ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

2001年8月の日記


■8/31/2001
11時劇場入り。その前にちょこっとスターバックスに寄ってボォっとする。脳の休息ね。
昼の開演時間から逆算、マイペースで芝居の準備。衣装や台詞はもちろん、胃袋やら声やらカラダやらモロモロ。ドラァグ・メイクにもなれて、やや余裕が出てきた。あーんまり早く塗り終わると手持ち無沙汰になっちゃう。アバークロンビーのカタログをパラパラ眺めて時間調整しては、また鏡に向かう。
『ひまわり』3日目。
昼の回。お客さんが少なくても気にせずいつも通り、を心がけつつも、どこか盛り下がってしまう。うーん、いかんなー。ときどき思いもよらない台詞にバグが発生する。
公演の合間。役者・スタッフほぼみんな食事に出てしまって、お客さんももちろんいなくって、劇場は静かになる。そんな時間も好き。ロビーでのんびり過す。ダラリと買置きのご飯。
夜の回。ウケのいいお客様に助けられ、前へ前へとポジティブに芝居ができた気がするな。途中、いわいわが着てる犬のモグの着ぐるみが背中パックリ裂けちゃうトラブル発生! 安全ピンで応急処理、客席に背を向けない芝居でラストまでこぎつける。何が起こるか分からないもんだわー。
僕は今夜も缶ビールで酒部活動。ロビーの冷蔵庫はまた別の方からの差入れでパンパン(ニコニコ)。
観に来てくれたパレード実行委員のオカベさんと、少し話す。タックスノットでの古くからの顔なじみ。いつもは挨拶程度だけだから、ちょっと嬉しかったわん。



■8/30/2001
あした金曜から昼夜2回公演が3日間続く。今日だけは入り時間ゆっくりだ。下北のスターバックスで一息ついて、ユニクロでオレンジの七分丈パンツ処分特価390円を買って、劇場へ。
早替えする衣装のセッティング、楽屋の整理、衣装のアイロン掛け…。雑事を淡々とこなす。開演前の劇場での静かな時間。たまらなく好きだな。
『ひまわり』2日目。
初日と同じウケをどこかで期待してる自分に気づいて、あー、いかんいかん。“いま”で芝居しなきゃ、と途中で頭をスイッチング。自分的には、後半がわりといい具合で運んでいったような気が。ま、演じた側の感想ってあんまりあてになんないもんだが。
今日は終わった瞬間、本番って、1回毎にどこへたどり着くか分からないミステリーツアーだなー、って思ったりした。はー、それはもちろん心躍る旅なのです。
今日の酒部活動は、差入ビールを劇場&車内呑み。グピグピ。寄り道せずに帰りましたとさ。



■8/29/2001
昨日行方不明になったつけまつ毛は、楽屋の衣装の山から無事発見。わはー
ゲネプロをスタッフの都合で早めの時間に。昨日ほぼ本番状態で通しているので、手堅い出来。
関根さんは台本を放す。今までずっと演出していたので、台詞を覚えるのが最後になっていたのだ。さぁ、これでガンガンやり合えるわね(笑)。
合間に、パネルの直し作業やら客席作りやら。受付まわりのスタッフも続々顔を出してくれる。ありがとー。
『ひまわり』初日。
石橋を叩いて…の内心。日本一ココロ温い、そして開演前賑やかな、客席に助けられ、ラストまで演じる。台詞に魔が差す一瞬ならぬ二瞬あり。うん、まぁ、これまた手堅く演じられたと思う。全体的な仕上りはどうだったのかしらん。
終演後、お客さんをお送りするのが、これまたココならではの温い時間。お客さんの“体温”がひたすらありがたいのだ。
南口商店街の居酒屋・宿場でサクっと初日乾杯。やや自己チュウだったかも、ゆるしてー。
終わり間際の銭湯は、どうしてだか“イモを洗う”混雑ぶり。ふぇー。戻ってバタムQ((C)kawaくん)。



■8/28/2001
下北沢のスターバックスで台本をさらう。外席がゲット。道ゆく男子をチラチラ鑑賞しつつ。
芝居込みの音響チェック、照明チェック、さくさくと。空間に演技が段々となじんでいく感覚。いいな。合間に衣装早替えの場所をあんばいしたり。
夜、全員が揃ったところで、衣装・メイク付きの通し稽古。ひゃー、女装大運動会。はぁはぁ。一瞬でも気を抜くと出番に着替えが間に合わなくなっちゃうし。楽屋の洗面台の角に額ぶつけるし(バカ)。つけまつ毛片方なくしちゃうし(バカ)。とにかく舞台裏でドタバタアタフタしまくり。
はー、とはいえ、演技そのものもだけど、こんなドタバタ感まで面白がってこその、僕の役なんだよねー。



■8/27/2001
『ひまわり』劇場入り。
今日は一日仕込み日なので、ややノンビリムードだった。朝一で僕はハヤセくんとドライブ。初演時の記憶を頼りに、東北沢へ材木調達ツアー。無事ゲットできてホッ。後はワイノワイノと口だけでお手伝いしてたような。お役に立てずスミマセン。おまけにB型チームだし…。
夕方ジャスミンさんが来てくれて、衣装を最終決定。手狭な楽屋はケバケバしいドレスの海。は、大袈裟だが水たまりくらいにはなった。劇場の入ってるビル階下のショップでメイク用具も調達。そのままドラァグメイク講習会。ハーン。初演の女装哀史を回想しながら?(笑)。
照明のシュート&立ち位置調整あたりで今日はおしまい。続きはあした。



■8/26/2001
東京レズビアンゲイ・パレード2001。
朝の土砂降りも止んで、やや蒸したし、出発直前ににわか雨もあったけど、天気がもってまずはなにより。
とにかく朝集合場所に向かう電車の中から、もちろん会場で、パレードで、沿道で、その後の二丁目でのレインボー祭で、半端じゃなくいろんな&たくさんの人に出会った。そんな一日だった。まずそれ自体がとにもかくにも一番嬉しかったこと。人に会うと、特に今日みたいなハレの日に会うと、とってもいいパワーをもらえるんだよね。ありがとー。
パレードには、僕はフライングステージに便乗させてもらう。関根さんが来年実行委員長ってこともあってか、ほぼ先頭。ちょっと誇らしげに、ロイヤルな手振りをしつつ、歩く歩く歩く。後続を待ってゆっくり進んだんで、あまり疲れずに済んだわー。
イベント広場に戻ってきてから、最後尾が到着するまで、歩道橋に陣取って、コスチュームやらイケメンやらを俯瞰でチェック。フロートまでは見れなかったけど、かなり面白かった。ビール片手にね。
バックドラフトチームの上半身裸マッチョ及びその類似品(笑)軍団あたりは、やっぱ壮観。裸系の強み。バディフロートで、ミラーボール持ってた短パン一丁の小マッチョくんも二人セットでかわゆかった。ティップネスで目撃済みよん。ちらほらいたガタイ系はとことん脱いでなんぼねー。腹筋フェチのババアはうっとり。アキラくんたちの、水兵服チームも爽やかでよかったわ。レースクイーンをイメージして、チェックのコスチュームで統一したレズビアンチームも、かなりかっちょよかった。ちゃんとゴールド・トロフィー持ってるし。あとねー、結構ヨレヨレになったり、斜めって歩いてるドラァグさんもいて、お疲れーって感じ。などなど。
パレードのテレビ中継とかあったら笑えるかもね。無責任なコメンテーターとかいて。

夕方、二丁目に移動してレインボー祭へ。
フライングステージは出演者通路の確保を担当。これがまた大変でしたわー。許容量を超えた人出をさばかなきゃなんなくて、人間の鎖状態。僕とマミーは路地の入口に立って、これ以上人が流れ込まないように迂回を要請する。ヒー。ヘロヘロ。
最後のエイサーを誘導し終えた後、ルミエール裏の駐車場で一同車座になってへばる(笑)。ヤクザがごねてスタートが押したけど、事故とかはなくて終わってよかったー。
生ビールいっぱい呑んで呑んで、予期してなかったレザーつながりの人々とも会えたりして、あー、もう満喫の一日だった。
帰り道。
近所の交差点で信号待ちしてら、銭湯でよく見かける短髪野郎系ココロは乙女な男子が通りがかった。パレード観戦してるのも発見してシッカと手を振っておいたし、レインボー祭に来てるのも遠めに目撃してた。なんかもう酔っ払ってたんで「あー、お疲れー」なんて初めて声をかけて、ちょこっと話す。えーと、もちろんこれ以上はなんもないんですが、ま、銭湯仲間が増えたってことで(笑)。



■8/25/2001
代々木公園イベント広場野外ステージへ。レズビアンゲイ・パレード前日祭「GLORY」・第2部「ウィッグストック2001」。
「嫌がらせのように」(笑)次から次へと登場してはパフォーマンスするドラァグクイーン。正統派リップシンクからお笑い系まで、よくぞ揃ったりと感心。
ギュウ詰めのゲイナイトでショーを観るのが苦痛だもんで、オープンエアで一堂に会するこんな企画は拍手喝采だな。カメラ用らしい縁台もどきに横座りになって観てました。
ふと、20年前にニューヨークで観た『ブラック&ブルー』って、タップダンスとブルースのショーを思い出した。オン・ブロードウェイ作品なんだけど、客席はブラック・アメリカンのオバチャンたちでいっぱい。着飾った彼女たちがキャーキャー言ってそりゃもう大喜びしてる。なんかそれと似たような気分に、横座りしながらおそわれたのでした。“客席の歓び的”には浅草公会堂にも通じているような、ね、そんな気分。
途中、司会のマーガレットの提案で、1分間の黙祷。“ここに来たくても来れない人々”に捧げて。
名前わからんけど、客席にまで口だけが迫ってくる気がしてしょうがないクィーンとか、なんか忘れらんない。
特別参加「ラセゾン」のみなさんも凄かった。鮮やかに和モノ洋モノこなしてさすが老舗。ディズニーばり。
ナヨミの「ザバイバー」も笑いまくり。大阪からのICHI&KOBAは野郎系。ICHIのボコボコ腹筋と腰をグラインドさせる踊りに目が釘付け。その後彼らはいくつものショーに出稼ぎしとった。
ニューヨークから登場のクィーンは、塗装前(笑)のオジサン度が濃厚で、それゆえ本場のドラァグさんって感じがイカしてた。
ロディアスはかっこかわいい系貴公子スタイルで登場。「オーバー・ザ・レインボー」。染みるようによかった。ウエノもこれだったのかな。
てなわけで、ドラァグ大集合なラストまで存分に楽しませていただきました。いやー、ありがとー。



■8/24/2001
『ひまわり』稽古最終日。
とうとう、である。いつもと違う部屋なので、やや落ち着かない。隣からは『マクベス』の名台詞が聞こえてくるし。
パレードがらみで歌ちゃんを密着取材しているTBSのスタッフが、稽古場にもやってくる。朝の情報番組エクスプレス。火曜放送予定だそう。まぁ、僕らは背景ですな(笑)。
昨日の通しのダメ出し。ラストの僕と関根さんのシーンを、ちょっと返す。微妙だなー。勘だけで芝居してる人間には、その微妙さがうまくコントロールできないや。でもなんとかトライ。
前半を通す。交替でMDをオペして音付き。イリーナがかなりハイテンションでおかしかった。自分は、まぁ可もなく不可もなく。

阿佐ヶ谷北口の海晴亭へ。たこ焼き&ベルギービールの店。
元UCつながりの、レズビアン&名誉レズビアンの呑み会に合流。みぞさんきむらさんに太郎姐は、5月にベルギーを旅してて、本場のベルギービールをここぞとばかり呑んできたところ。あー、羨ましすぎる。その写真とかも見せてもらいながら、わいのわいの。ヒューガルテン白生から始めて、ビールビール。なんちゃらの10ってヘビイな銘柄もアハァン美味。これの12ってのもあるらしい。より強力? アバクロンビー&フィッチのずっしり重いカタログもみぞさんから受け取る。いつもお手数です。1時間ほどで中座。
今度は南口のパチモン養老へ。
稽古打上げを和民でってことだったのが、場所がいつもの養老に変更。携帯を持ってない僕のためにいわいわが伝令となって海晴亭まで知らせてくれた。ありがとー。で、無事合流。普段は呑むチャンスのない劇団若手も来ていて芝居をネタに盛り上がってた。あー、次にこうしてみんな揃って呑むのは、きっと打上げだね…。



■8/23/2001
『ひまわり』来てねメールいっぱい打つ。ヨロシクヨロシクヨロシク。三茶で無印良品。四角い銘々皿を買う。スターバックスでコーヒー・オブ・ザ・デー。オリジン弁当で量り売り惣菜。稽古前の腹ごしらえ用。チンゲン菜のおひたしがいい味。ジャコと刻んだミョウガが決め手っすね。

『ひまわり』稽古第25日目。
劇場入り前の最後の遠し稽古。オジちゃん役の水月アキラくん不在でなんだか調子狂う。今日も自分的には「!」な部分ってなくて、ただ最後までランスルーしただけになってしまった。あー、いかーん。ただ、ここんとこの通しで、自分のシーンが芝居全体の流れの中でどんなか、ペース配分みたいなもんかな、が、カラダに落ちてきた気はする。うー、後は劇場の神様に手を合わすのみ、かな?

久々に二丁目へ。路上呑み。平日なのに若い子がウジャウジャしてるわー、と思ったら、大学生ナイト@エース開催中。短髪もマッチョも露出ウエアもいないのが、イマドキの二十歳前後なゲイなんだろうなー。ややスリムにおなりになったくわゆうじくんとバッタリ。おひさ〜。
主目的のタックスノットへ。レギュラー系のお客さんがぼつぼつ登場する夜でした。「『ひまわり』楽しみにしてるわよ〜」の言葉にドキドキ。



■8/22/2001
稽古前に、台風の雲が消え青空がのぞく三茶でスターバックス。台本をおさらいするつもりが、外に面した席から雨上がりの通りをただ眺める。つうか、行き交う男の子をじっと眺める。ロケーション的にはグー。オトコを視てるだけでも癒されちゃうなんて、はー、安上がりでいいわー。

『ひまわり』稽古第24日目。
歌ちゃんアメリカより無事帰国。仕事で休み続きだった水月アキラくんも登場で、ようやっとキャスト全員集合!フッチー、荒くんも来てくれて、ほんとに“揃った”稽古場。最低限必要なキッカケを確認して、通しスタート。
結果としは、少し頑張る・少し押し出すテンションでやってたなぁ>自分。ただ、まだ“開きがたりりない”って気もした。うまく説明できんが、もうちょい“ドアを開けた”芝居をしたいな。
ラストの関根さんと二人のシーンは、小道具もちゃんと使ってみた。その前後含めて、やや段取り系だったような、うーん。
あー、こんな夜は、ビールがしみるよ。台風通過で、湿った空気に包み込まれた東京。



■8/21/2001
バディ依頼のHな短編。限りなく焼き直しっぽいが、書き上がったので編集部へ送信。ふぅ。四畳半で雨音を聞きながらライター気分(うそ)。
気分転換を主目的に軽くカラダを動かしたくて、ティップネス中野へ。アクアウォーキング。水がやや重い。

『ひまわり』稽古第23日目。
おじちゃん役の水月アキラくん、いろいろと代役を務めてくれてるフッチーがお休み。そんな中、えい!と通しをおっ始める。僕はあまり調子いいとは言えなかった。土日の通しで比較的ちゃーんと出た台詞も、据わりよくできた演技も、微妙に揺らいでしまったの。まぁ、そういう夜は、気が向かないと本番でも踊らずに帰っちゃう大野一雄センセーの潔さを思い浮かべたりしてみよう(笑)。結局、時間の都合でラストまでは通せずじまい。ふぅん。

「携帯電話・端末無料・月額使用料2500円・通話料1000円込み」なんてのを、クレジットカード会員誌に見つけたのを発端に、携帯関連のサイトをいろいろ見る。昼間、いわいわにメールしてアドバイスをもらったり。ありがとね。ちなみにそのお安い料金は2年契約だった。あー、落とし穴。
最後には、モトローラノキアのサイトにたどり着く。やっぱカッチョイーって思ったあたりで、すっかり「自分が携帯を持つ」という現実感を失ってました。その前に高値止りの東めたをどうにかせんと。てなわけで、お騒がせでしたわん。



■8/20/2001
8/19の日記でナマナマしいこと書いて、ご心配をおかけしたようですみません。今日あたりゆっくり&だらだらと休んで、大丈夫になりました。深謝合掌。
ナス、ズッキーニ、トマト、オクラと豚挽き肉で、手っ取り早くカレーを作る。夏野菜の滋味が身に染みる。

『ひまわり』稽古第22日目。
きかっけ稽古を中心に。“保健所の犬”のシーンや、音楽がらみの登退場・転換とかをあたる。新作だとこういう稽古があまりできないので、ある意味充実感。
酒部活動復帰、ハイ、控え目に…、ですわ。



■8/19/2001
朝、トイレ(うちはトイレ共同)へ行く途中、部屋の入口あたりと、途中のコンクリ廊下で、意識を失って倒れてた。左手二の腕と右顔面側部に打身。どっちが先だか後だか記憶曖昧ながら、全身の悪寒も襲来。昨日は1次会で電車のあるうちに帰ったのにー。どうしたのかしら。ビールばっかりで食べてなかったせいかしら。ちょっとビビるわぁ。

『ひまわり』稽古第21日目。
そういう訳でかなり不調。3割引で稽古参加。それでも2チームに分かれての対抗しり取りに、ひそかに燃えたりなんかして。ふふ、アタシは失点ゼロよ。
昨日の通し稽古のダメ出しと、それに関する抜き稽古&音合わせ稽古。あー、大声出すと後頭部がガンガン鳴るよー。それも我ながら笑えたけどね。
今日も通しをする。みんないい意味で余裕が出てきたのか、いつもと違うことをやったりもする。関根さんは「いろいろやってみてくれていいから」って演出家なので、そういうのOKなのだ。今日の僕的大ヒットは、隣の剛ちゃん役のヨシオさん。他にも、そうなるかーみたいなのがあちこちに。伸び伸びした面白がり感があって、やってる側的にはいい通しだったんじゃないかな。僕は青息吐息でしたが(苦笑)。
稽古後、近くの公園でみんなして花火をやる。何年振りだろか。ちょっとセンチメンタル気分。
酒部活動はさすがに辞退。部屋に戻ってバタムQ((C)kawaくん)。



■8/18/2001
ウエノ・ポエトリカン・ジャム2001。
パレードのパンフ折込で10時入り。厳密には10分遅れ着。すでに委員長のミツオさんが600部届けてくれていた。深謝合掌。折込しながら、口はカワグチさんと雑談トーク。差入ビールも流し込みつつ。
12時にいんこ委員長の挨拶でスタート。ファンファーレ代りに実行委員スタッフが3人サクっと読んで、出演詩人へ。僕は1時頃に、スラっと『RHYTHM STEP BEAT』を。あー、珍しく噛まずに読めたわん。
2時頃まで客席に。その昔、法政劇研つながりだった、ヨコオさんという女性が声をかけてくれた。『ABJ』や『ポエトリー・カレンダー』の原稿を読んで、僕だと気づいていたそうな。こういう再会は、なんだかすごく嬉しい。
休憩時間に、テレビ取材でインタビューされる。どうでもいいけど横柄ねぇ。カワグチさんとしっかりハグして、上野水上音楽堂を後にし、いったん衣装を取りに部屋に戻って、荻窪の稽古場へ移動。

『ひまわり』稽古第20日目。
来週の土日がパレード絡みでお休みのため、今日明日の稽古がいわば勝負処。ってまー、力んでもしゃあないフシもあり。抜き稽古の後、可能な限り衣装付き、音ありで通し。制作の梅莟様、音響の歩、照明のおにさんが見守ってくれる。
ややバタバタ、やや台詞巻き気味ではあったけど、通ったわねー、って感じ。全体のノリも悪くないようだし。台詞もとりあえず出たし(笑)。ここで安心しちゃいかんが、ひとまずホッ、だね。後はここから遊んだり手直ししたりすれば、いいんだろうな。

荻窪から上野まで舞い戻って、ウエノ・ポエトリカン・ジャムの打上げに合流。木作りな居酒屋。リーディングとミスマッチでいいわぁ。総勢60人くらいはいたかしら。久々にワイノワイノな大宴席。一般詩人のトリを飾った、メロディアス&ピンクベアも好評だったそうで、我ことのように嬉しい。打上げ参加のピンクベアさんご本人もニコニコしてたし。
やたら上半身裸になってた坊主頭な男子は、カワグチさんのリサーチのよると、桑原滝弥くんだと判明。通りががりに、Tシャツへ手を突っ込んで汗ばんだボコボコ腹筋を賞味。ってほとんどセクハラ。どんなリーディングしたのかなぁ。ほかにもいろんな人といろんな話をいっぱいする。
本当にお疲れさまでした。本当にどうもありがとう>ウエノ・ポエトリカン・ジャム2001。委員長のさいとういんこさんをはじめ、ボランティアスタッフ、出演詩人各位、そして耳を傾けてくれたお客様。



■8/17/2001
あるシーンの演技の参考によかったら…と関根さんから借りたビデオ、こまつ座『雪やこんこん−湯ノ花劇場物語』を観る。興行で吹雪の温泉地にたどり着いた、大衆演劇一座の物語。いやー、泣いて笑ってドンデン返しにビックリ! 演技の参考以上に楽しめました。元気のタネにもなったかも。

『ひまわり』稽古第19日目。
“隣のおばちゃん殴り込み”あたりをお稽古。ボンヤリは回復しつつあるものの、夏のお疲れモードはまだ残る。合間こそこそと後半の台詞をいれて、明日の通しに備える。やや姑息?
今日の稽古場は京王線芦花公園駅が最寄り。駅前の商店街は、地方都市みたいに鄙びてていい味だしてる。狭い歩道分のアーケードとかね。各停が来るまで、通過電車2本、途中駅で通過待ち1本な、凌辱感もたまらんわ。おまけに、一時、僕らが乗った先頭車輌は、“女性”専用車と化してるし。マミーは、今日買ってきたばかりのガーターを広げていわいわに見せてるし。車内呑みしながら、小さな旅ニマニマ。



■8/16/2001
扇風機と一緒に四畳半で思い切りダラケまくり。
思い立って、めちゃ久し振りに母親に電話。“歳取るといいことないわぁ”な、嘆き話の合間に、甥っ子(妹の息子)ネタで一挙明転。小1時間、そんなこんな近況を聞く。えっと、何年会ってないんだっけ?
微妙に秋の成分配合な、夏の夕空。大木裕之監督映画の色あいが、唐突にフラッシュバックする。

『ひまわり』稽古第18日目。
中盤部分をあたる。関根さんが要所要所をキチンと演出してくれる。小気味よい。だけど、僕自身はと言えば、昨日同様どうも不調。ボケてるんだよねー。台詞が0コンマ1秒単位で遅れてるし、噛むし滑るしトチるし。夏の疲れが出てきてるのかな。稽古場がやや暑かったこともあってか、今日はみんなもややお疲れモードの様子。
はふー。



■8/15/2001
いつにもまして、だるい一日。なんでやろ? 明け方、前のバイト先のヤな女性チーフがご成婚パレードでニカニカする夢をみたせいか。板橋派遣校正は、8月は本日まで。ひゃほー。お財布事情を忘れて目先の解放感に浸る。

『ひまわり』稽古第17日目。
稽古前、マッスーやイリーナとだべっているうちに、初日2週間前だと気づく。はふ。焦らず着実にいきまっしょ。といいつつ、頭ぼやけてた自分。“隣のおばちゃん殴り込み”シーンを今日再度やったら、演技の方向性がズレてるし。あきまへん。
“夜のお庭”。ヨシオが下町の兄ちゃん演技を、ニジニジと模索するさまが、微笑ましかったりもした。
歩行&車内酒部。関根さんの呑んでた夕張メロンサワーのあんまい匂い。

ウエノ・ポエトリカン・ジャムで読むテキスト。一瞬イメージが浮かんだ気がした。気のせいかも。残り2日、なんとか新作にトライしてみようかな。でもきっと挫折して、『RHYTHM STEP BEAT』を読むんだろうな。ごめんちゃい、さいとういんこさん。



■8/14/2001
派遣校正は、今日明日働いて、後は盛大に休んじまう予定。お盆で仕事はさほどタイトじゃないものの、労働意欲は下げ潮。台詞が脳裏をチラホラ横切る。イカとゴボウ・ニンジンの煮物が、我ながら美味な弁当。ティップネス新宿で水泳。

『ひまわり』稽古第16日目。
“隣のおばちゃん殴り込み”のシーンを稽古。ガンガンがなり散らす台詞が山積みな、僕的には前半の難所だ。1回あたるだけで体温が2度上昇する感じ。
婚約者役のマッスー以外、全員舞台に登場する大人数のシーンでもある。立ち位置や生活動線をまずは交通整理。
とにかく僕はい〜っぱい喋る。関根さんが、台詞の方向や持って行き方を細かく演出してくれた。うんうん。ただ台詞吐いてた初演と違って、本人的には面白がっていろいろ芝居できそうだわん。
“夜のお庭”のシーン。酔っ払った石井くん役の郡司くんは、今日は、役者という名の野獣(笑)。野放図感がたまりましぇーん。取っ付かれた犬のモグ役のいわいわが困ってる図も、観てる側は笑えたのでした。

バディ誌編集部からメールで原稿依頼。H短編。速攻電話で打合せ。ありがたやー。



■8/13/2001
町がシーンと静まり返ってる。やっぱりお盆だね。盆と正月くらい休まなきゃ、ニホン人。洗濯買物掃除と主婦する午後。ティップネス新宿で軽く泳ぐ。プールが広々していて気持ちいいや。目の保養率も高し。

『ひまわり』稽古第15日目。
“気まずいお茶の間”のシーンを稽古。微妙なやりとりで成り立つ場面なので、何度か繰り返す。どちらかというとフライングステージではこういう稽古はあまりしないけど、カラダに芝居がキチンと染みる感じで、いい。
合流したての郡司くんは、いい意味で“お行儀のわるい”逸脱系な演技をしてる。かき混ぜられる稽古場の空気。
駅までの道を遠回り・酒屋によって、車内&ホームで酒部活動。

毎度こんなネタばかりだけど、銭湯に行ったら、ものすっごいガタイのいい兄チャンが登場。トータルの感じはイマドキの格闘技系か。上半身ガッチリ、だけど腹筋だってちゃーんと割れてますぅぅ、浅黒ボディ、だけど競パン跡クッキリなゲイ焼きじゃありませぇぇん、みたいなノンケ風味もたっぷり。ボサボサっぽいセミロンヘアに顎髭で顔付きはどちらかというとカワイイ系。放つオーラに、銭湯視姦常習者(笑)さえもドギマギしてしまうほど。シルバーな入浴者までも、思わず見ほれておられました。



■8/12/2001
『ひまわり』稽古第14日目。
今日は昼から稽古。まだ完全には目覚めてないカラダを、基礎トレやゲーム各種で徐々に起こしていく。アエイウエオアのタンギングが、いつもよりスピードダウンしちゃうのも、寝起きのせいかもね。
前半の郡司くん絡みのシーンをサクサクあたる。僕は台本を離せるシーンをまた少し増やす。軽く休憩。
ジャスミンさんが来てくれて、衣装合わせ。僕の、ドラァグクイーン・ベリンダ役の衣装は、初演以上に華々しく毒々しくなって、ありがたや〜。初演もそうだったし、『オープニング・ナイト』とかもそうだったけど、ジャスミンさんの用意してくれる衣装に、演技的にどれだけ力づけられたことか。着てる本人がただ面白がってた節もあるかな。にしても、ド派手なウエア類を自前で持ってるジャスミンさんってのもすごいわ。&半分あきれる(笑)。
音響担当の歩も登場。わー、去年の学ゲイ会以来じゃん。よろしくです。制作の梅莟様、三枝嬢もお越しになって、荒々しく通しをやる。歩に音を当ててもらいながら、無理くりに。後半は全然稽古してないから本持ちのまま。初演を思い出して、なんとなくの立ち位置で。ごぉぉー。
終わると頭ん中が、チリチリ過熱してる。うまく書けないんだが、今日通しをやって、『ひまわり』って芝居そのものが、大股で一歩グイっと、身近くなった感覚がする。まだまだ稽古がいっぱい必要なのはもちろんだけど。あと残り2週間!
ジャスミさん、歩、関根さんと、パチモン養老で、打合せ込みの酒部活動。大生ビール、グイグイ空けちゃった。
オオハタくん、コージと、立て続けに深夜の電話。



■8/11/2001
ダラダラ呑んでダラダラ寝てを繰り返すうちに、激しい驟雨の到来。あー。大久保徘徊、ひょっとして? 晩夏感ひしひし。

『ひまわり』稽古第13日目。
紀伊国屋ホール公演翌日の今日から、さっそく郡司くんが稽古合流。あー、本当にお疲れさまです。稽古場の空気も彼の登場でまた変わっていい感じ。
ストレッチ・発声・拍手渡し・高速バージョンも含む尻取り・イス取りゲーム。前半をサクっとあたる。
冒頭のクラブ楽屋シーン。僕的には台詞がほぼ入ったので、やりたい放題路線を追求。
お茶の間のシーンは、まだぎこちないなー。母親役の居方がまだ体に落ちてない感じ。うぉん。
郡司くん、関根さん、いわいわ、水月アキラくん、それに今日は珍しくヨシオも参加して、拡大酒部活動@パチモン養老。店の入口で見かけた、革短パン+Tシャツのタイトボディなイマドキ風顎髭くん(どーでもいいが長いな)に、内心ドキドキ。



■8/10/2001
絶対王様公演『謎の高橋』を観る。
『ひまわり』で一緒になる郡司くんが出演している。紀伊国屋ホールは久しぶりだわん。フライングステージ関係者もわりと今日揃って観た。
一攫千金なセミナーで豪華客船「高橋」に集まった人々の物語。どうでもいいけど、このところの絶対王様って、この“集められた/集まった”って設定が続くなー。
青島レコードから客演の山中祟くん(面識ないのに勝手にくん付け)が、かわいいったらありゃしなくて。濃いめのサーフ系野郎みたくなってた加治木さんもね、なかなかよかったわん。
芝居的には加藤江見&川崎桜嬢の女優二人がめちゃいい感じ。やや前向きな脱力した存在感?みたいな雰囲気がね。
郡司くんはずっと舞台にいて黙々と床掃除をしてる役どころ。コワレ系のキャラを、ある意味丁寧に演じていた。
これ以外も役者たちの個性がハッキリしてて、ホンそのものは、ウ〜ムではあったものの、総じて楽しめたです、ハイ。
終演後ロビーで郡司クンに一瞬ご挨拶。青山さん、関根さんと、歌舞伎町の雑踏を縫って、小ぢんまりした中華料理屋へ。餃子しばらくぶりに食べて、うまかった。生ビールぐぴぐぴ。サクっとじっくり話もできてよかった。
銭湯。マイベストガイな坊主スジ筋くんが、石鹸箱とタオル一枚でサクっと浴びに来てた。養殖モノにはない野郎っぽさがいいわー。



■8/9/2001
映画『レクイエム・フォー・ドリーム』を観る。
ゲイものでもない限り、前売券を買ってまでして封切館へ足を運ぶのは、僕としてはめちゃ珍しいこと。
実は、佐成ダンス『MONUMENT』でこの映画のサントラを使っていたのだ。わりとガンガン流してた。何度も聞いて踊ったから、クロノスカルテット+電子音なサウンドがすっかり体に染み込んでしまって。そんなで、じゃ実際の映画自体はどうよ?って気分で行ったのだ。
NYのブルックリンを舞台に、主人公の青年、その母、その彼女、黒人の友達の四人が、ドラッグにズブズブとはまっていくお話。それも救いのない結末までを、映像技法駆使で描く、って感じ。
いやー、キツい映画だったわ。特にラストあたりなんかちょっと気分悪くなるくらいくらいキツい。クロノスカルテットの執拗な弦楽四重奏をバックに、4人それぞれのどん底状況をカットカットで見せてく。これでもかこれでもかって。だけど、そこまで“やり通す”作品ってのは、好き。
主人公青年のジャレッド・レトの細身加減が、いっこう好み。一瞬見えた上半身裸姿もね。エレン・バースティン演じる、ダイエット・ピルにのめり込む母親も凄かったわ。などなど。
いつものことながら、観てなきゃ全然分からない感想でごめんなさーい。
「この映画を見たあとに、このサントラで踊ろうなんてとても思いません。」ってのは、先に観てメールをくれた佐成くんの弁。まさにそんな気分。
だけど、なんだろ。音楽が先に体に染み込んでる分、映像もなーんだか奥深く入ってきた感覚もする。アロノフスキー監督の技法使いまくりの映像も、ま、嫌いじゃなかった。あ、ひそかにもう一度観たい映画かも。きっと二度目も、観終わってゲンナリするんだろうけどね。
終映後のトイレでも、みんな溜め息着いてたのが、なんか笑えたー。
渋谷駅に向かう途中で、携帯電話中の梅ちゃんとバッタリ。ホームでビール。



■8/8/2001
『ひまわり』稽古第12日目。
郡司くん合流前稽古の最終日、ともいう。海外へ10日ほど飛ぶ歌ちゃん暫しの別れ稽古、ともいう。
尻取りをいろんなバージョンで。同テンポキープモード、とにかく高速モードなど。普通の尻取りと違って、テンポを維持しつつ、言葉を探さなきゃなんない。結構大変。NG集多数(笑)。
僕の母親役の作りについて、関根さんからお話。劇中劇ラストでの、どっしりした居方や、シーンシーンでの微妙な位相の違いだとか。ラストの髪切りシーンまでの持っていきようも含めて、残り2週間の課題、だなぁ。
業務多忙な水月アキラくんに、週末にタイ舞踊を某百貨店イベントで披露するヨシオさんも休み。だもんで、今日は二人シーンの抜き稽古。僕は登板なしでした。
稽古場から三茶の駅までの間を、酒部部員はアルコール類入手のため遠回りして、路上&車内ビール呑み。ほふぅ。
銭湯で一人きりになる。一瞬とはいえ珍しいことだ。世間はぼつぼつ夏休みってことかしらん。そういえば、朝のラッシュもかなり緩やかになってるしな。



■8/7/2001
ティーバッグの焙じ茶がプチ・ヒット。校正バイト先に着くと、まず仕事前に一杯。これがうまいんだ、なんか。思い付きで大葉を巻いた豚ヒレ肉@弁当も、シンプルで美味だった。
同フロアにいる進行担当チームの若い男子・ゲゲゲの鬼太郎系髪型のヒョロリくんと、給湯室でちょっと話した。昨日僕が着てた、オリーブ色の七分袖ラグランスリーブシャツのことで、彼から話しかけてきたのだ。わぉ! 無印良品で1000円だったよ〜、って言ったら驚いてた。アーミーカラー好きってあたりで、僕とややシュミ合うような気が。へへ。って思い込み?
稽古前に西荻へ足を伸ばす。レズビアンゲイパレードのパンフレットを置きにいく。
ハートランドは店主斉木さんが林間バケーション中。オンライン書店エコーデックが間借り営業してた。店番してるのは物腰柔らかな男子だもんで、内心ニマニマ。ちょっと話したら、5月のエロポエナイトにもいらしてたそうで、どうもです。
それから、南口の北尾堂ブックカフェへ。映画祭パンフに続いて置いてもらう。トロさん、いつもありがとう。サルバトール・タリさんの話題ひとしきり。

『ひまわり』稽古第11日目。
このところ、台詞を憶え直すと、干上がって忘れられてた台詞の水路に冷たい水が迸るような、そんな感触がする。やや不思議。
今日も「荒々しい抜き稽古」((C)関根さん)。まっすーが怪しい店員?を演じるペットショップのシーン、歌ちゃんと関根さんのシーン、それから大勢がやいのやいの言うクラブのシーン、と、飛び飛びに。
シーンごとに固めていく稽古じゃないから、この時期になると、やや不安っちゃあ不安。その一方で下地作りはしてると思うんで、郡司くん合流後の“一気呵成”が、楽しみっちゃ楽しみ。そんなだ。
酒部@黄色い電車。関根さんと一駅。
またしても夏の夜遊び。既にちょっと肌寒いなー。



■8/6/2001
このところ肌の調子がいい。というのも先週皮膚科でもらった薬を、銭湯まで持ってて風呂上がりにベタベタ塗ってるからだ。非ステロイド系のプロトピック軟膏+低容量ステロイドのクリーム。後頭部にはローションでのばして塗りこんでる。髪を短く切った、猛暑がおさまった、ってのもプラスになってるみたい。だけど、薬を止めたらまた元に戻っちゃうんだろうな。四十路近くまでアトピーひっぱるてのは、どうよ?
今日はのんびりな校正バイト。材料がくるまで結構な待ち時間あり。さすがに台本を引っ張り出すわけにはいかないので、頭の中で台詞を反芻。グジョグジョ、モ〜。
中野ティップネスで、夜の混雑時間帯直前にサクっと泳ぐ。



■8/5/2001
『ひまわり』稽古第10日目。
今日も郡司くん以外(毎度こんな書き方でごめんね)出演者勢揃い。キャラクター設定を劇中劇/現実とで調整する稽古だったかな。あえて飛び飛びで、劇中劇冒頭のお茶の間、隣のおばちゃん殴り込みシーン、それから、現実のひまわり美容室冒頭、をあたる。どんな感じで舞台にいればいいのかが、アタマの中では分かった気分。うーん、まだカラダには落ちきってはないけどね。それはおいおい。
阿佐ヶ谷へ芝居を観た後、稽古場に寄っててくれたと森川くんに、関根さん、いわいわ、水月アキラくんと、酒部活動@パチモン養老。いやー、明日はバイトだっちゅうのに呑んだ呑んだ。



■8/4/2001
ビール浸けで無為に過す土曜日。脳がブワンと過熱してる感覚が一日中する。

『ひまわり』稽古第10日目。
今日も郡司くん以外出演者勢揃い。前半をざっくりと通す。やっぱ微妙に空転してるなー>自分。
ジェットコースターな物語展開の中で、ドラァグメイク&女装で、ただ嵐のように台詞をまくし立ててた初演だったけど…。再演の今回。台本を手にして、さて! と取りかかっても、なんだかどうしていいのやら、なのだ。ふは。ま、スロースターターでいいかな。
「酒部への差入に…」と事務所に送っていただいたビールを、関根さんが稽古場まで持ってきてくれた。重いのにご苦労さまです。紙パックごと濡らす+アイスノンで、稽古場に置いたままでも、いい感じの冷え具合。プシュ! ゴクゴクゴクッ。
ときに阿佐ヶ谷は七夕祭。夏祭りの男子たち。満月は今宵だったのかしら。



■8/3/2001
久しぶりでティップネス中野。ウエイト2割引きで軽めに筋トレ。今月はそんな感じだな。自転車漕ぎ数分で膝が鈍く痛んで断念。やや混みプールでちょろっと泳ぐ。今日も見事なほど、色黒筋肉質な御婦人がたの社交の場と化しておりました。
夜更し夜遊びご近所で。にしても、みんななんであんなに立派な部屋に住んでるねん。



■8/2/2001
校正バイト@板橋の印刷会社。モノは7月からずっと続いてるオフィス文具通販アスクルのカタログ。そろそろ最終段階だ。
今日は、午前中から睡魔さまが襲来。昼休みに寝すぎたせいか、午後も頭ぼぉーんやり。やっぱ、夏バテ気味だねぇ。

『ひまわり』稽古第9日目。
絶対王様本番前の郡司くん以外、出演者がみな勢揃い。制作の梅莟様もご登場。にぎやかだしやっぱ嬉しいもんだ。前半の劇中劇・「ひまわり美容室」の一連のシーンを台本を持ったままガーと通し、それからオープニングのゲイナイト楽屋シーンもわいのわいのとやってみる。
…ひゃー口まわんなーい、ありゃ変な立ち位置だわー、おっコイツ初演よりキャラが増強してるー、うぅ微妙に台詞が届いてなーい、やっぱこのくだりは笑えるー、うんうんなんかいいテンポじゃーん…。
整理できないけど、いろんなことが感じ/考えながらやれて、個人的には体温あがった稽古。昨日の弱気モードから、かなり前向きになれたな。ちょっち恥ずかしい言い回しながら、芝居はみんなで創るもんねと、再ニンシキ。
阿佐ヶ谷駅キオスクでゲットしたビールで、関根さんと阿佐ヶ谷から一駅だけ一緒に酒部活動。そういえば、わざわざ、この酒部活動にって、ビールの差入が事務所に届いたそうな。ありがたやー。



■8/1/2001
『ひまわり』稽古第8日目。
日曜のディズニーランドでの戦果やらなんやらを、稽古前にひとしきり語り合う。
今日は人数が少なくて、ウォーミングアップの拍手回しや尻取りがせわしない。そのせわしな感が、痛がゆさに似た奇妙な快感?でもあったりして。
一対一のシーンなどを抜き稽古。僕は見学にまわる。
改めて考えると、今回の出番は、ラストの関根さんとの対決(笑)以外、ほとんどが大勢でわいのわいの言ってるシーン。稽古の“貯金”はできなそう。皆が揃うようになってから、せ〜のっ!になりそうだ。って、それまでに台詞をいれとけー>自分。

ここ最近、部屋でずっと聞いているのが、映画『メメント』のサントラ盤。予告編を観て気になってえいっ!と買ったら、アタリ。うだる四畳半をクールダウンしてくれる感じだ。映画自体もガイ・ピアーズがかっこよさげで、公開が待ち遠しい。