ますだいっこうのあと@ベルリン

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2003年5月の日記

■5月31日(土) レイニィレイニィ
D社ガイド本シカゴに着手。1都市版なので無駄に詳しい。先物取引や建築史まで事細かに説明されたってねぇ。外はレイニィレイニィ。夜、ティップネス中野。筋トレ、バイク60分。漕ぎながら雑誌パラパラ。気になる情報いくつかピックアップ。ホームdeビール@中野駅。毎月使い残してしまう無料通話分で、ちょっとご無沙汰な人々に携帯メールしまくる。帰った瞬間、ETVスペシャルが現代バレエ特集だったことに気付いて、慌ててスイッチオン。金森穣登場の前半を見逃した。不覚。

■5月30日(金)  ノースリーブの一日
校正事務所へ今月分の報告書メールする。CD・フリーペーパーの類片付ける。投げてた英田大輔『ハルジオン』読了。ネガティブなゲイ私小説。根菜カレー制作。高田馬場徘徊。日差しと風が爽やか。陽が暮れきる前に三の輪湯。ピンポン状態で携帯メールする。Casa BRUTUS無印良品の秘密!?」改めてとくと読む。有楽町店に行きたくなってしまう。『ジュース』『メメント』サントラ聴く。『メメント』はDVDもちょっと観る。iBookのリージョンコード変更無限化決行。たぶん成功。

■5月29日(木) La Compagnie A-n『犬の恋』
ティップネス中野、マット・ピラティス、筋トレ。秋葉原の校正会社へD社ガイド本納品。会社じゅう仕事ないらしくて、ややどんより感。
下北沢へ移動する。ヴィレッジ・ヴァンガードで暫し立ち読み。パルコ劇場のアニバーサリー本、懐かしげに読む。
La Compagnie A-n『犬の恋/My love as a dog!』@下北沢・本多スタジオ観る。詩人の三上その子さんがテキスト&出演。主演の明樹由佳さんは、直接知合いじゃないがフライングステージを観てくださっている。
山中聡ちゃんと流山児★事務所の関根靖晃くんがお客で来ていた。お互い「観に来て会う」ってのはとっても珍しいタイミング。日刊ゲンダイの山田さんともすんげく久しぶりで。変わらず足繁く劇場通いされてるようで嬉しくなる。

完成度も高いし前向きだし1時間45分ほぼ飽きなかったし小さいスペースを緻密に「創って」いたしほんと楽しんで観れた。んが、好き?と問われれば「イエス」とは言えないってのが正直な感想。ビジュアルのみならず、中身/根底から込み上げる情念たっぷりなオンナ臭さが、僕には苦手なんだろう。
明樹由佳さんの突撃系演技は好き。現実に対峙してすっくと胸を張った立ち姿の、その背中はたまらなくかっちょよかった。
青年団永井秀樹もよかったな。冷静に観ると特にいい男じゃないくせに、芝居してると朴訥な役どころのせいか、すんごくいとおしくなってきて。あ、咀嚼系&一重だからかしら。冒頭、主人公にじゃれつく犬を演じるんだけど、その天真爛漫さったら一瞬のシーンながら特筆モノだった。

■5月28日(水) 「ダンス・シード」
「ダンス・シード」@千駄木・ブリックワンを観る。LOOP で一度一緒になったツヅちゃんこと都築智子さんが出演している。
4人のソロ。だけど、ちゃんとのりしろでつないでひとつの流れのある作品となっていた。ノマドらしいな手触り。どのダンサーも、それぞれの個性を出発点とした踊りをしていて好感が持てた。ツヅちゃんのは、ちょっとエロティックな、見ようによっては女児の悪戯みたいなダンス。おもしろかった。体のいろんなところを掴んで捻り、その反動でバランスを崩すギリギリまで動くシークエンスとか。6月のパフォーマンスのことも時折考えながら観てしまった(笑)。それにしても、これで1000円だったら、楽しいしお値打ち。またフラリと来たいわん。
このアトリエ、4月に続いて二度目だ。どこか既視感を抱いていたら、わかった、百人町にあった演劇団アトリエにレイアウトや空間が似ているんだ。今夜のように小さなひな壇を組んで公演するとよけいに。音がするのでエアコンをときどき止めて蒸し暑くなっちゃうのも、そっくりだ。
終演後、ノマド主宰・池宮中夫さんと立ち話。久しぶりに会えてよかった。友貞京子さんにも何年ぶりかで遭遇。ツヅちゃんにもご挨拶。充実した心持ちで団子坂を下る。
千代田線を国会議事堂前で丸ノ内線に乗り換え、ニチョ路上呑みへ向かう。しばらくぶりで御苑の駅からあがったら、なーんと目の前に酒コンビニができていた! ひゃほー、ここまで来れば24時間いつでもビールが入手できるってわけね。ウキウキ。
昼間はノースリーブな晴間だったけど、夜はまだ肌寒い。

■5月27日(火) バンビくん
寝不足というより脳味噌がヘンに帯熱してる感覚。D社ガイド本アメリカ南部校正。なんとか今月中に納品して来月の支払いにのっけよう。ティップネス中野、ハリウッド・ヨガ、筋トレ、バイク30分。サミットで食料調達。ずるずるとホームで部屋でビールを呑んでしまうだらしなさ。それもまぁ、放牧しておこう。
電車の中で仔鹿のごとき男子目撃。顔付き&落ち着かなさ加減が仔鹿。僕より細い、だけどスラリと長い腕に劣情。

■5月26日(月) lowな一日
懸案事項が頭にベットリこびりついて、どうにもスッキリしない。D社ガイド本校正。さらに地震がおいうちをかける。震度3でこれだけ揺れるんなら、7とか来た日に新宿区四畳半はどうなるんだか。脳裏に焼き付いたミッキーの影も勝手に再生される始末。かなりlowな一日。おまけに寝つけないし。ふぅ。

■5月25日(日) non title
ビールに淫する安息日

■5月24日(土) サタデーナイト
中野坂上徘徊。D社ガイド本校正。夜ティップネス中野。筋トレ、バイク60分。中野駅北口にて路上呑み。中野駅東西線ホームにてさらに続行。落合駅上のコンビニにて立ち読み。大人しく帰るつもりだったらば、本田唯一さんからメール。出直して新宿で合流する。イタメシ屋。ムール貝美味美味。差しで音楽趣味の話なんか。じき水族館劇場観賞後のピンク映画関係者合流。ひとしきり飲食後、彼らはカラオケに。僕は一人、古い知合いがやってるバーへ。夜中2時過ぎのニチョ交差点はしっかし人であふれていた。無性に嬉しい。そのバーは不動産事情から今週末で閉店だそうな。何年かぶりに呑み話し、しっかり爆睡。mornig trainで新宿区四畳半へ。

■5月23日(金) 『涙の谷、銀河の丘』
夢の中でロンドンにいた。地下鉄のホームに立っていた。1万円札をどこでポンドに両替しようか考えてた。かーなりリアルな夢。どこか夢だとわかってみてる夢。フラッシュバックかな。
新宿伊勢丹のぴあへ新国立劇場の当日Z席を取りに行く。難なくゲット。ティップネス新宿へ。プールで歩いて泳いで爽快。景観ははなっから期待なんかしてない。午後D社ガイド本校正。
『涙の谷、銀河の丘』@新国立劇場中劇場を観る。塩野谷正幸さんが出演している。
いやー、観て良かった。お話は煎じ詰めれば「ある長崎の戦後史」(チラシより)。知り合いでも出てなければ、僕がまず観そうもない芝居なんだけどね。
メインの四姉妹を演じる女優たちは、終戦直後/昭和三十年代/現代を(あたりまえだけど)生身で演じる。それも、世情を論じるじゃなくて、ただ日常の切り口として。その、時間が堆積していく感じがなかなかよくて。芝居的にどことなく新劇臭いわぁ、とかはありましたけどね。三幕目、長女(長山藍子)と四女(南果歩)の年取った二人のシーンは、拍手モン。大空間に死霊が群となって現れるかと思えば、二人きりの会話が繰り広げられたりっていうスケールの行き来も、中劇場ならではだった。
塩野谷さんは復員兵役。時代の無念を例によって床ヘッド・ノッキングで表していた。ステキ。きっちり“腐ってもアングラ”だった。逞しく奔放に生きる三女・梅沢昌代もよかったな。
ちなみに席は1500円の当日Z席で、2階席最後列。初体験。思ってたより観やすかったし、1階席の後ろのほうより舞台に近い感覚。俯瞰にはなるけどこのお値段なら納得。来週から小劇場ではじまる『サド侯爵夫人』もZ席なら観てもいいかな。
ホームでビール@新宿駅南口コンコースして、帰る。

■5月22日(木) イエロー・ドロップス『モッキンバードの羽の上』
D社ガイド本アメリカ南部校正。ニューオリンズを机上旅行する。そういえばクリストファー・ライスの『ぼくたちの終わらない夏』もニューオリンズが舞台だった。もちろんブランチもね。
ティップネス中野で筋トレだけサクっと。治子ちゃんとジャクージで会う。裸のお付き合い。
劇団イエロー・ドロップス『モッキンバードの羽の上』@下北沢『劇』小劇場を観る。小野坂くんが出演している。グリング『サンブンノサン』に出てた蔵澤満が演出・出演というのにもひかれて。
モッキンバードというバーが舞台。前半のやりとりやや退屈。予想どおりに中盤から、実は…、その昔…、過去に…がつぎつぎつぎつぎ語られて、んで、チャンチャン。って書くと身もフタもないか。残念ながら誰にも感情移入ができない芝居だった。小野坂くんは凛々しき代議士秘書を演じていて、それはなかなかステキな姿だったのだけどね。
小田急線でメールしたらば本田唯一さんと連絡がつき、合流までニチョ路上呑みする。平日にしてもかなり閑散としていた。ロング缶1本煽った後、いつものイタ飯屋へ、なつこ嬢ともども突入。発泡ワイン&イタリアンな焼き蛤。刑事まつり@シネマ下北沢なんぞが話題にのぼる。チラシをみせてもらったら、藤田秀幸監督の名前があって突然懐かしモード。法政時代、同じ頃学生会館にいて知合いだったのだ。撮影終了してアテレコまでして没になった、僕主演の映画なんてのも、そういやあったなー(笑)。

■5月21日(水) 粉川さんの授業に顔を出す
東京経済大学国分寺へ行く。教授・粉川哲夫さんの「身体表現」という授業で、来月パフォーマンスをやることになっているのだ。その打合せかたがた。駅からキャンパスまでの道のりは、ヨダレじゃじゃ漏れな気分の男子大学生うじゃうじゃ。
今日は同じ枠で“大学をサーカスの現場にする”と題して、サーカス村・西田敬一さんが担当していた。僕がスタジオに潜り込んだときはビデオ上映中。艶やかな笑みをたたえた空中ブランコの妙技が次から次へと登場。遊園地のブランコで酔ってたポンコツ三半規管持ちは、観てるだけでさっそく目が回り出す。仮設した空中ブランコで実演もあったそうで、来てたサーカス師クンがちょっとイケた。
ちなみに来週のゲスト講師は遠藤ミチロウだそうな。
授業が終わってスタジオに残って粉川さんとなんとなく打合せ。メインは学ゲイ会でやったような無音・振りなし・ケツワレ踊り。それに至るまでをどうしようかと相談しているうちに、「やっちゃっていいんですか?」な内容にだんだんまとまってしまった。うひゃー、コワい。けど、そうそう体験できないことだからソソられる。…そんな感じ。
ジョナサンでビールをごちそうになり、中央線で途中までご一緒する。どうぞよろしくお願いします!
一度改札を出て、中野駅北口で路上呑み。

■5月20日(火) 中途半端
空模様まんまのどんより気分で在宅校正。もともとの原稿がひどいんでアカ字も花盛り。うぉ、全面リライトしてやりてぇぜ! ティップネス中野でハリウッドヨガ、スリムボクシング。汗だく。
サントラ盤持ってるくせに未見な『ムーラン・ルージュ』DVDで観る。例によって返却日の夜になって慌てて。んが3度もフリーズ発生。歌いまくりを楽しんでたけど、半ばで断念する。ディスクとiBookの相性か? もう一枚『ヤマカシ』を観始めるも、30分ほどで物語の先が読めちゃった。鑑賞意欲減衰。時間も遅いんで再生中断。サントラは聞きたい気分だな。で、2タイトルとも中途半端で返却。
実はこのところ、クラブ・ミッキーが活動盛んなのだ。目撃、粘着板で捕獲、捕獲、目撃とほぼ連夜。ネットで調べたらばハッカの香りでネズミを寄せつけない忌避剤を発見。その名も「ねずみ小僧」。トホホな命名だが、効果あるらしいんで明日さっそく買ってみよう。

■5月19日(月) 高山くんと呑む
高山くんと東中野・音なし居酒屋みやへ行く。彼はゲイコンシャスで舞台も好きなノンケくん。干支ひと回り下のね。考えてみると呑むのは4年ぶり、顔を合わすのも3年ぶりだ。お互いの近況をゆっくり話す。鰹の叩き、豚キムチ、トマト、焼きうどん、平らげる。じんわり幸福度アップ。

■5月18日(日) 小林大吾クン
SPOKEN WORDS SICK session1@渋谷フライングブックス観る。
ブルータスの書店特集で露出しまくりのここ、恥ずかしながらオープニングパーティーに行ったきり。オーナーの山路さん、愛しのカワグチさん、さいとういんこさんなどにご挨拶orハグハグ。結構人が集まってて、久しぶりでリーディングイベントをしっかりと体験。
ラッパー×2、詩人×1が出演。小林大吾クンが超よかった。クール&シャープ。ルックスも骨系でめちゃいけたし、テキストもノンケ性はさておき、切れ味よくて最高なのだ。畳みかける読みっぷりも僕好み。すっかりイカれちゃいました。さすがスラムのウィナーだけあるわ。タカツキATOMのラッパー勢もクオリティ高くて楽しめた。20年経つと人種の壁を乗り越えてラップも身につけちゃうもんなんねと、ババアはしみじみ。
新宿で途中下車。ニチョでまた路上呑み。2+2で韻を踏むように同じ格好してるB系男子くんたち目撃。今週も濃ゆい客筋のタックスに顔を出す。

■5月17日(土) ニチョ路上呑み解禁?
ティップネス中野でワークアウト&バイク30分後、新宿に出る。本田唯一さん、間宮嬢、なつこ嬢との呑み会に遅れて合流。のはずが、連絡つかず。「電波の届かない所」で呑んでる模様だ。いつもの歌舞伎町地下のお好み焼屋をのぞいても見つからない。
缶ビールを買ってニチョ路上呑みへ決行。今夜は肌寒いけど、土曜で人出も多くオカマウォッチング堪能。全体的に世間よりワンノッチ夏寄りな装い。伏見さん&エスムラルダ様、早瀬くんと桜くん通過。友達との待合せな、いわいわが合流してくれて、ティップネタなどを話す。
本田さんから入電。イタメシ屋にて無事合流。三人ともたらふく状態だった。発泡ワインを軽くいただいて、今宵はさくっと帰宅。

■5月16日(金) reset-N『knob』
reset-N『knob』@三軒茶屋・シアタートラムを観る。
満を持しての再演だったようだけど、体調のせいか僕的には響いてこなかった。近い言葉を探すと“仏つくって魂入れず”。かなり以前西荻での上演(はじめて観たreset-N)では、トゲトゲして整理のつかない何かが感じられたんだけどな。その時の劇場はビルの地下。コンクリむき出しなスペースで、「湾岸にある廃ビルのワンフロア」という芝居の設定にもピッタリだった。今夜はトークも聞かず、鶴ちゃんにも会わないで帰ってしまった。ちょっと後悔。そうそう、青空美人で主役張っててわりと好きだった中田顕史郎も出ていた。とりあえず健在で何よりって感じ。
電車呑み、改装終わった渋谷駅ホーム呑みで、ロング缶2本消費。

■5月15日(木) 『白鳥の湖』/66b/cell『Test-patches』
アドベンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ(AMP)『白鳥の湖』ビデオを観る。梅莟様に録画していただいたもの。感謝です。どうやら映像は1996年に収録されDVD発売もされているもの。
いんやー、すんばらしかったですわ。これほどわかりやすくゲイゲイしいとは! あちこちで笑わせていただきました。それでいて主人公・王子の「魂の物語」に、きちんとなっているところが本当にすんばらしい。
アダム・クーパーめちゃかっちょええしね。射抜く視線とかもうたまりません。もちろんスジ筋ボディにも惚れ惚れ。あとは胸毛のリムーブをしてくだされ、って感じ(笑)。
振りはいわゆるバレエというより、ヨーロッパのコンテンポラリーっぽい感触を受けた。好感。
あー、大枚叩いてでも観に行くべきだったと後悔。映像はアップ、カット割りなんかがわりと手が込んでいて、物語がわかりやすくなっていたけど、ライブだときっと踊りそのものの迫力にもガンガン圧倒されただろうな。
にしても、正統的?な「白鳥の湖」ってどんな作品のかしら。オリジナルを知っていれば、あの名シーンをこうするか!って一粒で二度美味しいんだろうな。午前中からとぉても満足なビデオ鑑賞。
午後、D社ガイド本アメリカ南部に校正。ティップネス中野、ワークアウト、バイク30分。
今日届いたREALTOKYOメールマガジンに載ってて、前ちょっとどんなか気になったメディア・パフォーマンスを、ダメモト気分で急遽観に行く。66b/cell『Test-patches』@赤坂・ドイツ文化会館。
ま、要はスクリーンに映る抽象的な映像の前でのダンスでスた。開演前から、継ぎ目や皺が見える安普請なスクリーンに内心ダメ出し。映像はきっとクラブでVJが垂れ流してる類のもんだろう。僕にはなにがいいのかサッパリ。幾何学模様で軽く目が回った。
ダンスは、例えば、映像の白いボックスと絡んだり、逆に黒くなってマスキングされたりといった具合。それもやや視覚的にうっとうしい。振り自体はまぁそこそこかな。特に新鮮さは感じられない。
これで女子ばっかりだったら怒ってましたが、ヨダレもんな男子が登場したもんだから、すんごく帳消しでした。坊主髭ガッチリ浅黒クン。そのままGO-GO-BOYやB誌巻頭グラビアで脱いじゃいそうなタイプ。明らにこの手の舞台にはいないキャラクターよ。
それがまず切腹イメージのシーンで上半身裸で現れちゃったもんだから、ババアの脈拍数は急上昇。お飾り的な存在かしらんと思いきや、くねくね踊るしトンボまで切っちゃうしで身軽なの。ステキ! 腹だしカットな近未来デザイン服でのソロとかあってもうキャァァなの。その腹がね、ただの割れ割れじゃなくて、正中線のある自然な締まりかたなの。ラストなんかレザーっぽい素材の黒つなぎでご登場よ。形のいいケツくっきりやん、とか、えっと…(誰か止めてー)。
作品的にはね、マルチメディアを標榜するダンスにしてはそこそこの出来な気が。けど、やっぱ映像とかが背景でしかないんだよね。もっと身体に踏み込んだ/侵食した形のものが視たいな。というのは個人的な思い込みか。
ダンス評論家の乗越さんとバッタリ。彼の知合いである振付の女性と三人で立ち話。ロビーに出てきた坊主髭ガッチリ浅黒クンをチロチロ盗み見するうちに、男子見本帖からファイルを取り出した。2年前静岡で観たプロジェクト・フクロウに出演していたヒップホップ系ダンサー・三枝宏次サンだ! あのとき裸は拝んでなかったもんな。
地下鉄で迷ったすえ、養老乃瀧落合店に一人で寄る。初入店。部屋呑み禁止を貫くための苦汁の選択だ(苦笑)。大ジャッキ生を流し込む。あては浅蜊の酒蒸し。舞台を観た後のビールは極上だわ。 
TVザッピングで断片的に視るのが「銭形金太郎」ちゅう貧乏自慢バラエティ。役者もよく登場するからね。ちょっとイカす子が出てて、コインシャワーシーンで脱ぎまであったんで、何げに検索をかけたらしっかり個人サイトあり。この手の番組もヤラセだろうからな、と納得する深夜。

■5月14日(水) ピラティスはドイツです
かんぱちあら煮制作。材料は昨日半値でゲット。ケンタロウ和風レシピの強火いっき煮はしつこい味なので、ベターホーム協会の店頭置きレシピではしょりながら作る。ぐつぐつ煮込んでしまって、入口=流しが魚臭っせぇ。味はそこそこ。D社ガイド本まるごと校正仕事が2冊も舞い込んでくる。携帯切ったとたん、歓声あげて小躍りしてしまう。
中野図書館で松田哲夫『印刷に恋して』借りる。ティップネス中野。ハリウッドヨガ・プラス。Tイントラ、きつめのポーズ多くて汗じんわり。しかし彼とうとう言い切ったわ。「ハリウッドヨガと(後半に少しやる)ピラティスは、まったく別モノでーす。ピラティスはドイツでーす」 同じ時間枠でまとめてこなすには土台ムリなんだよねー。

■5月13日(火) 『ジャッキー・ブラウン
無理やりポルトガル語だかスペイン語だかの教師にされる夢で起きた。
昼間校正労働。少し蒸して少し汗ばんで少し夏の気分ただよう新宿区四畳半。夕方ティップネス中野。ハリウッドヨガ、ワークアウト、バイク60分。漕ぎながら英田大輔『ハルジオン』読み始める。リトルモア初出。“ゲイ雑誌に毎月小説を書いて暮らしている男”が主人公の短編から、まず。あぁ、とぉってもベタベタしてたわー。
ジャッキー・ブラウン』DVDで観る。今頃?って感じよね、タランティーノの長編第3作目だって言うし。話の展開が意外と遅かったり、ニヤリと笑ける会話もない、ってのはあるけど、ま、楽しめたわん。パム・グリア、かっちょええかったし。モータウン気分なあざといサントラにもどっぷり浸れたから。

■5月12日(月) Soul of OKINAWA
昼前まで惰眠。午後校正労働。ワークアウト延期。「琉球魂」と背中にTATOOった男子を銭湯にて目撃。

■5月11日(日) タイ・ハワイ・ニチョ
中央線でややぶかぶか気味のノースリーブを着たB系男子と乗り合わせる。視覚嗅覚駆使。
明治神宮鳥居下で左鳥話子さんと待ち合わせ。大使館主催のタイフードフェスティバル@代々木公園へ出かける。二人とも初体験。
いんやー、もう興奮の坩堝でした。各タイ飯屋が出すブースがずらー、特設テントのみならず適当な空き地にまで座り込んでタイ飯を貪る人ずらー、ステージじゃタイの人気歌手だかが歌って黄色い歓声ずらー。ほんとここはどこよ?って目眩がしそうなほど。シンハビール片手に一通りブースをのぞいてまわる。といっても行列ができてたりして遠巻きになんだけどね。
で、食べました。浅蜊のタイ風炒め、トムヤムヌードル、生春巻き、挽肉炒めごはん、パッタイ、ドラゴンフルーツ、カノムチン…。どれも辛いメニューじゃないけど、汗拭きタオルはしっかり濡れ雑巾の様相。空間に漂うスパイスのせいか軽いトリップ状態で、話子さんとよもやま話いっぱいする。ノンケカップルの今時男子もたくさん視姦できた。あー、ほーんと楽しかったわー。来年は敷物・タッパウエア持参、人数募ってツアーしなくちゃ。
ハワイアン・カフェ、AINAに寄る。夏にハートランド西荻で期間限定カフェを予定している話子さんがチェキしたい店。渋谷のなんてことないビルの2階が、時間の流れがゆっくりなアロハ空間になっていた。プロデュース・バイはあのサンディ。いわゆるイマドキのカフェつうのは実はお初だったりなんかして。狂騒の泰飯祭あとのチルアウトって気分。コアウッドの大きなテーブルを独占して和む。オリオンビールいただく。
話子さんと別れて新宿下車。タックスに荷物を預けてCUBEへ行く。今夜は早い時間からQuarterというイベント。ジャスミンさんがショーをするというので、のぞいてみる。ショータイムは20:30とかで朝型ババアにも大丈夫な時間帯。レザー繋がりなAくんと2年ぶりにバッタリ。鳥澤さんとも久しぶりに。フライングステージのマミーこと石関くんも。「ジョリーン」のカバーナンバーを眼力でリップシンクするジャスミンさん。鬼気迫るものがあって素晴らしかった。吹っ切れてショーやってる姿を観れてとてもよかったわん。
タックスノットに戻る。満員盛況、玄人筋いっぱい(笑)な店内。今月妖しく素敵な日本画作品を展示しているナオミチくんが来ていた。細い手首を左横から視姦。宮下さんとお話。ダンスリハ後の堀江さんとも遭遇。そんなこんなするうちに案の定スリープモード突入。代打ママだった青山さんが店仕舞いするまでお邪魔して、ココロ・カフェに移動。ひとしきりおしゃべりして、送っていただく。感謝。

■5月10日(土) 『オイル』
NODA・MAP『オイル』@渋谷シアターコクーン観る。山中祟クンが出演していて、補助席をゲットしてくれた。感謝!
客入れがドアーズで意味なく体温上がる。久しぶりの野田芝居につい懐かしモード入ってしまう。駒場小劇場(アゴラじゃないよ)で観てる世代だからね(笑)。
入れ子だか表裏だかになってるいろんなエピソードや、定番な言葉遊びが、カラコロと転がっていく手触りは、おもしろかった。途中までね。んが、だんだんと「それがどうしたのさ?」みたいな気分に襲われてしまって。それでも訳わかんないまんま、いい意味で強引に結末まで連れていってくれたなら、それはそれでOKだったのだけど、うーん、僕にはあまり響かず。楽しめて観れたけど芝居自体はそんな感じだったな。片桐はいりが、何やっても微妙にヘンで素敵。
とはいえ、愛しの山中クンをコクーンで観れたから、それでもう全然OKなのよ。終演後楽屋へご挨拶。
同行の郡司くん、森川くん、いわいわと、白木屋へ流れる。I LOVE NEW YORKなんてメニューや食器に書いてある、何かを狙ってみたものの外しちまった店。四角いテーブル席を四人で囲み、いま観たばかりの芝居について語る。当たり前なことに皆違った感想を、無責任に喋れて楽しい飲酒活動だった。
新宿で途中下車。タックスノットへ顔を出す。某有名演出家がご来店でした。その後、歌舞伎町で本田唯一さんと合流。そのへんからいい加減ベロンベロンで記憶障害。台湾料理の店で、ピータン豆腐を肴に呑んだような遥かかなたな記憶。例によって小滝橋通り、落合中央公園経由、新宿区四畳半。

■5月9日(金) 二日坊主?
40歳がコインランドリー。18歳とチャット。22歳とドトールコーヒー。4年目のティップネス中野。3452円で食料調達、消費税込み。
今日もビールを呑まなかった。今のところ禁断症状は現れていない。

■5月8日(木) 一日坊主?
3カ月ぶりに銀座R社へ出張校正。終了後の銀座徘徊計画は驟雨につき諦める。ティップネス中野。バイク60分。フライングステージ制作・梅莟様のところへ寄る。録画してもらったAMP版『白鳥の湖』ビデオ受け取り。ちょっとお話。
ふと思いついて「新宿区四畳半でビールを一人呑む」のを、止めることにする。期間:ひとまず今月いっぱい。目的:コスト&カロリー削減。思案のすえ呼び水になる可能性大につきホーム呑みも止め。「誰かとビールを呑む」「店でビールを呑む」のは、OKってことにしておく。うーんうーん、ほぉんと思い付きだからなぁ、一日坊主っぽいなぁ。

■5月7日(水) 『GO』/『ファイト・クラブ
金城一紀『GO』文庫版を読む。好き。映画を観る前に読んだらどう感じただろう。ページを繰るにつれクボヅカくんがどうしても浮かんじゃったから。「いつか、俺が国境線を消してやるよ」には文字面でもシビレっちゃた。クリスマスのくだりで母親が言う「だから、早く差し歯にしとけって言ったでしょ」って、こういう台詞も好き。
ファイト・クラブ』レンタルDVDで観る。ブラピかっちょええ。改めて気が付いた、咀嚼系じゃん! ガタイも胸板誇示系ではなく締まった系で垂涎。ボコボコ腹筋にも。そう第一目的は裸だったのよ。でね、中身は殴り合う男たちの男根主義的ロマンス物かなんかでしょ、と思ってたら、わーりとんでもない話。いい意味でけっこうキました。ビデオより、DVDでiBookで観るほうが画面小さくてもキレイに視えるのは、気のせい?
ティップネス中野で、筋トレとハリウッドヨガ・プラス。3階のレイアウトが変更になってた。チャリ漕ぎながらテレビが視られる配置に。逆にスタジオで躍動するエアロ男子視姦ができない向きになったのには不満タラタラ。

■5月6日(火) ヴァンデケイビュス
ヴィム・ヴァンデケイビュスWim Wandekeybus『In Spite of Wishing and Wanting』観る。ベルギーの振付家が監督したビデオダンス。CS放送をタックさんが録画してくれたものだ。
暴力的なスタイリッシュさが、とてもかっちょよかった。登場するパフォーマーは男性のみで、ゲイくさいシーンも。ちょびっと寺山ワールドを連想。また来日公演しないかしら。

■5月5日(月) 『あおくんときいろちゃん』/亀戸と下北沢
オペラシアターこんにゃく座『あおくんときいろちゃん』@亀戸カメリアホール観る。カワくんが出ているきいろぐみを拝見。こどもの日にふさわしく親子連れがほとんどの客席。
ほんわかと心の温度あがる楽しい舞台だった。登場人物三人がいろんな遊びをしつつ「オペラ恐竜」を組み立てると、レオ・レオーニ作『あおくんときいろちゃん』の本編が始まるというしかけ。とってもシンプルな出会いと交流の物語。その最後の「晩ご飯まで遊びました」というフレーズにちょっと泣けました。カワくんはもちろんずっと出っぱなし。グネグネ系の振りが滑らかで素敵だった。歌も芝居も「澄んで」いて胸響く。子供相手な遊びのおにいさん状態にとどまらないところにも好感。
終演後ご挨拶。1時間後に貸切公演もあると聞いてビックリ。お疲れさまです。
亀戸は以前KARASのワークショップで頻繁に来ていた街。ちょっと懐かしモード。佐野味噌醤油店にて念願の味噌を買う。ここのはうまいのだ。店員さんもみんな腰が低くて丁寧だし。サンストリートにも寄る。完全に地方都市にあるショッピングモールの休日状態。巨大無印良品を徘徊。
新宿に移動。ティップネスで泳ぐ。すごく久々。今日は肩が痛くならなかった。目の保養対象はエアロな時間帯だったのかほぼ皆無。
下北沢に移動。前に見かけてずっと気になってたKEMPELの7分丈ショーツをえい!と買ってしまう。サンクス前路上立ち呑みでたっぷり男子視姦後、ヴィレッジヴァンガード潜入。
駅前で郡司くん、森川くん、羽田さんと待合せ。役者同士での飲酒活動突入。羽田さんおすすめの分福にて。ほっこりできるこぢんまりした和食系呑み屋だった。芝居ネタより世間話をしたい放題(笑)。下北でバイト明けのクワくんも合流。わいのわいの。途中スリープモードもはさんで4時間近く、堪能。
新宿駅でちょろっとコンコース呑み。菖蒲湯は今年も逃してしまいました。鳴呼。

■5月4日(日) 中野駅北口路上呑み
夕方ティップネス中野。閉館間近に筋トレだけはやる。
ユニクロで衝動買い。7分丈パンツと半袖ジップアップ。最近買う服ったらユニクロのセール品ばかり、トホホ。
無性に路上呑みしたい気分で、中野駅北口に腰を下ろす。夏仕様チラホラな男子を視姦しまくり。土地がらゲイもけっこう通りかかる。バレバレ・エアロイントラさんとは目線バチバチ。『Skip』観ました!って声もかけられた。三枝嬢と今度同じ舞台に立つ女優さんでした。感謝。

■5月3日(土) 憲法記念日だわ
バーミックスで野菜ジュース初挑戦。小松菜、グレープフルーツ、それに蜂蜜少々。ドロドロで舌触りはジュースというよりスムージー。ま、これもあり。ビタミンもらった気分。
夏モードな一日だ。畳の木造家屋に住む快楽をのほほんと味わう。午後校正仕事到着。D社生活ガイド本中国。あんま役に立たなそう。
終わった頃ちょうど本田唯一さんから携帯メール。遅めの時間に新宿で合流。東南西北にて飲酒活動。1500円飲み放題を探してくれる流石の嗅覚に感謝。iBookで旅行の画像をプレゼンしてみたり。話す呑む呑む話す。コンパだかで賑やかしかったT大男子バレーボール部。塊としてはウマげ。個別はイケてなくてもね。
今夜はこれにて解散。僕はタックスに漂着。タックさんからヴァンデケイビスのビデオ借りる。松屋のカレー、小滝橋通り、落合中央公園経由で新宿区四畳半に。

■5月2日(金) 『響命』
旅行前に佐成くんからもらってたメールに何とはなしにレスする。山口小夜子がらみのイベントに近々また出るって書いてあったので、いつなの? なんて送ったら今夜だという返事。ひょー、なんたる偶然。ティップネス中野でハリウッド・ヨガ、筋トレ後、向かう。
恵比寿ガーデンプレイス・セッションズ『響命』を観る。屋外での無料イベントだ。階段にじっと座っているとビル風が吹き抜けて肌寒い。
大倉正之助能楽 大鼓)、山口小夜子(舞)、UA(うた)、金大煥(韓国パーカッション)、kujun(DJ)、藤乃家舞(アンビエンスサウンズ)の異業種交流パフォーマンス。
能、パーカッションのソロ後、4体の小夜子人形のうち一体が動きだす。あれ!と思っているうちに、ホンモノ(笑)の小夜子姫が御登場。例によって陶酔感含有グネグネ踊り。スペイシーな電子サウンドがBGM。佐成くんたちが本門寺のとき同様、大きな白い布を持って現れる。風をはらんだ布がはためきふくらむ横や下でグネり続ける小夜子姫。そこにUAの、それこそ「ウー」だの「ア−」だののボーカルパフォーマンスが重なり、さらには能の「ヨォー」「ハァー」が絡む。癒しムードとやらを表したいんだろうねぇぃ。僕的にはクスリッな場だったりして。けど、雨降りの本門寺境内4000円よりは段違いで面白がれたわ。
携帯に連絡があり同じく観に来ていた佐成ダンスな顔ぶれと合流。千佳ちゃん、今井さん、大平さんとライオンでビール。腰据えて会うのは去年夏以来。たくさん話して大生グビビ。

■5月1日(木) 起てバンコクの労働者
ロンドン日記仕上げてアップ。BGMはUnderworldのライブ盤「Everything,Everything」。昨日の筋トレで軋む体のままティップネス中野バイク60分。回転寿司3皿、蛸と鯵とあと何か。
さてと5月、何しようかなぁ。