオハタくんがヘルプしてくれた。感謝。
砂連尾理+寺田みさこ『ユラフ』@三軒茶屋・シアタートラムを観る。昨年のトヨタ・コレオグラフィー・アワード受賞者による公演。僕は初見のユニット。客席はいつにもまして踊り関係者が多数。去年の北とぴあ公演音響担当の伊藤さん、日曜一緒に呑んだばかりの一美さんとご挨拶。
男女のデュオ。どこか歪な日常動作込みの振り。えんぺ一行レビューの投稿にあった「人間とよく似た異星人の♂と♀による求愛ダンス」って表現は言い得て妙かも。その求愛ダンスは、展開が読めなくて、いい意味で宙ぶらりんにされる。その感覚は新鮮だった。あるいは、どことなく微笑ましかったりもした。運動量がそれほど多くなくても、別な部分でとても《踊っている》のが舞台から伝わってくるダンスでもあった。つい最近観た山崎広太がどんなに踊っても踊ってもたどり着けなかった地平かも。ライティングの明暗、舞台の遠近感といった計算もシンプルでいい。正々堂々と流れる「美しく青きドナウ」や、「展覧会の絵」のエンディングに幸福感。ふっくらした気分になれたデュオだった。ちなみに、砂連尾理は、ジャレオ・オサムと読むそうな。

■7月14日(月) In Heaven
ここ最近の脳内リピートは『イレイザーヘッド』の…In Heavenって例の曲。梅雨はまだ明けそうにない。まだ薄暗い明け方にザァと降り出す雨の音は不思議と好きだ。呑むか寝るか餃子か蕎麦か。2軒隣の敷地にあっという間に鉄骨が組み上がっていく。

■7月13日(日) LOOP呑み会
主宰の佐藤ひでひろさんがソロ&デュオ・ダンス活動をはじめてしまって、事実上終わりって感じのLOOPの面子で集まる。つづちゃんこと都築智子さん、宮下美々ちゃん、星野一美さんと。で、つづちゃんのデザイン学校時代の友達の呑み会に便乗。@和食居酒屋咲くら。ちょいとしっとり&おしゃれな店。LOOPにかかわるようになったきっかけからはじまって今後の展望まで、尽きせぬ語り合い。
友達チームの長身ちょい鮎川さん入った男子はブリック・ワンで目撃済み。ふふふ、やっぱりいい感じやん。八海山、浦霞とビールのみならず日本酒まで聞し召す。大きめな素焼きの片口から猪口に注ぐのがこれまたいい感じだった。
不思議としゃんとしているので、タックスノット突入。ティップネス中野にて猛威を振るう系のオネェ様が来訪中。ギャギャン。どうも『二丁目からウロコ』にも登場する有名人?ルナさんらしい。セツオが恐れをなすほどだから、そのパワフル/傍若無人(笑)ぶりは相当なもの。それはそれでかえっておもしろかったけどね。向こうからも「ティップで見て、ただものじゃないと思ってました」なーんて言われましたわ。今夜は三鷹行き下り最終電車でちゃんと帰る。

■7月12日(土) ボトルでラッパ呑み
校正作業続行&納品。ふへー。本気で眠いので部屋に戻って昼寝。夜、ティップネス中野。筋トレ、バイク60分。
前川麻子のイベントがらみで11時から呑んでる!という本田唯一さんと、なつこ嬢に新宿にて合流。@サントリー昴サロン。二人は京都に遊びに行ってた直後で、そんな話題を。名物マスターもふんわりと交じっての会話。とってもサロンだったわん。その後、いつものラ・ベルデ突入。ぶ厚いベーコンの入ったカルボナーラ、定番ムール貝のワイン蒸し、発泡ワイン。さらに、呑み残しを空けにニチョ路上へ。本田さん同行。ものすごい人出に二人並んでやや茫然。まぁ、今日はとても夏らしかったからね。タンクトップ、ノースリーブ、ショートパンツ、見飽きるほど。ボトルからラッパ呑みする。
僕は、一人残って御苑駅上コンビニにてビール調達。路上呑み続行。セツオ、シュンタが離合集散。本田さんとも一時再合流。このあたりから記憶曖昧。大久保経由で結局は朝までコース。

■7月11日(金) さっさとビールとっととビール
早朝4時に起床。コンソメで味噌汁作って、おろし納豆とで朝飯。5時から夜の7時過ぎまで、ずーーっと校正作業してました。そりゃ合間に飲食・昼寝もしたけれどさ。午前中勝負な体質ね、としみじみ。夜さらっと筋トレくらいしに行ってもよかったんだけど、風呂浴びてさっさとビールとっととビール。灰になった脳にそぉら染みること染みること。

■7月10日(木) 納豆の日
昨日フラリと入った新宿のBEAMSでみたmacrophageのTシャツがどうしても気になって買いに行く。文字、それもドイツ語がデザインされた、僕にはちぃと大きめサイズな代物。決して安くはないのだけど、どうしても!だったもんで。
映画祭のチケット調達に向かう花園通りで、流山児さんとバッタリ。昼間のニチョ・エリアで。手ぇ振って「稽古?」「いや、映画祭のチケット買いに。流山児さん、稽古?」「そう、ベニサン」「観に行きますねー」なんて会話を、擦れ違いざまにしてんの。
午後、秋葉原の事務所で、海外パックツアーパンフの校正。また脳から白煙に近い状態。

■7月9日(水) 竹内登志子『花降る森』
思いのほか快調にB誌原稿書き、途中まで。ティップネス中野。筋トレ、バイク60分。
竹内登志子ダンス『花降る森』@新宿シアター/トップスを観る。佐成哲夫くん&永田千佳ちゃんが踊る。
静岡で、つまりは鈴木忠志の元で、ダンサーのみならず女優としても舞台に立っていた竹内さんらしいっちゃあらしい、そんなダンス。硬質/静謐な世界を構築したことは評価できるかもしれない。ただ、ゆっくり歩き&停止が頻出する踊りの質感が均等っぽくて、僕はやや飽き気味。ダンサーとダンサーが、つまりは人と人が、踊りの中で出会う瞬間というのも、あまり感じられない冷たさも、どちらかといえば得意じゃなかった。とはいえ、おもしろい振りとかいくつかあったんだけどね。
佐成くんと千佳ちゃんは、竹内さんの配下ってポジションで「踊らされていた」観あり。もっともっと二人は踊れるのに、ある意味もったいないな、と。珠ちゃんこと、山田珠実さんの身を放り出す踊りっぷりが、胸すく鋭さ。
終演後、音響の小林純哉くん、照明の西田さん、舞監の岩崎さん、ダンサー勢にわらわらとご挨拶。スタッフ陣は、静岡でお世話になった人たちばかりだ。懐かしモード。
佐成クン、千佳ちゃん、小林クン、珠ちゃんとで魚民にて軽く飲食。後半、誘導尋問(笑)されるがままに、感想を吐露。明日まで本番があるのに、あー、また言いたい放題してきちゃった。

■7月8日(火) 『イレイザーヘッド
布施明有線熱唱「わたしにはぁあいするぅうたがぁあるからぁ」な、マイ・ビューティフル・ランドレット。
イレイザーヘッド・完全版』DVD観る。あぁ、リンチ様、かる〜い気持ちで借りちゃったアタシが悪うござんした。ごめんなさーい。もうキッツイきっつい。モノクロ画面はよけいに液体方面の不気味さを盛り上げてくれちゃうし、間断なく耳障りなノイズが流れ続けてるのにもグッタリ。前半かなりダメダメ。けどでもしかし、中盤あたりから“目がそらせない”状態になってきてね、それが何やらイイ感じ。例によって襞襞カーテンなステージも登場しちゃうし。午前中からすごい映画でしたわ。劇場で観たらどうなってたやら。
プイグ『赤い唇』読み始める。一方側の手紙文、メモ帳、登場人物のある一日の行動記録、といったテキストで構成された作品。しかも各章は、第一回、第二回…となってる。ううむ。ま、ゆっくり読みといてみましょう。
ティップネス中野にて、「やさしいバレエ」50分デビュウ。イントラてかセンセイは古園井美果さん。かんなり勇気を振り絞っての参加。名物オネエさんもイラッサルし。
フタを開けてみれば、北村真実さんのレッスンで大昔やったことのあるレベルだったので、胸をなで下ろす。とはいえ、楽々やれちゃいまーす、という段階では当然ございませんので、汗ダラダラ滲ませて。
ブーツ&パンティーズ『ラ・プラージュ』@渋谷ギャラリー・ル デコに向かう。ティップな知合い・アキラさんもご出演の、裸男系パフォーマンス・ショー。んが、満員で入場あたわず。連絡がうまくとれなかったのが敗因だ。アララ、残念。あっさり撤収。
渋谷駅でホーム呑みしていたら、今度はハスラー・アキラくん&未光ちゃんと遭遇。養老乃瀧落合店に寄って、生大とチャンプルー。ゴーヤ、豚肉、豆腐、もやし、どれも近頃口にしてなかったね。

■7月7日(月) 『いちげんさん』
『いちげんさん』ビデオを観る。本田唯一さんのおすすめがビデオ屋にポンとあったので。
京都の四季折々を舞台にした、スイス人留学生男性と目の見えない京子との恋物語。お互いに周囲へのアクセスがいわば“一般的”ではない二人が、だんだんに結ばれていく姿は美しかった。畳の上での愛のシーンとか、妙にドキドキ。京子の、手触りや舌触り、匂い、音、気配で相手を“識る”っていうのが、なんつーか、いいなー。その意味では鈴木保奈美の演技は素晴らしかった。
あぁ、巨大な書物のような街・京都に行きたくなったわ。南座の『阿国』とびわ湖ホールダムタイプ『ボヤージュ』を観に行って、『阿国』に出演してる中山昇の滞在先に転がり込む作戦で8月上旬決行ってのを、今ちょっと検討中。
録画しておいたテレビ『ウォーターボーイズ』やっと観る。僕的には主役の山田孝之はイマイチで、森山未來クンがちょっと乳臭いけど、一重目だし役的にもわりといい感じ。あとはもう競パン姿の男の子たちが観られりゃ、文句ありやせん。
ティップネス中野で、筋トレ、バイク60分。ダイヤ乱れ地下鉄網棚の置き忘れ笹と願い事。ちゃんと銭湯。NHKの「英語でしゃべらナイト」最近お気に入り。

■7月6日(日) 山崎広太『アフリカの夜
SePT独舞・山崎広太『アフリカの夜』@三軒茶屋・シアタートラムを観る。
前の空席へ開演間近に滑り込んできたのは、ダムタイプの川口隆夫さんだった。ひゃー、これまたバッタリ。
山崎広太を視るのは久しぶりだ。カンパニー解散、巷の噂では助成金もついた大がかりな公演のキャンセルで、「僕をいままで支えてくれた人たちに、取り返しの付かない罪を犯してしてしま」(当日パンフより)った彼の、比較的大きめな劇場でのソロ公演。
犬、完璧に段取りをこなす劇団ひまわりの少女、段ボールっぽい質感の大きなヒトガタのオブジェ、大きな布の花形飾り、オーロラ上の赤い紗幕、ロウソクの載った木の小机、テレビからはたぶんアフリカの映像、バランスボールとアメリカのスーパーで入れてくれるヘナヘナのビニール袋、舞台ツラに花一輪。劇場に入った瞬間、その空間構成の中途半端さに、「だっせぇー」と内心呟く。
客入れから舞台にいた山崎がじょじょに踊りだし、けれど客席は明るいままで、なんとなく始まるダンス。うん、まー、山崎節で踊ってまーすが、そのまんま展開される。「『NYの昼」って感じです」(当日パンフより)は、言い得て妙ではあったかな。けど、やはりじきに退屈気味になってくる。それでも踊る。まー、そんな時間だった。ラストでパンツ一丁になってくれたから、オバサン的にはOKなんですけどね。
うーん、けどなー、結局ナニがしたいのか、どこへ向かいたいのかがわからん。例えばどこにも向かわずにただ素で踊りたいなら、なーんもなしで素舞台でやんなよ、とか思っちゃう。あるいはあいかわらず反省ねぇなぁこの兄チャンとも思っちゃう。そんなでした。でもきっと今後も要チェキ。
渋谷駅でホーム呑み。山手線外回りホームの、ハチ公前広場を俯瞰できる窓にへばりついて煽る。フリーマーケット状態になってるのね、今や。暮れなずむニチョ路上にてもう2本。口開けそうそうのタックスノットでビール1本だけ。財布には硬貨のみ。部屋に帰ったらさすがにバタムQで銭湯行きそびれる。

■7月5日(土) 絶対王様『恐怖動物汁』/東京タンバリン『ダイヤモンド』
「たかがバロウズ本。」読了。余談。山形浩生柳下毅一郎大木裕之と、おそらくは同期な東大出身者をただ並べて、なんだかすごいわねぇと思ってしまったのでした。
絶対王様『恐怖動物汁』@新宿・紀伊国屋ホールを観る。
どうも受付が混乱気味だったらしくて、ストックチケットで座席は前から二番目最下手。
謎の兄妹と執事が住む怪しげな屋敷を、死んだ兄からの手紙を持っ主人公の少女が友人と訪れるところから始まる、ホラー仕立ての作品。とはいえ王様らしいどこか笑けるB級さがいい感じな前半。謎の兄役の郡司クンはヅカの男役のよう。しゃんと伸びた背筋が素敵だった。現役高校生という港耕平や、ククルカン・橋本恵一郎といった初見のイケメン男優を間近で観れてそれは収穫。
ただ、後半にかけてだんだんと(あるいはどうしても?)説明っぽくなってしまって、僕には退屈に。ダンス対決で論争にカタをつけようとするアホな展開とかは、ここんちらしくて大好きだったので、もっとハチャメチャにやってほしかったかもしれない。最後のオチが、実際には死んではいない兄が書いたB級ホラー小説を主人公の少女が閉じた世界で妄想している、なんだったら、よけいにね。
観終わって劇場から出ると、新宿の街はサマーセールだかボーナスホリデーだかでごった返している。クラクラしちゃう。南口改札で35缶立ち呑みしてチルアウト。
各駅停車で下北沢ヘ移動し、大戸屋で食事。ショップをふらふら見歩いていたら、『G8』つながりの達哉クンとバッタリ。

東京タンバリン『ダイヤモンド』@下北沢・駅前劇場を観る。
この劇団は初見。羽田謙治さんが出演している縁で。客席で隣にLOOPつながりの治子ちゃんが友達連れで現れてビックリ。後で聞いたら羽田さんとはタップダンスの教室で一緒だったそうな。
グロリア・ゲイナーのかの名曲を踊るシーンから始まる芝居は、ある地方都市のバーが舞台。6人のドラァグクイーンとそこに出入りする人々のお話だ。うーん、ドラァグさんが登場するわりには(?)物語は淡々としていて、あまり積み重なっていかない印象。加えて、誰の物語かも曖昧なまま。あえて、そうしてるんだろうけどね。幕切れのあっけなさも、演出なんだろうな。それを、さらにあえて、ドラァグクイーンでやりたかったのかねぇ。うーむ。
羽田さんのパンク風味入ったドラァグ麗姿は、さすが也。はえぎわ・ノゾエ征爾の「描き切った」「原型をとどめない」メイクに、片桐はいりを連想。
終演後、客席で羽田さんを待っていたら、イヌ顔な若い男子から声をかけられた。先週の路上呑みで大木監督と一緒にいた田口朋毅クンだった。『エクスタシーの涙 恥淫』の主演男優クン。今夜の舞台に出てる下村大輔さんが知合いだからとのこと。連続バッタリでなんだか驚き。妖艶なメイクのままご登場の羽田さんとご挨拶。治子ちゃんに記念撮影まで撮ってもらってお暇する。
当然のごとく、ニチョに流れてしまう。いつもの場所で路上呑み。“体重・体脂肪に余裕のある方の集い”をやってたようで、僕なんぞはいつにもまして肩身の狭い夜。つーか、あんたら暑苦しいよッ。今夜はいろんな方が通りがかって、ちょこっとずつお話したり、ご挨拶できたりで、楽しめました。

■7月4日(金) 本田唯一さんと呑む
「たかがバロウズ本。」読進。終わり近くまで。改めてあの脳白煙なカットアップ文に“触れて”みたくなった。未だ「ソフトマシーン」とかは持っているし。
流し回りを中途半端に整理。ティップネス中野で筋トレ。ロッカールームにてフライングステージのお客さんとちょこっとトーク
本田唯一さんと中野駅北口で合流。えん屋で呑む。新携帯を見せもらう。開かずに通話できるのはビックリ。通信費稼ぎ/パケット商売用のガジェットだけど、おもろそう。谷中生姜、揚げ茄子の合鴨のせ、茹で立てアスパラガス、卵と山芋のオムレツ、ビールとちょっと日本酒、頂く。タンクトップな二人してガン効きのエアコンに凍える。僕なんぞロンTを上に着てても冷え冷え。この夏の節電云々なんてエアコンの設定温度をもっと上げれば済むだけなんちゃう?な思いをますます強める。南口側に移動して焼肉屋へ突入。炭火に当たりながらビールと軽く肉類を食して、解散。今夜もいろいろあれこれたくさん話す。てか話してもらった、だな。この一週間、人とまともに会話してなかったので僕的にはほとんどリハビリだった。

■7月3日(木) muji life
4時起きで校正労働。おそらく今週唯一の勤労。いいのかしらん、こんな体たらくで。前回の統計資料よりページ数が多いうえに納期まで時間もない。一度やって慣れたとはいえかなり戦々恐々。んが、フタを開けてみたら、グラフばかりでわりと楽勝。数値自体の確認が少なく、午前中でほとんどメドが立つ。ホッ〜。ってことは、この仕事、当たり外れがあるってことね。
夕方秋葉原の事務所からファクス納品。総武線高架下の幸楽苑にて塩ラーメン。外でラーメンなんて自分的には超レア体験。ここ数日の塩分欲が収まったわ。
無印良品・有楽町店突入。これまた慢性的な無印欲解消が目的。2フロアをじっくり眺め歩く。フランス学生との限定コラボTシャツはイマイチだった。大人しめなタンクトップでちゃんと「S」で細身なのがあったので、これはゲット。食器、食品あたりでもぞわぞわ食指が動くものの、今日は買わずにおく。次回こそカフェに寄りたいな。
部屋に戻ってもカタログをパラパラ捲って、ありえない暮らしの幻影に彷徨う。総合カタログが去年で発売終了になったのは残念。

■7月2日(水) 急遽出頭
KNと会う。半年振りくらいか。「たかがバロウズ本。」読進。カットアップ文を、プレーンな文章に堂々リライトしちゃうなんて、少なくとも日本語じゃ山形以外にゃできん仕事やね。流石だ。
大学入試の統計資料校正が入って秋葉原の事務所へ急遽出頭。明日は脳からまた白煙があがりそう。オオハタくんが来ていてちょこっと近況を。
ティップネス中野で、ハリウッドヨガ・プラスに参加。しばらくぶり。容赦なくきっついポーズの指示が出て、コアの筋肉からじんわりと汗が滲む。
坂口憲二のサーフィン紀行番組をダラダラと視聴。涎ダラダラで、とも言う。ボクシングやバイクレースと同じく、サーフィンって僕には素敵に「立ち入れない」男子の世界だな。なのでよけいに…(笑)。

■7月1日(火) 『マルホランド・ドライブ
マルホランド・ドライブ』 DVD観る。リンチ・ワールド堪能。フルコース気分。どの役者も濃ゆくて、いちいちウラありげーな演技してくれてたまらん。殺し屋ジョーのドタバタシーンとかもガハハ。物語自体は、いんやー、後半で次第に像を結ぶドロドロ加減がこれまたよろしくて。映画の都ハリウッド。その華やかさの底に積り積った怨念ねー、なんてことも思ったり。ローラ・エレナ・ハリングが、僕にはドラァグさんにしか見えんのだけど、好き。映画で見る分にはこの手のラテン入った顔にどうもよろめくらしい。完全読解サイト(?)もみつけてしまい、はぁそぉなんですかー、と読み耽けってしまった。
夕方、ティップネス中野。ハリウッド・ヨガ、筋トレ、バイク60分とフルコース。今日から始まったテレビ「ウォーターボーイズ」は録画したので後日じっくり(笑)鑑賞。