ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

2002年6月の日記

D社ガイド本カナダ校正。モントリオールあたり。英語仏語入り乱れでちょっと面倒。午後ティップネス中野。ねっとりビームが飛び交っていた。

ワールドカップ勝戦。どちらかというとドイツ派だったから、うーん残念。試合前のイベントで、なんかヘンな富士山みたいな大型オブジェがピッチにもっこりしてるのを視たけど、あれ一体なんだったのかしら?

早めに寝てると携帯に電話。いい話だった。明日からもう7月だ。2002年の後半戦をどうするか、って一瞬考えてみても、どうにもせんのは常のこと。相変らず、目標だのビジョンだの計画だのとは無縁に生きてるからなぁ。
2002年06月30日(日)

 ジュピタリヤ@西荻窪・奇聞屋

朝から呑んでしまう。なんかこの飲酒癖いいかげんヤバいな。と、思いつつやめられないのが、依存症の常だ。少し呑んで少し寝て、を繰り返す。そんなでボォっとした頭&体のままで、西荻窪に向かう。

ジュピタリヤ@西荻窪・奇聞屋へ。石渡紀美ちゃんがオーガナイズするイベントだ。リーディングをはじめ、歌あり絵芝居(要は紙芝居)あり詩演家を自称するパフォーマンスありと、バラエティに富んだラインナップ。

しょっぱなの、まさに「ライブ」感覚あふれるジュテーム北村のリーディングパフォーマンスは、かっちょよかった。身体性もともなって半ばダンスでもあったな。そのほかのはね、うーん、イマイチ僕にはヒットせず。

今夜のお目当てである、いとしのカワグチタケシさんが読むラスト頃には、グッタリモードになってしまっていた。それでもカワグチさんが読んだ長編詩の、オムニバス・ショートフィルムに似た感触は、キラリとしてて素敵だった。
2002年06月29日(土)

 フラクタル『木村サチコ奮闘記』

しばらくぶりに新宿のABCでじっくり立ち読み。ほんとここはかわいい男子が多いわ。バウンズをピックアップするだけのつもりが、タワレコでCDを買ってしまう。The Herbaliser/Something Wicked This Way Comes。ネットラジオで気になった曲が入ってる。さて、当たりかしら?

フラクタル『木村サチコ奮闘記』@新宿タイニイアリスを観る。なんとなくお付き合いのある(笑)絶対王様から川崎桜嬢と加治木均くんが客演している。

初見なので水平なココロで、とはいえ不条理な血と暴力とか、そういう先入観をどこかに抱きつつ観てたのだけど、そうはならず、なんだか皆個性クッキリの若い役者たちばかりで最後まで楽しめた。絶対王様チームは、ふたりとも芸達者&おもろくて、いやぁもう、釘付け。加治木くん演じる“極端な性格”のオーナー役には楽しませてもらいました。

あとね、すっごくナチュラルってか、いい意味でローな演技をするイマドキ系な好青年・田中嘉治郎とか、舞台上であーんなに自然に嫌そうな顔をしたのみたことない!って感じのドロレス・ヘンダーソンとかね、今後もちょっと気になるな。

森川くんや絶対王様の人々もちょうど一緒で、劇場でそのまま打上げにお邪魔する。フライングステージを観てくださってる方も結構いて、どうもどうもと頭を下げたりなんかして。いい感じのところで、タイニイアリスを後にする。

どうしても路上呑みしたくて、歌舞伎町のセブンイレブンまでビールを買いに行って、交差点のところで引き続き呑む。オープン・カフェのアドボケイツがアニバーサリーでノンジャパな方々もすごい人出だった。例によって前後不覚になりつつ、看板間近なタックスノットに寄って、深夜徒歩帰宅。爆睡。
2002年06月28日(金)


5時すぎに目が覚めた。今朝は廃人の素・呑み残しビールもない。粛々と勤労する。

朝食。白米+発芽玄米、大蒜の芽と人参刻んで入れた浅蜊の味噌汁、昨夜の残りの鯵叩き・納豆・とうもろこしの和え物、ヨーグルト。食後のコーヒー。小腹が空いてカットしたグレープフルーツ。昼食。新たに炊いた白米+発芽玄米+黒米、アラと大根の煮物、小松菜と人参と足付きなめこの炒め物。夕食。残りご飯のお握り。

ティップネス中野で筋トレ。その後ビール。ちょっとだけ減らしてみた。無駄な抵抗だろうけど。
2002年06月27日(木)

 中黒と腹黒

D社ガイド本の新しいマニュアルは、原語 2ワードのカタカナ表記で、「・」(ナカグロ)をトルかトラないかという、わりとどうでもいい&面倒くさい内容だった。

ズラズラとルールを書かれてもよくわからん。校正会社の社長にメールで相談したら、「中黒と腹黒」なんてタイトルのレスが。「こりゃ悲惨だわ。オレでも泣く」とのお返事。けど、ま、そこはそこ、うまい割り切りようをアドバイスしてもらってスッキリした。ニューヨークからナイアガラへと机上旅行。

夕方、急遽、カナダを一時引き継ぐことに。お仕事きたよ、アリガタヤ。そのまま北米大陸北上です(笑)。

今夜は、久し振りにいっぱいメールを書いた。
2002年06月26日(水)

 『小説ハッシュ!』/『山口小夜子 月かがみに遊ぶ』

昨日賞味期限切れした豚肉でカレーを作る。最近、酢をたしてスッパ辛に仕上げるのが好き。

監督自身がノベライズした『小説ハッシュ!』サラリと読む。おかげでちょっと元気になれたかな。小説自体としては、たんに橋本治桃尻娘タッチでそれほどの出来ではないけどね。あとですねー、この本、めちゃくちゃ誤植が多いです。朝子が地下鉄千代田線で倒れた駅が「根岸」だったり、彼女の仕事が「歯科技巧師」だったり、「不信気に独言」だったり…。出版元! アタシに校正させなさーい、つうかオ仕事チョウダイ(笑)。

満月の十三祭『山口小夜子 月かがみに遊ぶ』@池上本門寺野外特設ステージを観る。ギリギリに着いたので、参道を駆け抜け、石段を2段飛ばしで急ぐ。すごくいい有酸素運動だったわ。

このパフォーマンス、アシスト出演の依頼が知り合いから来て、「若い男子」とあったので、さっさと佐成哲夫くんに振ったのでした(笑)。彼は、天児牛大が演出だし、いいチャンスだからと引き受けたくれた。感謝。

それにしても結構観客が集まっていた。小雨振る中、屋根のない境内に並べられたパイプイスに、入口で300円で売ってる使い捨てレインコートを着て座ってるの。なんかみんなガマン強い? 僕は4500円も取られてコレはどうよ、って気分。冒頭には住職だかなんだかのお言葉まで聞かされちゃうし。傘さして客席のすぐ後で立って観てました。結果的にはベストポジション。

前半は小夜子の稲垣足穂チックな短編の朗読。退屈。別に雨の境内で聞かんでも、って感じだった。後半から、ミネハハの、いわゆる癒し系ヴォーカルと小夜子の踊りになってからは、なかなか面白かった。雨の中、白い布とたわむれる踊る姿はやはり美しくてね。テッシー風味な振りとかも。指細長いし。照明を浴びて輝いておられましたです>小夜子サマ。佐成くんたちは、その大きな布のアシストなどをしてました。雨水を吸って重くなった布を扱うのはちょっと大変そうだった。山口小夜子も雨の中ずっと出ずっぱり。拍手!

終演後、佐成くんと面会。お疲れさまでした。なんにもない雨じゃないときにブラリと来てみたいお寺ではあるなと思いつつ、池上線小さな旅から戻る。
2002年06月25日(火)


D社ガイド本校正は、用字用語のマニュアルが変更になるらしくて、いったん中止。URLのチェックをいっきに。昼過ぎにそれも終わり、ガクンとやる気喪失。ビールに走り廃人と化す。

PHNTOM EXCURSIONにでも出かけたいもんだ。
2002年06月24日(月)

 アルキーサンデー

日記でこういうこと書くのもどうかと思うけど、今朝思ったわ。自分てば、過去の、ささやかな/僅かな《財産》をただただ食い潰しているだけだな、と。で、後はもう昼間から呑み続けた。

高田馬場でヒロスケと会う。細くて小柄で抱きしめるとただ気持ちいい。彼がどう思ってるかはしょせんわかりはしない。ひとりで開店直後のHUBに寄る。大生2杯煽る。正しく、って、どこが正しいねんな?、アルキーサンデーだ。

メメント』のサントラを聞き返しながら、煽る煽るビール。やべ。浅蜊の味噌汁が胃壁にめちゃ気色ええねん。
2002年06月23日(日)

 BLUE VELVET NIGHT

BLUE VELVET NIGHT@渋谷・青い部屋。なぜだか鳥井賀句さんにお呼ばれして、ときどきリーディングさせてもらっている。

今夜もそう。イマイチテンションがあがらないまま、六本木通りの登り坂をあがって地下にある青い部屋へ。なかなかの人出。前の1月の氷雨降る夜と比べると特に。話子さんとはしばらくしてから合流できた。なんだぁ奥の部屋にいたんだぁ、見付けられなかったよ。

まず、DARKSIDE MIRRORSの演奏。これって何系なんだろう。ぶっちゃけた話、シーナ&ザ・ロケッツの娘二人+戸川昌子の息子のバンド。その息子・昌作くん、めっちゃいい。微妙に頬痩け系なのもね。目の感じが写真でみる若い頃のロバート・メープルソープだ。

でね、その演奏をね、娘二人のね、ご両親が見に来ていたのでした。キャーキャー。つまり、生鮎川! 生シーナ!

演奏後、奥の部屋にて親子+昌作で歓談なさってる横にて詩人チームは待機し、読み終わってもどうにもできず、内心キャーキャー叫びながら、ビールを煽っていたのでした。あぁ、握手くらいさせてもらえばよかった。にしても、親子であそこの演奏がどうのあのフレーズはどうの言ってる姿はもう越えちゃっててめちゃくちゃかっこよかったです。

ほんでもって、すっかり「どうでもよくなってる」自分自身のリーディングは、『RYTHM STEP BEAT』をサクサクと。

なんだか、タガがはずれてしまった気分。ふらふらとタックスノットに寄る。いろいろな人と会うけれども、とりあえず終電三鷹行きは逃すまじ、でした。
2002年06月22日(土)

 なまり節・長葱

最近の浅蜊と並ぶマイヒットは、なまり節。そのまま身をほぐして食べてもいけるし、野菜や豆腐とかとさっと煮つけてもいい。佃煮風にしてもうまかった。真空パック(かな?)で売られてるから、ある程度は日持ちもするので便利ですよん。

そうそう、今日スーパーで買い物に行ったときのこと。レジ終えて袋に詰める作業を主婦たちに混じってやってたら、目の前のオバサンが長葱の緑の部分をいきなり手でひき千切って捨ててるの。ひゃー、食べられるのに! 思わずゴミ箱からさりげなく(いや、ばればれ)ピックアップしてきちゃいました。キャベツの外側の葉っぱも内心食べられるじゃん、と思ってるんですけどね。みなさん、売り場でベリベリむいちゃってますけど…。

夕方ティップ中野で筋トレ後、バイク1時間。それにしても足裏の攣り癖は治まらんな。うぅ。ジャクージでToghterのカネコくんとバッタリ。近況をいろいろ聞く。 
2002年06月21日(金)

 『G8』製作プロジェクト打合せ

D社ガイド本校正。フロリダ半島を巡って、ピッツバーグアナポリスまで北上。

突然のメールで大木監督の新作映画『G8』製作プロジェクトの打合せに、渋谷まで出向く。大木さんをはじめ、東京・小間使いのヤマヨくん、ジャンボくん、達哉くん、それから貴久くん、ヒラリンも合流。

大まかにキャストは決まって、それぞれをどう絡み合わせるかをあれやこれやと。僕は傍聴モードながら、熱くってある種オバカなプロジェクトが着々と前進している感じが、聞いてておもしろかった。ちなみに僕の役どころというか“やること”は、すでにほぼ決定していた。

その後新宿に移動。数少ない女性出演者Sさん、ピンク映画監督の坂本さんと彼の二十歳の友達、と合流。その二十歳の子は色黒サーフ&ジャニ系で、大木さん&僕のババア二人はニマニマでした。打合せというかなんかワイワイガヤガヤと呑んで、お開き。

芝居やダンスとはまた違う、モノ創りのプロセスってのにちょっとだけ立ち会った気分。妙に楽しい夜だったのは、二十歳クン以外にも若くてイキイキしてる男子が何人もいたからね、きっと。

 
2002年06月20日(木)

 『ピッチフォーク・ディズニー』

カーンと梅雨の中休み。恵みの雨と知りつつも、やっぱり晴れ間は、嬉しいや。

それでも(だから?)朝からビールを呑んで二度寝。B誌原稿をあげてメール入稿。D社ガイド本アメリカ東部とフロリダに取りかかる。夕方ティップネス中野。帰り際に先週のスポーツバー状態のタックスで隣だった人とバッタリ。

遊機械オフィス+世田谷パブリックシアター共催公演『ピッチフォーク・ディズニー』@三軒茶屋シアター・トラムを観る。昨日電話予約したらばなんと最前列だった。

とにかく皮膚感とか生理とかに迫るような芝居。プラス、かすかなゲイテイスト(笑)。何年か前のドラマリーディングでもかなりキたけど、今回もなかなかだった。つか、こういう話、シュミだわ。主人公役の萩原聖人がしゃべる、悪夢を丁寧にたどる長台詞もね、なんか惹かれてしまう。もうちょい加速感が欲しかったかも。毎度のことながら、あらすじとかは上記遊機械のサイト参照ね(笑)。

ヒロスケと携帯で長電話。車内呑み、渋谷駅ホーム呑み、新宿駅キオスク前呑みで、ロング缶計4本を空ける。いくらなんでもちょっと呑みすぎよねぇ…。泥酔。また銭湯を逃してしまったわ。
2002年06月19日(水)

 対トルコ戦

実は昨日、中野まで乗り過ごしてしまった。まだ上り最終東京行があったけど、そのまま歩いて帰ってきた。そのせいか、わりとプチ廃人モード。朝、目覚めると冷蔵庫にはビールが待っててくれたりするし。って、単なる飲み残しなんだけどさ。当然のように呑みだしたら、もう、ねぇ…。

そんなで始まった雨の一日。すげー脱力系だ。もろもろの前向きな意欲ってもんがいっさい湧かない。とりあえず明日が締切のB誌原稿をまとめる。2本めで力尽きる。発泡酒を買いに酒屋へ。ときは午後3時。

サッカー、トルコ戦。なーんだかドンヨリしてるわねぇなんて見てたら、負けちまった。あっさり。僅か1点差だとかゲーム展開では日本が優勢みたいなこと国営放送アナウンサーは繰り返し言ってたけど、負けは負けよ。はぁ、オシマイ。

でもねでもね、チキンヘッドの戸田萌えはとどまるところ知らず。こんなサイトやら、オバカな姿やら見付けちゃいました(笑)。

そんなことしてるうちに韓伊戦の後半をテレビ観戦。こちらはこちらで唐辛子パワー全開。にしてもホント何が起こるかわからないもんだ。ま、それはサッカーに限ったこっちゃないけどさ。
2002年06月18日(火)

 ドラマ・リーディング『宇宙でいちばん速い時計』

銀座で出張校正。3時前には終わる。「アラン・チャン展」@ギンザ・グラフィック・ギャラリーをのぞく。最近毎月恒例で寄ってるな。パッと見やや地味な三井住友のロゴも彼の作品だったのね。

ティップネス渋谷で泳ぐ。足首はだいぶいい感じで、ウォーキング&スイム&ジャクジーで1時間くらい水中滞在。

世田谷パブリックシアター★ドラマ・リーディング『宇宙でいちばん速い時計』@シアタートラムを観る。今上演中な『ピッチフォーク・ディズニー』と同じフィリップ・リドリーの作品だ。

前売・当日同額なので予約もせず30分前に受付に行ったら、なんと立ち見だという。ひゃー。出演者をよく読んだらば鈴木一馬とか出てるしね。けど、最後列のバーによっかかれるポジションをゲットできて、立ち見割引きで1500円だったから、まー、お徳か。

あくまでもドラマ・リーディングだから、卜書きも読むしみな台本を持っての本読み。中身はまさしく↓こんな感じで、ちょっとゲイテイストだもんで行ったのだけどね。

…30歳の美しい青年クーガーは、今日もまた19歳のバースディパーティを開こうとしている。相棒の男キャプテンは、好きなクーガーのためにせっせと準備を手伝う。呼んだゲストはクーガーが目に付けた美しい青年一人だけ。ある罠を用意し、クーガーは青年をモノにする計画だった。
ところが現れた青年は恋人を連れて来る。そこから筋書きは一転し、人間の狂気と残虐さが浮き彫りにされるラストシーンへと一挙になだれ込んでいく……。

なかなか面白かった。柴犬系男子な伊達暁がもうイケてイケて。しかもその16歳の「目を付けられた」青年役だし(笑)。けどですな。以前関根さんに勧められて、やはりドラマ・リディーングを観た『ピッチフォーク・ディズニー』の、言いようのない皮膚がねじれるような感覚はなく、後半、恋人が撹乱するなかクーガーはただ黙りっぱなしだから、物足りなかったな。あ、鈴木一真はクーガー役なんだけど、(本読みレベルにしても)演技はイマイチでしたー。

青山さんママの月曜タックスに寄る。珍しくマッスーとはち合わせたり、フォトメをみながらあーでもないこーでもないと卯年熟女放談したり、ひとり残って青山さんと話したり、濃い時間でした。
2002年06月17日(月)


ノロノロと韓国の校正をまとめて宅配便で発送。ふぅ、終わったぁ。昼間からビールを呑んで個人的に打ち上げし、二度寝する。

夜、ティップネス中野へ。今日は足の裏はつらなかった。その後大久保あたりを徘徊。富翁でナンプラーオイスターソースを買う。この店のアジア臭にはいつ来ても胸躍るものがある。
2002年06月16日(日)

 フライングステージ『陽気な幽霊』千秋楽

早稲田でTAROと会う。韓国の目次・索引校正。けど途中でやる気消失。

ところで、昨日の1万円紛失事件。引出額はやはり2万円で、念のためティップネスとかに問合せても届け出はない。当たり前だ。だがしかし。落としたとは考えにくいのだ。紙幣2枚を重ねて四つ折にして財布に入れてるから、2万円ごとないならわかる。最初に使おうとしたスターバックスの時点ですでに1枚しかなかった。…ひょっとするとティップのロッカーを開けられて1万円だけ抜かれたんじゃなかろうか、とも考えてしまう。いずれにせよ、気を引き締めよって教訓だな。

東京ウィメンズプラザへ向かう。途中、青山通りでオオハタくんとバッタリ会う。1時の回を観ての帰りだそうだ。いつも本当にありがとうね。

今日はフライングステージ最終回の場内整理お手伝い。関根さん&パレードをテレビ取材している杉本くんとも2年ぶりくらいに会う。元気そうでなによりだ。

場内整理は、郡司くん・森川くん・トシくんと2階席担当。なんかこのメンツってば(笑)。予約上は満席、下手したら立ち見も…って話だったけど、それほど混雑せず楽勝だったわ。

そのまま楽日Bプロを観る。初日に感じた固さは消えていて、ハヤセくんもマッスーものびのび自分なりの演技で舞台に立っているのがとてもよかったと思う。それは客席の体温にもよるものだろう。

さくさくバラシ。打上げ@がんこじじい。昔、真実ダンス@円形劇場後の打上げをしたまさにその座敷だった。客演チームなどと話いっぱいして、楽しい酒席でした。ありがとうございました。

いやー、本当にお疲れさまでした>フライングステージみなさま。

一次会でお暇して、フラフラと新宿区四畳半へ。で、バタムQ((C)kawa-kun)。
2002年06月15日(土)

 reset-N 『DUST』

韓国校正終了。デリバリすればOKって思ったたら、土曜に目次と索引が出るとクライアントから連絡。ぶう。終わった晴れ晴れ感はお預け。それでも手が空いたのでやっと洗濯とか掃除とかする。その合間に、チュニジア戦後半をチラチラ観る。はー、勝ったわねー。嬉やうれし。アーンド、開催国の面目立ったわね、とも思った。

ティップネス中野さらりと筋トレ。で、スターバックスで豆を買ったときに、1万円がないことに気付く。え? ティップ直前に2万円下ろしたうちの1万円だけ消えている。なんでだ? けれど時間がないので、とりあえずそのままに…。

reset-N 『DUST』@中野ポケットを観に行く。例によって鶴牧くんつながり。劇場に着いたら木並和彦さんとバッタリ会う。ダンスや芝居の音楽を手がけてる方。今回はお客でだけどね。

クラブが舞台で客入れからガンガンに音を流してた。影響されやすくて久し振りにゲイナイトとか行ってみたくなる。芝居はね、うーん、言ってみればある種スキャンダラスなモチーフはおもしろいんだけど、それに至る裏付けというか担保というかがイマイチ視えなくて、ホントはそっちが視えたいのに、ってややじれったい感じ。あるいは、構成要素の1コが抜け落ちてる感覚に襲われた。けどいいの、スレンダー&クールな鶴牧くんの芝居が観れれば。キンパのかわいい男子も出ていたしな。

終演後鶴牧くんとちょこっと話す。別れ際にハグ。なんでかさせてくれるんだよね、鶴ちゃんは。いつか今度ゆっくり酒でも呑みましょう。

ふらふらと新宿まで出てタックスノットへ向かう。しかし街はサッカー日本代表決勝進出でプチ騒乱状態。マル機も出てるし。けどこんくらいありだよね、騒がなきゃニホンジン。成婚だの愛子誕生だので商店街やコンビニが、貼紙したりするより、よほど庶民としてはまっとうな気がしたわ。まぁ、青服をうぜげに感じた御仁も多かったろうとは思いますが。

タックスノットでは韓国・ポルトガル戦を流してた。スポーツバー状態。けど、プレーじゃなくて観てるのは選手そのものなんだけどね(笑)。わいわいがやがやと、賑やかなタックスもいいもんだ。
2002年06月14日(金)


新宿区四畳半篭城にて校正。机のうえ紙のうえで韓国全土を踏破してましたー。細い逆Vの字形に立てたiBookからthedownbeatを流しっぱなしにしながら。
2002年06月13日(木)

 フライングステージ『陽気な幽霊』

粛々と校正仕事、ティップネスも行かずに(笑)。夕方なんとかひと段落ついたので、渋谷へ急ぐ。1日中部屋にいていきなり電車や雑踏に身を置くとリズムが取れずにいる自分にやや戸惑いながら。

劇団フライングステージ『陽気な幽霊』@青山・東京ウィメンズプラザホール、Bプロ初日。今日は1階席で観る。

こちらは、主人公役をハヤセくん、バカノンケ役をマッスーにオリジナルキャストから変えての上演となる。やや固さは残るものの、オリジナルとはまた別の立ち上がり方が視えた気がしておもしろかった。関根さんやヨシオはいい意味で相変らずノビノビ演技でよろしかったです。それにしてもハヤセくんってホントに細くて顔が小さいのねぇ…。

カワくん&オノサカくんがちょうど来ていてご挨拶。7月公演楽しみにしてまーす。ミツオさんやらラピスのヒロシさんやらオカベさん&彼氏やらのLメイトな御一行さまともどうもどうも。

言い出しっぺ青山さん(笑)で、宮益坂下の居酒屋がんこじじいジュニアへ流れる。久し振りに関根さんとも酒呑みトークがガーガーができて楽しかったわん。東中野で下りる間際までいろんな話をしましたです。
2002年06月12日(水)

 フライングステージ『陽気な幽霊』

仕事逃避モードな朝だ。たまたま連絡ついたKEITAと会う。やや蒸す新宿区四畳半でノロノロと校正。

渋谷へ出かける。公園通りを歩いていたら、カメイくんが背後から声をかけてくれた。彼もフライングステージのお手伝いに行くそうだ。後ほどね。Tree Minutes Happinessでまたノースリーブを買う。ちゃんとSサイズがあってしかも今150円なんだもん。買わいでか!

で、パルコ前交差点から坂を下って山手線のガードをくぐり、青山通りへの坂道を登って。東京ウィメンズプラザへ。てか僕的にはABCのやっとできた青山本店のあるビルだ。

劇団フライングステージ公演『陽気な幽霊』の、今日は初日だ。到着するとちょうどゲネが終わったところだという。和やかムードだ。みなさまにご挨拶。会場は講演会などに使われる円形のスペースで、演劇をやるのは今回が初めてだそうな。会場周囲の通路も輪っか状態になってて、歩いてると軽く目眩がする。今日はお客さんもそれほど多くなく、パレードのスタッフの方もヘルプしてくれたので、客入れは楽勝でした。

で、Aプロ初日。はじめのほうはやや固くてハラハラした。会場がいわゆる劇場じゃないから、独白の続く主人公役のマミーはちょっと大変そうだったかも。けれど、バカノンケ役のノグや、幽霊役の関根さんが登場しはじめると、どんどん“立ち上がってっていって”、それはもうさすがにさすがでした。

この作品は、98年の三演のとき、ラストにちょこっと出してもらって、それがまぁ客演のきかっけでもある。その時思ったのは、関根さんのある意味好き放題にのびのび演じてる姿がすごく素敵だってこと。それは今回も変わらず or パワーアップしてたな。新派をも網羅する幅広い演技の引出からから、奔放ににあれこれ取り出しては演じてみせるさまは、ほんと拍手喝采でございました。あー、ホンが出来あがってるって素晴らしいことね(笑)。

それーと、主人公の母、おこげの大学生、気弱なバーのママ、パレードのドラァグクイーンの四役務め上げたヨシオさんも、いやはやアッパレでございました。どんなだったかは、ネタバレになるから書かないね。

さてさて、ほとんどのキャストが四演目になるAプロに対して、メインを入れ換えたBプロも楽しみタノシミ。

会場が9時ケツカッチンなので、慌ただしくも怒涛の如く撤収。梅莟様・マミーと渋谷駅までご一緒して、僕はホーム・デ・ビールしてから帰りました。山手線車内で銭湯でたまーに会う、こっちの彼とバッタリ同じドアになった。ぽつっと話す。
2002年06月11日(火)

 流山児★事務所『殺人狂時代』

秋葉の校正事務所でちょっと作業して納品。またしてもD社ガイド本丸ごと校正の仕事をもらう。北京とニューヨーク&東海岸が社長の机に置いてあった。もちろん後者をピックアップ。

流山児★事務所『殺人狂時代』@下北沢本多劇場を観る。

少しだけ早めにシモキタに着いた。北口のスターバックスでコーヒーを買って、ちびりちびり啜りながら街を徘徊。本番とか観に来たとか練習とかの目的ナシで、いつかブラブラ人したいとずーっと思ってるけど、未だ実現せずだな。

劇場に着くと姉貴分の照明さん・ROMIさんや、ラビさんことラビオリ土屋さんと一緒だった。客席も横一列だし(笑)。

芝居はね、新聞広告で集められた傭兵志願者たちが、上部の作戦計画を巡って密室で討論する、というもの。うーん、僕はホン的にちょっとダメでした。各登場人物のバックボーンとか、最近の防衛、国際関係、経済、エネルギーなんて朝日新聞AERAの記事みたいな内容が、ほどよく散りばめられてる《造り》が、なんだか学級会モノみたいにみえてしまってね。いや、男たちがひしめいて口角泡を飛ばすさまは、確かにセクシーではあったんだけどね。なんだろ、ホンのその《造り》に廉さを感じてしまって。

ジャングル専門の傭兵を演じる塩野谷さんはクサってもアングラの鑑だった。熟考してる間中ずっと床に額をガンガン叩きつけて流血してるし。かっちょいいわー。

終演後楽屋を尋ねて若杉さんと会う。いつもはそっけないのに今日は珍しく相手してくれたな(笑)。とうとう持つようになったという携帯の番号を交換したり、ちょっと雑談。目の隅でキャラメルボックス・大内厚雄のスジ筋上半身裸姿をしっかりキャッチもしつつ(笑)。

で、若杉さんたちと一緒に呑みに行ってもよかったんだけど、頭がグッタリだったので劇場前でサヨナラする。次は会うのはいつだろね。

月曜・青山さんタックスへ寄る。郡司くんはもしかして皆勤賞かしら? 『女中たち』の翻訳をなさった渡辺守章氏奥様のキヨコ先生ご一行がいらした。『トリック』もよろこんで観てくださってる。帰り際に左手で握手したらなんだかとても珍しがられました。
2002年06月10日(月)

 対ロシア戦

あまりにも健全な抜けるような夏空にすでにしてやや疲労してしまった日曜日…。

韓国ガイド本ちまちま校正。文字組が小さいのであまり進まない。間に合うのかしら。といいつつも合間にヒロスケと会う。それから夜はすっかりハマってるサッカー観戦。

ニッポン初勝利ぃぃ。パチパチ。ゲーム展開等はようわからんが、こないだみたイングランド対アルゼンチン戦より“考えて”プレイしてたみたいで、いーんだかわるいんだか。

もちろん、しっかり男漁りもする。鼻を骨折してなんだか黒いヘッドギアみたいなのしてたミヤモトの素顔がインタビューで視れてニコニコ。トダの赤いモヒカン系頭もアピール度大だったわ。それから解説で出てたタカハラのサル感もジュルジュルッ…。
2002年06月09日(日)


日がな韓国ガイド本校正。あー行きてぇー、となんとまぁ単細胞なことよ。ティップネス中野で筋トレ。何をしたわけでもないのに土踏まずがつってしまうほど、足が筋肉疲労してる。蓄積疲労か? じっくりジャクージ&サウナ。AKIHIKOさんと久し振りに同じ時間帯になったのに、アイサツしそびれる。チッ。ニチョ路上呑みに夏の夜風がしきりに誘う。でも、中野駅ホームで35缶1本だけ空けて、まっすぐ部屋に戻る。
2002年06月08日(土)


B誌原稿書きを地道に進める。夕方秋葉原の校正事務所へピックアップ。D社ガイド本改訂作業の校正。今度は韓国だ。高田馬場の発注元編プロに寄って、西友で買い物してそのまま部屋に戻る。

ティップネスに泳ぎに行くつもりだったが、ふくらはぎがつる手前に張ってるので潔く中止。イングランド対アルゼンチンをビール片手に観戦。こえー。野獣同士の対決みたいだ。諦めず突っ込んでく気迫も素人目には怖いくらいでした。

ハッシュ!』パンフレットのスチールに、自分を発見してミーハーに嬉しい。にしても、濃いインタビューもあって読みでのあるパンフだ。好きな映画だから渋々買ったけど『メメント』のなんて、外見も中身もペラペラだったぞ。同じ700円でこうも違うのね。

気が付くとここ数日、新宿区四畳半はサマータイム実施中也。
2002年06月07日(金)


昨日観た『ハッシュ!』の片岡礼子が、なんとなーく誰かに似てる似てると思ってたら、やっとわかった。詩人の佐鳥話子さんだ。声のトーンだとかが微妙に。

銀座で出張校正。例によってあっさり終了。ビームスをのぞく。よさげなTシャツは微妙に高い。よさげなノースリーブは微妙にデカイ。カハァ。

休館日明けのティップネス中野へ。大規模なレイアウト変更があって皆右往左往している。今まで使いしマシン何処に有りや?だ。僕的には不便になった。今まで同じフロアにあったトレーニングマシンが2フロアに分散したからだ。有酸素運動のマシンを1フロアにまとめるために、こうなった模様。なんだかなー。
2002年06月06日(木)

 『ハッシュ!

向いのカラオケスナックが営業終えてゴトゴトしている音で、3時半に目が醒めたらもう寝つけない。えいやっ!でスーパー早起きする。ひとり超サマーターイム。校正仕事の残り作業を終えてもまだ8時だった。足早に進む季節はすっかり夏だ。こんな日にやらんでいつやる!って気合いでシーツ・タオルケットを一気に洗う。部屋干しでもぐんぐん乾いていく。いい気持ち。机まわりの片付けなんぞもする。

渋谷へ。乗換の新宿駅ホームでうっかりPalmを落としてしまう。あわてて拾って山手線に乗り込むも、入力用のスタイラスペンがない。衝撃ではずれてしまったらしい。代々木で引き返して元のホームに戻ったら、ちゃんと落ちてました。アタシヲヒロッテヨって、ホームですげぇ主張してるように見えた。よかったよかった。

映画『ハッシュ!』@渋谷シネ・クイントを観に行く。したらばなんと、今日は映画の日だった。なんだかねぇ。インビでわざわざこんな日に来んでも…。ロビーじゃなくて階段に並ばされたので混雑してるのかと一瞬グッタリきたが、場内に入ると全然そうでなくてホッとする。僕的指定席の下手後方通路脇をゲットした。それにしても行列にはわかりやすーいゲイカップルがいっぱいいたな。すぐ前にもね。

映画の感想はひと言にしてしまうと「まーまー」。っていうのは、すごーく、いとおしい/好きなシーン/エピソードがいっぱいある一方で、恋愛モノで涙するのとは別の「痛い」モノがガンと提示されててね、それで総評は「まーまー」になるんだろう。言い換えれば「好きだけどシンドイところもある」みたいな。

で、その「痛い」モノってのは、うーん、老いや死を見据えたうえでの、人と人との《関係》ってことになるのかな。それもゲイのね。そもそもパートナーすらいないババアにはね、正直キましたわ。ほかにも感想はいろいろあるのですが、それはさておき。冨士眞奈美あたりの笑いどころシーンが、場内、局地的にハッキリしてて、なんだか映画祭みたいで楽しかったな。

それーと、あらためて田辺誠一、かっちょええわ。スレンダー好きにはたまりません。ラスト近くの川辺で泣くシーンとかね。長身の後ろ姿が崩れていくさまなど、本当に。

あとですね、エキストラ出演した、自分探しね。二丁目路上のシーンでちゃんと本人的には確認できましたわ。思い返せば、金髪セミロンだったのね、あの頃。黒革上下で通り過ぎるのは僕です。そのほかにも、みんなけっこうわかりました。関根さんもかなりハッキリ映ってたしね、梅チャンと。

サッカー写真展示、無印良品Three Minutes Happinessタワーレコードなどを巡る。渋谷駅ホームで越智太郎くんとバッタリ。

新宿へ移動。こういう夜は、ニチョ路上呑みしかないっしょ、って気分で。けれど、雷雨だもんで1本分で撤収するハメに。水曜タックスへ顔を出す。ユキヤくんが入ってる。すんごく久方振りだ。3月の『トリック』を観て、いたく感動してくれたみたいで、その話をいっぱいしてくれた。ありがとね。紙幣使い切って呑む。

駅へ向かっていると、伊勢丹交差点の旧三和銀行のところに、大木監督がいた。よく会うな。例の映画のキャスト数名と待ち合わせだとか。青山さんやピンクベアさんも出演リストに載ってるそうで、ついでと言っちゃなんだけど出してもらうことにする。そのリストってのが三十三間堂ってよくわかんないリストで、僕はピンクベアさん左隣の27番の個室(笑)。素人さんから、薔薇族映画ご出演のプロな方までわらわらと集まったあたりで、僕はお暇する。
2002年06月05日(水)

 対ベルギー戦

秋葉の校正事務所でD社ガイド本の電話確認合戦。そこそこに片付く。ティップネス中野。1週間ぶり。軽く筋トレとバイク。さすがワールドカップ対ベルギー戦の時間帯だけあって、めちゃ空き。

部屋に戻って後半戦途中から結局テレビ観戦してしまう。ハラハラドキドキでした〜。モリシもいいけど、シュート決めたスズキやイナモトもいけるわぁ。ってかアンタただのダレ専ババアやん。2-1になったとき「ワールドカップ参戦史上初めて、先制しています日本!」みたいなことを実況中継で言ってたけど、はぁん、まだまだ道のりは長いわねぇ。
2002年06月04日(火)


ビールからの執拗な誘惑をどうにか振り切って更生の道を選ぶ。そんでもって昼間は部屋で校正仕事(笑)。夕方サミットに食料買い出し。なんたって冷蔵庫空っぽだもん。具合のわるかったメールソフトARENAもなんだかんだいじくってるうちに直った。まさに気まぐれだな。ゆ〜ザ中井へひと風呂浴びに。右足の突き指がまだ治まらないよ。どうも現実感ないけど開催中なのね>ワールドカップ
2002年06月03日(月)

 佐成ダンス@静岡第6日目/西荻での幸いなる偶然

朝一度起きてビールを呑んで寝たもんだから、昼近くまで熟睡。慌てて帰る準備。グリーンハウスで昼食。ビール&タコ唐揚げ。うまい。

今日の移動は今井さんのフォルクスワーゲンに乗せてもらう。車内でビール。日曜だけどスムーズに流れて、夕方には都内に。多摩美で大平さんが荷物ともども下車。キャンパスでなんだかノンビリした野外イベントをやってて、タップとか管弦楽とか。紛れ込んで生ビールをちゃっかりもらってくる。それから西荻まで今井カーで送ってもらう。

あー、このまま帰るのもなんだかなー、と思い、森川くんの携帯を鳴らしてみる。そうしたらば、いわいわと一緒に西荻にちょうどいて、合流。

ひゃー、なんちゅう偶然やねん。思い出の店、あ、僕のね、戎にてビールビール。森川くん&いわいわの本来の待合せ相手・ジュンくんも登場する頃には、さすがに呑み疲れでヘロヘロ。3人と別れ意識朦朧としたまま東中野へ。
2002年06月02日(日)

 『太陽の鳥と空を駈ける』本番

本番直前の緊張からか、普段は見ても覚えていない夢をやたら見る。なぜか中野にゴールデン街みたい一角があって、ところどころはブルーシートで閉鎖されてたりする。そこを徘徊する夢。つまり、眠りが浅いモード。で、早々とベッドから起き出す。もう寝てられない!

佐成ダンス公演『太陽の鳥と空を駈ける』@静岡舞台芸術公園・楕円堂の一日限りの公演当日だ。

10時に劇場入り。微妙に緊張しながら、でもダラダラとストレッチする。冒頭の里見浩太郎の歌で歩くシーンを返す。昨日1回通したきりなので、習熟運転してない不安を抱きつつ、本番1回目13時の回にのぞむ。客席はSPACのメンバーが見事に空席を埋めてギッシリ。踊りはねー、もう全力勝負だったわぁ。振りも完璧だったし。

で、終わって一息つくかつかないかのうちに、本番2回目16時の回に。前半踊りはじめてすぐにエネルギー切れを実感した。なんだろ、危うい橋を渡って緊張感をどうにかつないでた、って感じ。終わり近くの“暴れる”シーンで右足の指を突き指しちゃったし。下手奥から上手前まで、ゴロゴロ転がる僕を、寅くんがベリーロールで飛び越えてさらに折り返すところなんか、舞台ツラぎりぎりの地点になってた。冷汗。それでもなんとかラストまでたどり着けた。マジでハヒーだったです。

カーテンコールの客席に、よく劇場で会う堤さんのお顔を見付ける。ご挨拶できなくて残念。しっかし、ほんとマジでしんどくて、バラシはスタッフにお任せで燃え尽き状態。

公園内のレストラン「かちかち山」で打上げパーティー。SPAC芸術局長の山村さんと佐成クンと鼎談。このオジサン、案外とパンクなモノがご趣味みたい。今日の舞台のことは僕は伺えず。それから、制作の伊藤さんとも話す。テーマはコンテンポラリーダンス公演の動員の難しさなど。竹内登志子さんとも、かなり濃い話をみっちり。作品自体はどうだったのかしらね?

例によって一次会でけっこう酔っ払う。二次会はパーティーで残った料理を宿舎の一室に持ち帰って、そこで。寝たり起きたりしながら、去年のコンクールのビデオだとか今回のビデオだとか観たりなんかして、盛り上がりました。

あぁぁ、本当にお疲れさまでした!!
2002年06月01日(土)