ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

2003年8月の日記

■8月31日(日) 東洋組『水平線水道局』/康本雅子『脱心講座』
またしても、Yahoo!BBが朝一で不通。まさしく二度アルコトハ三度アルだわ。イライラしながらサポートに電話してモデムを1分切ったら復旧。しかし再発のおそれアリでモデムを交換することに。当然/しかたないとはいえ、サポート係員って漢字用語と過剰なほどの「ありがとうございます」連発で、かえって対応に誠意がみえなくなってる気がした。そもそもなくてもあるように顧客にみせるのがプロでしょ?とか(よけいなお世話)。
またD社ガイド本の校正が届いた。少ないのでさくさくみて、手元にある分まとめて発送。スッキリ。ティップネス中野で、筋トレとバイク30分。フリーウェイトエリアはすいていた。
大豆鼓ファームエラボレーション、東洋組公演『水平線水道局』@神楽坂ディ・プラッツを観る。ダンスをみたい!5回券使用。「リンゴ企画」で一緒だった金魚×10の横山良平さんからチラシをもらったので、どんなか覗きに行った。
チャランゴ、ギター、ドラムス、ピアノの生演奏と、舞踏男子二人による作品。局部のみ覆ったムラありの白塗りにて登場。裸男鑑賞はさておきー(笑)。前半は漂着物を構成した骨格のようなオブジェが、途中透明ビニールをはって鯨だかなんだかの姿になり、踊りはちょっと小芝居っぽい動きになる。船員イメージの最小限の衣装で。演奏がとってもアコースティックで心地よく、催眠効果大。そのオブジェがもう同情を誘うくらい段取り悪くはけると、後半は素舞台。そういえば、蛇口+ホースを加えて踊ったりもしたから、これが水道局なのね、とか。で、なんか舞踏ちっくに踊って〆て終わり。うーん、何がしたかったのかしら。ユルいおバカがしたかったのかなー

康本雅子『脱心講座〜フラチル編〜』@神楽坂・セッションハウスを観る。
『ラジパケ』つながりの康本嬢。なんだかんだで見逃していてやっと。短編を積み重ねた?初の長編。受付で片桐はいりさんとバッタリ。すごく久しぶりに生でお会いしたけど、ちゃんと覚えてくれてて嬉しかった。あのまんまの顔で出歩いているのね(笑)。
いんやー、かなり強烈でした。賛辞として「アホ」「バカ」を毛筆太字で彼女に贈りたい。ダッチワイフもどき付録添付の「脱心講座」ビデオ、野外犬プレイ映像、混線した桃太郎と舌切り雀を語りながらのダンス、死体プレイ映像などなど。ケイレン系としっかり軌跡を描く振りとがスピーディーにない交ぜとなる振りそのものも素敵だった。その集大成がラストのソロで、ほんと「アホ」「バカ」の向こうでの素敵さでした。「花は…」っていう、ボイスパフォーマンスとストリングスとのミックスの曲で、「リンゴ企画」でも他のカンパニーが使ってた曲でだったけど、今日の「使い方」が全然よかった。
全体的には間がもうちょっとずつ詰ったほうがいいかもだけど、これも味のうちのような気もしながら観てました。ブラボー!
共演は三浦宏之。思い切り別のダンサーと誤認してましたわ。長身で、坊主おっさん顔が振りのせいかミョーにクネリンクネリンするのがこれまたいい感じ。
興奮気味の乗越たかおさんと終演後ちょっと話す。近くにいた、輝く未来の、今をときめく黒田育代さんに改めて紹介された。前にワークショップで一緒でしたねん。
大久保でナンプラーを買ったついでに…(ついでか?)。

■8月30日(土) MONO『京都11区』/「京都詩人東入リ西荻下ル」
昨日の日記で書き忘れたこと。稲生座からの帰り高円寺駅で少年マルタこと谷口くんにバッタリ。友達のオールナイトライブを観に、知合いと待ち合わせだとか。現れたのはおフランスの方でした。握手して名前を聞いても聞き取れんかった(笑)。
Yahoo! BBトラブルは、24時間の服喪の結果なんだか復旧しました。あー、やっぱりわけわからんなー。それにしても、“Yahoo! BBによる東めたユーザーでの人体実験”の苦い思い出があるもんで、サポート係員にどうも冷たく当たってしまう自分がイヤになってくる。
マチネ、MONO『京都11区』@新宿・紀伊國屋サザンシアターを観る。
実はこのコヤ初めてだ。書店としての紀伊国屋タイムズスクエアにまるで興味がない、むしろ嫌悪感さえ抱いているからか、足を運ぶ機会がこれまでなかった。劇場に入った瞬間の印象は“会館…”でした。席は最前列。物販コーナーにTsuchiproの土屋士さんがいて、あいかわらずイイ男。
で、芝居なんですが、例によってMONO御得意の?恒例の?世間一般から対立して篭城してしまう人々の話、でした。今回は堂々地元・京都を舞台に、歴史建造物を守る人たちの物語。そこに、フィクションではあるけれど明らかにリアルな最近のダークな事件からのスパイスが振りかけてあった。
うーん、ここの僕的見方は、微妙に関西間(ま)な口悪くいえば泥臭い役者たちの演技を楽しむ、なのだ。その意味では水沼健、尾方野宣久あたりを中心に全然オッケーだったのね。例によって微妙にねじくれた会話にも脇くすぐられたし、なんだかオチてるんだかオチてないんだかわからん境界線なギャグも僕にはツボだったし。けどねー、今回の作品はどうも全体の体温が低いっちゅうか、笑わせて落とすの振り幅がイマイチ小さいというか、そんな感想を抱きましたです。

夜、ハレマナ・カフェ@西荻窪ハートランドへ。「京都(みやこ)詩人東入リ西荻下ル」と題して、エスっちこと豊原エスさんと、3Kのひとり小森岳史さんのリーディングだ。
いつものハートランドでのリーディングは、店奥のカウンター前がマイクポジションなのだけど、今日は、入口道路側になってて、新鮮だった。通りがかった人と客席とが目が遭ったりするし、狭い商店街をムリクリ走るバスも視える、終わり際には資源回収のクルマまで寄ってきた。こういう開け放った風が抜けていく場の雰囲気は、好きだな。
二人のリーディングはほのぼのした気分で聞けました。並んでマイク前にいるなら、トークタイムとかもガッツリあってもよかったかもね。
今夜もいろんな人と会えて嬉しかったわん。チョンミョン、愛しのカワグチタケシさん、村田くん(10月よろしくねん)、さいとういんこ姐とはちょっと話し込み、タロット占いの美音姐も久しぶりー。見かけない若い男子クンがいたのでカワグチさんをしっかり誰何しに派遣(笑)。実はポエトリーカレンダーの新人スタッフでした。そんなこんなで、大盛況な明日クローズのハレマナ・カフェ。トロピカル・カレーのミニサイズを食べて、もちろんビールもいっぱい呑んで、カワグチさんとお暇する。

■8月29日(金)『幕魔』
ネットに接続できない。朝一起動でNGなのがこれで三度目。しばらく放っておくと勝手に復旧してはいたが、今朝はYahoo! BBのサポートに電話してみた。あれこれ試してもダメ。モデムの電源を切って24時間経過しないとIPアドレスが再び取得できない云々というのが、担当ニシカワくんによる結論。うーん、まるで意味がわからんヨ。東京電話の使っただけインターネットでメールチェックはかろうじて。
D社ガイド本ソウル、ガシガシ校正。店紹介のぺージなので赤い料理写真が続々。うー、韓国食べ歩きツア−行きてぇ。
ティップネス中野、筋トレ。バイクは15分でタイムオーバー。
『幕魔 〜芝居ト音ト怪ノ狂宴〜』@高円寺・稲生座を観る。間宮結嬢にお琴のヒハラフミヘさん出演、と去年の『G8』つながりだ。会場は小っちゃなミニライブハウス。さすがに満員だ。
ざっくり言って一人芝居三本立てだった。貧乏文士の妻による愛憎のホラー?やら、女郎が語るそれこそ“気分がわるくなる”ようなエピソードやら、濃ゆーい、ほいでもって和装な時間を堪能。ヒハラフミヘさんの琴+謡+台詞でのパフォーマンスが、さりげなくヘンで好きだった。オフィーリアの台詞が琴にのせて謡われたり、ライブハウスのカウンターの向こうで皿を数えるお岩さんを演じて見せたり。
あと観ながら、一人芝居の「話法」について考えてしまった。話の仕方そのものじゃなくて、「直接話法」「間接話法」とかのことだ。「一人称」で語るのか「三人称」で語るのかの、その違いについて。
女郎モノの語りを演じた市川はるひさんを、どこかで…と思ってはいたらば、先月の流山児の寺山モノを観たとき、藤田洋クンと一緒にいて、ご挨拶した方だった。終演後、赤いお衣装のまま声をかけられてようやく気が付いた次第。すんません、女子認識能力が著しく低くて(恥)。

■8月28日(木) 文字追い稼業三昧
有価証券報告書残り2本校正して宅配便で発送。今日の荷物は最低料金の重量を明らかに越えていた。いつものコンビニに持っていくと、顔なじみのオバチャン店員(てか元酒屋系なオーナー)が、「いいわよ、いいわよ、量ると越えちゃうから」と言って、はかりに載せもせずに受付してくれた。ラッキー。馴染みのコンビニって感じだ。その帰り道には、新宿区四畳半すぐ下の道で、マットーニャウメこと梅木さんとバッタリ。
朝いきなりバイク便で届いたD社ガイド本ソウル。先方もそろそろお尻に火がついてるらしくて、「巻頭特集ページは特急で校正お願いします」とある。ハイ、ワカリマシタ…。どうにか片付けて、夜、高田馬場の編プロまで直接届けに行く。養老乃瀧落合店でサッポロ瓶ビール&ゴーヤチャンプルー

■8月27日(水) 視姦欲
有価証券報告書2本校正。まだ初校段階で今年の数値はブランクのまま。この後再校とかになると、脂汗滲むくらい数字のアカが入ってくるのよね。うへぇ。
ティップネス中野、しばらくぶりのハリウッドヨガプラス45。相変らずキツめポーズが多くてコアに効いてる気になる。ピラティスももっとやりたいな。バイク45分、MTVムービーアワード2003を視ながら。
ああ、進行役の彼が、噂?のジャスティン・ティンバーレイクくんなのね、とか。もう一人のショーン・ウィリアム・スコットのほうが細身でイケるかも、とか。 
あるいは、ここ数日断片的に視る世界陸上の映像。末継と為末が名前的にゴッチャになっていたが、ハードルが為末ね、とか。腹筋パッキンパッキンの大クンね、とか。上半身裸疾走映像脳裏焼き付け済、とか。高跳びの仔犬系澤野大地クンも要チェキだわ、とか。視姦欲衰え知らず。

■8月26日(火) 本日の消費量350ml
コインランドリー。在宅校正。有価証券報告書。やや頭痛。D社ガイド本ソウル引き続き。夕方、ティップネス中野、やさしいバレエと筋トレ。今日は自分的にはしかと意識を維持しながらバーが持てた。せめてこの調子を最低ラインにしておかないと。サミットで食料調達。「ウォーターボーイズ」リアルタイムで視る。冷夏のささやかなお愉しみもそろそろ終盤。

■8月25日(月) とりとめない
夜、ハレマナ・カフェ@西荻窪に出かける。話子さん、リサ嬢、それにちょうどチョンミョンが来てて、いい感じにまったりしているところだった。ビールと薬膳気分なカレーをいただきながら、なんやかんやとおしゃべりする。とりとめない話題でゆっくり。和む。
丸ノ内線に乗り継いで、青山さんママのタックスノットへ顔を出す。名古屋から来ているちび太と、昨日に続き遭遇。金丸さんにセツオ、ヨシカワKてなお馴染の顔ぶれで、これまたとりとめない会話とビール。終電1本前で帰る。

■8月24日(日) 東京レインボー祭り
校正ちょろっとして発送。ティップネス中野、筋トレとバイク60分。
東京レインボー祭りに行く。いわゆる「二丁目祭り」だ。今年はパレードがなく単独開催だけれども、人出は盛況。出店をひととおり観て歩いてそれだけでもう人混みに降参。パフォーマンス鑑賞は断念してしまう。で、いつもの場所での路上呑みスペシャル編を実行。花園通りの交差点で交通整理にあたる警備員さんたちのご苦労を垣間見ながら。もちろん、露出度この夏最高値なイケメン視姦もガンガンにしながらね。
いろんな人が立ち寄ってくれました。深謝。アーンド、ティップネスで見たことある顔も多数目撃しました(笑)。浴衣な装いが多くて素敵でしたわん。最近は、迷彩柄とかもあるのね。
で、例によって前後不覚に。ビルの合間から左半分かすかに視えた花火が上がった後も、ガンガン呑み続けた報いやね。途中誰かに起こされた記憶おぼろげにアリ。気が付いたら午前2時だったりしました。うーん。ちょうど新宿にいるというMTくんと会って、トホホな朝帰り。爆睡。

■8月23日(土) 水と油『急降下』
水と油『急降下』@世田谷パブリックシアターを観る。
いやぁ、楽しかったなぁ。目眩寸前なばりばりのテクじゃなく、4人が“落ちる”をモチーフにどこかおもしろがって舞台にいるさまが、伝わってきたからか。前から2列目のかぶりつきだったのもラッキーだったし。すがぽん&ももこんが、トゥー・ラブ・アゲインをBGMに踊るシーンとか、さもないのだけど好きだった。じゅんじゅんソロはもう流石の一言に尽きる。ま、欲を言えばどこかひとつカーンと当たるシーンがあると印象がグっとしまるだろうな。
同じ回を観ていた森川くん&いわいわと、二夜連続の飲酒活動。三軒茶屋すずらん通りの居酒屋・桃太郎にて。ゆっくりと話しながら僕は黒生ールをグビリグビリ。

■8月22日(金) ビアガーデン→外席餃子→魚民
「今日しなきゃならないこと」が見事に一切ない一日。曇天とはいえ今年には貴重な夏の日。三浦半島の先っちょの鄙びた海岸にある釣り宿まで行ってどってことない天丼とビールを食す小旅行や、田中一光回顧展@東京都現代美術館にそそられるものの、ココで新宿区四畳半で、大人しく過す。
夜、本田唯一さんと呑む。まずは中野サンプラザ根元にあるささやかなビアガーデンにて。吹き抜ける風がもはや秋だけど爽快。本田さんが来月から撮影に入ることになった映画のことなどを肴に。どうやらここの名物らしいチーズ入りコロッケ200円がジャンキー系なれど旨い。
中野北口の“横”の通りをいくつか徘徊。ノンジャパ感を改めて堪能。三番街の外席ありなラーメン屋にて、ヘンに辛い餃子とビール。そうこうするうちに藤原紀香主演『OVERSEA』鑑賞帰りな、森川くん&いわいわ合流。料亭転じての魚民へ4人して突入。さすがに僕は途中寝たりしちまいましたが、なんだかおもしろかったわん。

■8月21日(木)「洞察ノ放ツ衝動」
なんと3日連続の出張校正。だから天候不順なのね。久々なR社@銀座にて雑誌の特集記事。いつもより量が多くて、今日は時間がかかるわ…ダンスに間に合わないかも…、と思いきや15時にはあっさり終了する。やっぱりオイシイ現場。余裕で神楽坂へ移動。
「洞察ノ放ツ衝動」@神楽坂die pratzeを観る。ソロ3作品+メインの小公演企画。開演16時。
セッションハウスの伊藤直子さんやらスタッフの皆さんが来てらして、ご挨拶。なんだか「リンゴ企画」以来すごく距離が縮まった感覚で嬉しい。
登場するダンサーたちがビデオカメラを設置したり、お客さんと気軽に話をしていたりで、なんだか緩いモード。わるくない。当日パンフによると「照明や衣装とスタッフワークを排除しダンサーの身体だけがそこで動く、もっともシンプルなものです。最小限の照明の中で生まれるダンスをみてください。」とある。マジで照明は劇場の蛍光灯を点け消しするだけだった。こういうのもわるくない。しかも早割り予約で700円だったし。
一番素敵だったのは『無題』野和田恵里花。以前から知ってるダンサーで、最近は産休だった彼女。サングラスをかけて柔らかにすんなり、それでいてしっかり彼女の持ち味である線の太さを活かして踊っていた。半透明オレンジのうきわと踊るシーンも、説明できないけどのんびりけれどきびきびした加減が好きだったな。
こうなんだろうね、曇ったやや蒸す夏の午後に、すん、とそこにいた彼女の印象がふんわり/強烈に残るような、そんなダンスだった。空舞台、蛍光灯、ただの黒衣装で踊ったからこそ、逆に視えてきたとも言えるんだろうな。
松本大樹振付のメインは企画と同じ作品名で、女性ダンサー×2+彼自身で踊られる。白いワイシャツを脱いだり叩きつけたりする振り、ややカンに触るリフレイン系の音楽などのせいか、“実存の不安”みたいなダンスに感じられた。唐突に能美健志が以前パークタワーホールでやった作品を思い出したのは、テイストが似ているからか。松本大樹の肉体性はとてもドキドキなのだが、作品世界はうーん、イマイチ。
あと、決定的に確信したことは、この作品は、ちゃんと照明付き衣装付きで踊ることをどこかに想定しているんじゃないかってこと。今日は都合によりありませんが…って感じがしちゃったな。
余談。どうでもいいけど、松本大樹って僕が観る限りいつも必ずタンクトップ着てるのね。本番でもリハでも。スジ筋フェチにはたまらないとはいえ、「タンクトップが好きなのか」「タンクトップを着るのが好きなのか」「タンクトップを着ている自分が好きなのか」と、まるでどうでもいいことをシミュレートしてしまった。
ティップネス中野で、筋トレ、バイク45分。スタジオのガラス越しにルナちゃんが手を振る。中野駅北口でロング缶1本。
連れ立って浴びにきた20代前半な若年男子のうち一人色黒スリ筋くんに動悸高まる銭湯視姦。

■8月20日(水) akta
教科書系出版社へ出張校正。ついに、というか、とうとう、というか、中学・地理の教科書が回ってきた。図表類のチェックだ。最近の教科書ってば、オールカラーでしかも大判、色を塗ったりする作業帳も兼ねているのねぇ。とっても新鮮、そんでもってモノがモノだけに気楽にドキドキもしましたー。
ティップネス新宿で競パン活動(笑)。アクアウオーキングして、平泳ぎ&クロールでゆっくり往復。ああ、爽快。視姦活動も当然。
ニチョ路上呑みする。張クン(旧・ハスラー・アキラくん、メロディアス嬢)が通りがかって、レインボーリングが運営するコミュニティ・センター、akta(アクタ)に誘ってくれた。手作りでできたてホヤホヤ。白を基調にした木床のステキな空間だった。ビール持ち込み状態で張クンといっぱい話をする。ここでリーディングもしたいね、なんてことも言ってくれた。未光ちゃんやら関係者がぼつぼつと現れはじめた頃お暇し、再び路上呑み定位置へ。後はのほほんと呑み耽ける。
ちなみに今年はパレードはないけど、24日(日)に東京レインボー祭り、いわゆる二丁目祭りは開催されます。二丁目仲通りが巨大ビアガーデンつか、カマカマしい雑踏に変わるわけやね。好天祈願!

■8月19日(火) せめて踊らされずに
駅のゴミ箱から拾って読む日本経済新聞。開くと文化面がギリヤーク尼ケ崎でびっくり。御年73歳とあり時の流れを痛感。っても法政のキャンパスで観た、情念炸裂なじょんがら踊りも20年前の話だから当然やね。
市谷へ出張校正。15時過ぎに難なく終了。マンセー
ティップネス中野へ。間に合わないと思ってたやさしいバレエにも出られた。ただし、本日注意力散漫なり。体のあちこちへの指令がちゃんと届いてない状態だった。いかん。それに右手でも左手でも前に立ってる人が、音痴に動いてるせいもあったしな。うーん。
ティップネスでのバレエは「何もせんよりは」というスタンスだ。もちろん、僕は全然初歩中の初歩。身の丈の《外》にある動きをある意味強制される時間というのは、いろいろと有意義だ。KARASに代わる、またしばらく腰を据えられそうなダンスのワークショップがそろそろ欲しくなっているなぁ。
その後、筋トレ、バイク55分こなす。ロッカー室前でオカベさんとバッタリ。中野駅北口にてロング缶1本呑んで撤収。

■8月18日(月) 本日の消費量1350ml 
曇天ながらも、これ以上溜め込めむことあたわず、で、コインランドリー決行。とりえあず降り出したりはしなかったので安堵。
B誌原稿、ほぼ書き上がってるくせに手直しが自分的に迷走してしまい時間を喰う。
昨日作った鳥手羽元と苦瓜の酢っぱカレースープ。これに3食100円の中華ソバを投入する。酢の酸味が一日経って落ち着いてて、我ながらいいお味でした。
午後、高田馬場の編集プロダクションへ直接納品する。帰り道の西友にて買い物。いつも行く東中野のサミットより全般的に安くめで、最小限のつもりがついつい買い込んでしまう。切らしていた玄米をライフリーで補充。
夕方、メールで届いたばかりのB社通販本原稿の校正。さくさく済ます。これが最終分だ。
ゆ〜ザ中井へ。見事にシルバーな光景。ゆっくり湯船に浸かって微妙に張ってる背中や足まわりを労ってみる。今度、おふろの王様@光が丘とかハッテン目当てじゃなく(笑)、行ってみたいものだ。
行ってみたいネタは数あれど、最近気になってるのはここ。神楽坂にて一献傾けたく候、って気分。

■8月17日(日) 「肉食動物の集い」
朝からちゃんと起きて校正労働。夕方ティップネス中野。高濃度なオカマエアロ時間帯だった。筋トレ、バイク55分。
かなり思案したものの、小雨降るなか強引にニチョ路上呑み突入。やはり強引だったわ。シャッター前ではからずも売り専くんと並んで立ち呑み。TOGETHERご一行、早瀬くん&桜さん、ツヨシさんが通りがかる。何も知らずに声をかけた子相手に、新人売り専くんが語る業界トークがなかなか興味深くて、耳をそばだてる。
気付かず通過したクワくんにメールを打ったところへ、本田唯一さんから入電あり。間宮結嬢、星座の山名くんともども合流する。間宮嬢は浴衣姿だった。やや寒そう。
いきなり曙橋へ移動。ピンク映画関係者の集まる納涼会に突入する。お部屋のセットになったスタジオにて、盛況の呑み会はすでに轟々たる様相。前に本田さんがハレマナ・カフェと比較して「肉食動物の集い」と表した、まさにそんな感じ。あるいは「男の世界」ね。男にはノンケと要ルビ。
僕はいい意味で何の利害関係もなく、1000円ポッキリの会費を払って、あとは好きに呑み食い、そして獣たちの生態観察を楽しむ。タイカレーが美味だった。ちょこっとライスがあればベスト。ひとり男優さんで男前系のおいしそうなのがいたわ。既にしてオカマうぜぇ視線されちゃったけどさ。本田さんの友達で、池島監督の薔薇族映画ご出演のショウイチさんともちょこっと話す。下元史郎と色華昇子嬢が話し込んでいる姿が印象的でした。
いんやー、思わず「巻き込まれた」(笑)酒の席ながら、堪能しましたー。

■8月16日(土) 降り止まぬ雨
朝呑み二度寝起床は午後。降り止まぬ雨。気怠い校正労働。銭湯。チャンネル徘徊しつつ懲りず浸る麦快楽。ETVスペシャル「さまよえる戦争画」が興味深かった。

■8月15日(金) 大阪シンジと会う
うーん、たとえていえば“石橋を叩いて渡る”な校正労働とか。D社ガイド本ソウルの成田・関空関係の電話番号。イタ電モドキで確認作業。あーん、飛びたくなっちゃうわ。
ティップネス中野で筋トレ。ロッカー室でもあそこまでちゃんと緊った体はなかなか、な男子の裸体を拝観。お尻までチョコレート色に日焼け済み。
大阪から遊びに来ているシンジと三丁目スタバ前で待合せ。まずは呑者家で軽く呑む。会うのはほぼ2年ぶりだ。なのだけど、不思議なもんだね、お互いのサイトをチェックしているもんだから、久しぶりな感じがしないのだ。それはいいのかわるいのか。ほいでもってネットからじゃわからん話をいっぱい聞く。一重目低音関西弁には相変らず弱いババア。
その後二人して、彼的“聖地”タックスノットへ。小一時間ほどいて、ネットアイドルな(笑)彼は、別の知合いとの面会で中抜け。11月待ってるわよーん。で、僕はといえば、タックス後から意識混濁。どうも小雨振るなかニチョ路上のみを強行した模様。ハレマナカフェから新宿スポークン・ワード・スラムへ向かう愛しのカワグチタケシさんとメールのやり取りしたり、本田唯一さんから携帯コールがあったりしたものの、なんだかもう前後不覚ヘロヘロ状態。帰巣本能だけを頼りにどうにかこうにか中央線下り最終三鷹行きにて新宿区四畳半へ。

■8月14日(木) 雨読
B社通販パンフレットの原稿校正。Wordで届いたテキストをプリントアウトして作業する。こういうどーでもいい(失礼)印刷物にも「用字用語のルール」なんてのがあるのねぇ、とかえって疑心暗鬼。そんなところへD社ガイド本ソウルがドカンと届く。ほひー。食らいつくように素読みする。合間抜け出してTHと会う雨中。体脂肪率ゼロ感に悶絶。なんだかんだで暮れるまで雨読な一日。三食自炊だったしね。
夜、ティップネス中の森川くんからメール着信。中野駅北口で合流し、いわいわと三人で魚民にて酒部活動。和な演出のアプローチや旅館のような階段、広めの通路が、元なにかだったビルを丸ごと転用しましたって感じだった。あとでネットで調べたらどうも澤仙という割烹料理屋だった建物みたい。って、出るのはもちろん全国均一な魚民メニューなんですけどね。いろいろ食べて生ビールとクラシックラガー呑んで、いろいろ話す。中央線上り終電で東中野帰着。まだ雨降りだ。

■8月13日(水) 大量チャージ
B誌原稿書き。といってもNG分を手直しするだけなのであっちゅう間。ティップネス中野。筋トレ、バイク60分、オサムちゃんとバッタリ。中野駅北口にて路上呑み。ノンケ男子エキスを視姦で大量チャージ。

■8月12日(火) APE『Check in/out?』
ティップネス中野、やさしいバレエ、バイク15分。ロッカー室を出ると既にして足外側の筋肉に鈍痛。
APE『Check in/out?』@麻布ディプラッツを観る。3月に続いて二度目。客席は、楽の会・清水さん、ハイウッド・根木山さんと横一列。満席。
「ホテル」でまき起こるさまざまな断片をパフォーマンス化してみせた作品。3月のより踊りっぽくなくなってた。かといってマイム技駆使でもない。ざっくりいえば台詞は吐かないまでも表情豊かに演技している感じ。もちろん、その演技はガンガンに流れる煽り系音楽にのっかってて、明らかにデフォルメされたものなんだけどね。
しょっぱなから、ことさらにモヒカン頭な楠原竜也くん(勝手にくん付け、以下同ね)のベルボーイ姿に惚れ惚れ。ベッドイン直前の落ち着かなさを、バスローブを着て、床まで転がったり跳ねたりでみせたシーンがとても好き。岩渕貞太くんのスジ筋具合&さりげない踊りのキレ、原田悠くんのやや切ない系表情もそそられる。現役大学生・松本武士くんにいたっては爽やか健康優良児っぷりが、もーお、ただただかわゆくて。
なぜか泊まり客の夢に現れるバリ舞踊やら、タオル腰巻き姿でうっかりドアの外に出て閉め出されるシーンやら、フィットネスジムのシーンやら、男子脱ぎも多くて、ただニマニマするばかりの色惚けババアなり。
2000円でこれならもう全然思い残すことはない。んだが、敢えて思ったのは、もっと常軌を逸した/もっと常識を踏み外した「APE HOTEL」になったら、どんなにおもしろいだろう、ってこと。ダンスをメインにすえたパフォーマンスだからこそ、もっとできるような気もしたし、そんなAPEも視たいという欲求にかられた。
小雨が降ってなければ当然のごとくニチョ路上呑みな気分だったけど、養老乃瀧落合店でガマン。お盆で空いてた。

■8月11日(月) 相似形 
教科書系出版社へ出張校正。10時に行ったものの、連絡ミスと出校遅れで実際に仕事を始めたのは15時近く。それまでずっと待機よ。暇つぶしのオカズを持ってなかったもんだから、もう悶絶だったわん。モノは財務分析とかでさっぱりわからん分野。それでも17時には終わっちゃうあたりが、ステキな現場。
ティップネス中野で筋トレと、バイク55分。中野駅北口で路上呑み。夜は全然涼しい。てか、今年の暑さは僕的には物足りない(笑)。
同じような日常が、一日一日と先延ばしされているだけの感覚。ま、ドラマじゃないからね。

■8月10日(日) 夏な日曜日
夏な日曜日。ゴロゴロだらだら。夜、ニチョへでかける。Quater@CUBEへ。クラブ活動はほんとご無沙汰、といっても今夜はショウ目当て。ラインナップは、メイリー・ムー嬢、ピンチヒッターなアルピーナさん、そしてジャスミン姐。アリアをバックにまさしく“○チガイに刃物”なジャスミン姐のショウは、彼女の独壇場でした。
いつものポイントに移動して路上呑み開始。歩く道すがら会ったティップ中野での知合いアキヒロさん、べーさん、UC時代の知合いの彼氏・南国系ノブくんなどとの遭遇を楽しむ。グンジくんが合流してくれて久しぶりに話し込む。日曜だけど休暇中な人が多いのか、けっこうな賑わいで、視姦し放題。浴衣姿もちらほらと。タックスに顔を出してから、終電三鷹行きで帰宅。

■8月9日(土) 本田唯一さんと呑む
台風10号襲来。特に出かける用事もないので部屋でダラダラ過す。「ウォーターボーイズ」ビデオ。名刺のプリントアウト。落合さんからデータで!送られてきた台本。iBookiMacをつないでバックアップ。
新宿紀伊国屋前で本田唯一さんと待ち合わせて飲酒活動。まずは東京大飯店ビルにある食べ放題飲み放題の店へ。台湾あたりからのツアーの食事処になってて、老若男女ノンジャパな雰囲気でごったがえしておりました。肉を焼いたりしゃぶしゃぶしたりしながら、ビールをぐびび。カレーが案外おいしかったりして。その後、タックスノット、とのやま、路上呑みと本田さんと一緒に巡るにつれ、記憶は霧の彼方に…。

■8月8日(金) 珍しく二日連続出張校正
早起きしてコインランドリー。明日は台風みたいだし。
二日連続なんてさらに珍しい出張校正。教科書系出版社。本日のお題は7月に発売されたばかりのアメリカ史本なり。おそらく増刷するんでその前に校正をかけようって魂胆らしい。お堅い感触なので誤字・脱字なんて出やしないんじゃないかしら…と思いつつ取りかかると、あるわあるわ。それも笑えるものまで。社食の沼津産アジの干物定食美味。3人がかりだったので4時過ぎには余裕で終わっちまいました。
やや眠気引きずりつつティップネス中野へ。筋トレ、バイク55分。NumberのU-23特集を読みながら。末續慎吾北島康介大久保嘉人セレッソ大阪)のインタビュー記事に思いのほか引き込まれた。
中野駅北口で路上呑み。34缶・ロング缶各1本にて撤収。荒ぶる風。

■8月7日(木) 珍しく出張校正
珍しく、って珍しくじゃ本当は困るんだが、出張校正。某教育産業誌の編集部にて、法科大学院の受験情報の校正。概略なのでちょろい。ひーろくてみーんな暇そーにしてるオフィス。担当者のデスクに座ってパソコンで検索とかしてました。一緒だったHさんから校正会社内のクチコミネタをいろいろと。
夕方、部屋に戻ってD社ガイド本釜山、最終分の校正。まとめて、あたふたと高田馬場の編プロまでデリバリ。盆休み明けから今度はソウル編が決まっていてそれのごアイサツも。SJの部屋に寄っていく。
養老乃瀧落合店へ。お通しのタコキムチ、ゴーヤチャンプルーを肴に養老瓶ビール1本をノンビリ呑む。隣のカップルは帰り際、「まだ箸をつけていないから」と、オンナが肉豆腐の鉢をぞんざいに寄越してきた。アンタらの食べ残しをなんでアタシが口にせなあかんのよ!と無礼さといきなりさに呆れる。「足りてますから結構です」と皿を押し戻した。咀嚼系キリリ顔のホールスタッフ男子で機嫌を直す。

■8月6日(水) 上杉貢代・黒沢美香・堀江進司『東京ロケット』
校正労働少し。ティップネス中野、ハリウッドヨガ、筋トレ。
上杉貢代・黒沢美香・堀江進司『東京ロケット』@麻布die pratzeを観る。連続企画「ダンスがみたい」の一環。5回券を買っちゃいましたー。
東南アジアツアーから帰国直後のカワくん、それからいちおう(笑)お初なジュンイチくんとちょうど劇場前で合流。美々ちゃんが席を取ってくれていたのでその横へ。後ろはまたまた堤さんでしたー。
言ってみれば、異色な組合せな手だれ熟女ダンサー二人と、ホリエさんとの即興作品。まったくの素舞台で繰り広げられる一本勝負だった。どう転がるか読めなくて、その意味では刺激が強い。3つの組合せで“二人ずつ”が絡む偶発的瞬間が、ねじくれたエロスを醸していてソソられた。白塗りの上杉さんはドラァグさんみたいな出で立ちで、ステキにすっくとソコに在た(いた、とルビを敢えて)。黒沢美香のいけしゃあしゃあっぷり、あるいは観客どうだっていいわよ系は、もはや現代美術の域にまで達していると確信。そんな二人と対峙するホリエさんは、自らを投げ出す/差し出すかのような踊りようが印象的だったな。
終演後、劇場のミニ・バースペースへ。カウンターの男性から声をかけられて数秒誰だろう?と考えた。セルフ23の吉村二郎クンだった。大学劇研時代からの知合いで、直接会うのはもう何年ぶりだろう。懐かしい感動。ナマ山口小夜子をチラチラ視つつ、ホリエさんを囲んでお話。お疲れさまでした!
その後、新宿に移動して、カワくん、ジュンイチくんと東口のHUBへ流れて、も少し飲酒続行。珍しく明日出張校正が入っていたので、僕は程よき頃にお暇する。

■8月5日(火) Radio Kinesonus Live
朝一番で散髪に。ソフトモヒカンからスパイクに路線変更。スタッフくんとちょっと疲れるくらい会話しながら刈ってもらう。スッキリ。午後、校正労働。
夕方、代官山・クラシックスへ向かう。その道すがらにあったFCUKでセール品のノースリーブを衝動買い。
初めての箱は、木造っぽいカフェの地下にあった。思ったより小ぢんまり。壁も木床も生成の白っぽい空間で、黒やコンクリ・グレーに慣れている身にはやや戸惑い。すでに粉川さんはじめ他のパフォーマーの皆さんが、黙々と機材をセッティング中だった。僕はストレッチしながら、そんな見慣れない光景をボンヤリ眺め、今夜この場所でどう踊るかを思案する。機材を脇にどけてもらって踊るスペースを作ってもよかったのだけど、それにしても知れた広さ。逆に各人各様で並ぶ機材や配線コードがオブジェのようだったので、その正面奥にイスを置いて、あえて狭い場所で踊ることにさせてもらう。
途中一度上にあがってみると雷雨。案の定とはいえものすごい雨足。しょぼい夏感ひしひし。
ゆるゆると開場。東経大で知り合った坂和くんや、6月のパフォーマンスのとき帰りの電車で話をした、超カワイイ系ナガヤスくんなども。Radio Kinesonus Live vol.1開演。
やや体が冷えがちなのを暖機運転しつつ、初めて聴くノイズ系サウンドアート(という表現でいいのかな)を楽しむ。僕的におもしろかったのは、小山内裕義クンと粉川哲夫さんの非・打込サウンドなお二人。
小山内くんは、各種の鎖、音叉、徳利と猪口&砂(か何か)、といったラジオ劇の効果音みたいなテクで即興サウンドを作っていた。どこかまことしやかな感じと、その手もとを黒い箱で覆ったところがなんとも怪しくて、よかった。
もっとも怪しいといえば、粉川さんはそれを上回るもの。発信機から小型FMラジオに電波を飛ばし、そのアンテナ近くで手を動かすことによって偶発的に生まれるノイズをミックスする。そんなパフォーマンスが、今夜は薄暗い照明の下で行われて「怪奇FM博士の地下室」(勝手な命名)な佇まい。雑音を制御して宙を動くその手は、音と逆方向にリンクしているわけで、単なるダンスの「ネロネロ動き」とはまた違ったものが視えて、刺激的でありました。
僕のダンスは、粉川さんの直前にサクっと。例によって格好は黒ケツワレ一丁+首輪(あらかじめイスに置いておいて、舞台上ではめた)。ちょっと体の温めが不十分で、出だしのパワー不足を反省。イスにのぼって、後ろのブロック壁に張り付いてみたり、刈ったばかりの髪をジョリジョリさせてみたりもしつつ、即興でグネってまいりましたです。またしても無謀に無音だったけど、途中外から鉄板を叩くような音が聞こえて、思わず耳をそばだててみたり。
自分の出番が終わるや否やビール呑みまくり。箏をやってるカウンターの女子が話しかけてくれた。クラシックスのオーナー氏とも話す。旧・アスベスト館方面な舞踏パフォーマンスも今後予定されているそうで、アートにご理解のある方だった。
終わって外に出てもまだ雨降りでやや呆れる。並木橋経由渋谷駅近くまで一同歩き、沖縄料理+レゲエの店にて打上げ。生オリオン美味し。オーガーナイザーの長谷川さん、お疲れさまでした。無事、終電リレーで東中野帰着。

■8月4日(月) きっと箸の日
汗だくで目覚める煎餅布団の朝。正しく夏の朝。のんびりと過す。ティップネス中野。しばらくぶりのマットティラピス、筋トレ、バイク60分。バイクエリアの前に設置されたモニターで、8つのチャンネルが同時に観わたせるカーディオシアター。そのいっぺんにって点は好き。ただし部屋でも観たいチャンネルは、MTVくらいなもん。
ニチョ路上呑み突入。平日の疎らな通りとはいえ、露出度かんなり高くってしっかり男子視姦呑みできました。6月の東経大でのパフォーマンスを観に来てくれた人が偶然通りがかる。アイカちゃん登場。横に座って、ハッテン電車体験談をいっぱい聞かせてくれた。なんだか結局お友達になっちゃうんだって。それはそれでステキな技術よね。青山さんタックスで1本だけ呑んで帰宅。
水曜まで地元の銭湯が夏休みで、ゆ〜ザ中井へ。さすがに遅めの時間で賑やかでした。あー、いつまでも汗が引かないわ。

■8月3日(日) リンゴ企画本番
朝、明らかにうなされて目が覚める。リアルな夢、舞台で台詞がトンじゃう夢。本番の朝なんぞに一番視たくなーい夢だ。12時に神楽坂セッションハウス、劇場入り。出演者、一番乗りだった。
あとはもう、ひたすら「入れた」ばかりの台詞をぶつぶつ朗々ボソボソこそこそと、リピートし続ける。ストレッチしながら、ロビーのイスに座って、楽屋の隅にうずくまって。そんな時間。脳が過熱しまくってる。とにかくいっぱいいっぱいアルヨ。
割り充てられた25分の場当たりで台詞部分だけは通してやってみる。もうヤバイくらいただ言葉吐いてるだけ。禿しく失意。こういうときはとにかく「キチンと客席に語りかけること」だとを肝に銘じる。
やや遅れて、それでもスムーズに始まった全体を通すゲネプロ。さっきよりは余裕で台詞が出て、ある意味ホッとする。それでも油断大敵。客入れギリギリまで反復し続ける。耳栓して脳からこぼれ落ちる言葉をとどめたい気分。
客席は盛況なようで、上のギャラリーにまでお客さんが入っている。リンゴ企画vol.8第二夜、開演。
佐藤さんがつけた今回のタイトルは「ポリンキーポリンキー」。うーん、彼らしいっちゃ彼らしい、おちょくりよう。三角の筒に仕込んだミニ懐中電灯をたくさん使った作品。僕がワゴンに乗せて登場し、最前列に座るお客さんにも配ったあと、モンダイの台詞部分。稲垣足穂の「お月様が三角になった話」だ。なんか結局ベリンダさん風調味料配合ではあったけど、どうにか謎なテキスト・シーンにはなっていた感触。その後の懐中電灯を振り回して一瞬踊るシーンは、もうただのKARASワークショップ同然だったけど、それはそれでこなせた。メインの佐藤さんのグネグネソロダンスも怪しさ全面だった様子で、お客さんの反応はともかくまぁ、うちらの任務は全うしましたって感じ。
休憩時には早速地下ロビーに回って、協賛アサヒのビールを流し込む。うひーん。観に来てくれたLOOPつながりの一美さん、鶴谷さんとお喋り。
ご一緒したカンパニー作品のリハとかで観た感想。オカルトファン。女性6名が、ややモダンっぽい振りではあるが、ベタベタせず伸びやかに朗らかに踊っていて好感。中保佐和子ユニット。英語ときに日本語まじりのリーディング、ダンス、映像などからなるミックス作品。端正な印象は好きだけど、ときに、散漫さから視線が泳いじゃうときもあった。メインの松本大樹と伊豆牧子が、がっつり踊っててそれはステキだった。鈴木ユキオ・金魚×10。若手男女10人が、正しく《散在》する作品。結末手前までずっと無音のなか、フリースタイルに喋ってちゃちゃ入れる細身男子くんがいたり、上半身裸で取っ組み合う男子二人がいたりでムフフ。ある意味、先の読めなさが刺激的であった。
てな具合に、わりと四種混合ワクチンな今夜のリンゴ企画。ラストの総勢24名が登場するフィナーレは、輪踊りでとりあえず盛り上げモリアゲ。なんか楽しかったゾ。
ロビーにてビールで乾杯。軽く談笑して三々五々お開き。他のユニットのダンサーたちともうちょっと話せたらおもしろかったろうなぁ。それでも、この企画を通じて伊藤直子さんはじめ、セッションハウスのスタッフ陣とはかなりコミュニケーションが取りやすくなったのは収穫。
一瞬ニチョへ出ようかと思ったものの、かなり疲れていたのでそのまま新宿区四畳半へ。銭湯に行く気力も失せ、ビールをちょっと追加注入して爆睡。

■8月2日(土) ハレマナ・カフェ・オープニング
ややサボリたい気分でティップネス中野。筋トレのみ。
午後、武蔵小山へ行く。初めて降り立つ駅。佐藤ひでひろさんと待ち合わせて、林試の森近くの区民施設にてリンゴ企画リハーサル。最近佐藤さんと一緒に活動している秋葉シズちゃんが見学。
朗読部分をなんとか「入れて」、動きと絡めたシーンに修正するのがメイン。その他の微調整もして、ひとまず本番に臨む形に上げる。あと前後の他カンパニーとのつなぎは当日ですね。
西荻窪に移動。駅前で本田唯一さんと合流して、ハートランドへ。左鳥話子さんが8月限定で開くハレマナ・カフェのオープニング・パーティに顔を出す。カワグチタケシさんとハグハグじょりじょり。チョンミョン久しぶり。杉並北尾堂・北尾トロさんも登場。
汗をかきかきタイカレー、具だくさんな生春巻きなどなど、アジアンなメニューを味わう。うまい。もちろん明るいうちからビールもグビグビ。コナ・ビール三種も試飲。美味だったです。だんだんと暮れていくなか、ハワイアンを聞きながら、ゆるゆると呑み食べおしゃべり。脱力系な時間。てか、酔っ払ってただけか(笑)。おっつけ、コモリタケシさんも登場。これまた久しぶり。
本田さんが一足先にお暇した後は、ん?する前からかも、例によってヘベレケ状態。古書ほうろう・宮地さんの短髪頭をなでたりしてしまったわん。ノンビリとパーティは続いてたけど、さすがに明日本番なので、このあたりで失礼する。
中央線上りで気が付くと水道橋。引き返して東中野で降りたのも間一髪!でした。はぁん。

■8月1日(金) ノマド〜s『スタンディング』
ノマド〜s『スタンディング 〜赤い紙〜』@青山・スパイラルホールを観る。
冒頭の、ナトリウム光で色を失った部屋のシーンあたりのどことなく底恐ろしげなタッチ、フライヤー写真まんまな紙ミノムシ衣裳での登場あたりに、「きたゾ!きたゾ!」な期待感を抱く。けど、それはだんだんに踊り継がれるにつれ、わりとあっさり風味に落ち着いて視えてしまった。以前の作品では、底恐ろしさ/混沌かげん/訳わからなさに翻弄される快感ってのがあったんだけどな。ちょっと意地悪い言い方をすると「ツルツル踊ってる」ふうに視えた時間が多かった。あるいは僕が昔視た印象にこだわりすぎてるキライもあるかもしれない。ダンサーがずいぶん入れ替わって、メイン以外は若手ばかりになったことも大きいだろうな。
それでも、邪な視線的には国枝昌人をしっかりチェキ。「エジプト生まれのスイス系日本人二世」(パンフ)ってルックスと、王子様状態なバレエテクに、作品本体とは別な鑑賞を楽しむ。後半、上半身脱いでくださったし。
舞台監督を務める寅クンこと寅川英司くんと会いたかったのけど、幕間作業中の姿を目撃したから、また今度ね。
いったんは渋谷駅へ向けて歩き出したものの引き返し、表参道から地下鉄に乗ってニチョへ。路上呑みする。いつものポイントに着くと、すぐ横に堀江さん&お友達が既に。彼の麻布ディプラッツでの本番をはじめダンス話やらする。今夜のACEはレズビアン・ナイト(って書くと千夜一夜物語みたいだわ)につき、女子率高し。もちろん男子も夏休みってこともあってか多めな印象。ノースリーブのスレンダー男子×2が歩いてるなー、と視てたら、声をかけられた。あ、以前、ピンク映画鑑賞ツアーで一緒だった男子でした(笑)。UC時代からの知合いMさんも、携帯で長電話後、ちょこっと横に腰を下ろしてくれた。
4本呑み干してすっくと立ち上がり帰る。終わり間際の銭湯に急ぐ。この時間帯は久しぶり。やっぱ平均年齢が下がっていいわん。