ますだいっこうのあと@ベルリン

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ジュリアス・イーストマン展

階段掃除。階下のミヒャエルと久々に、以前は難儀に歩いてた彼は膝を手術し今は松葉杖でリハビリ中とか。
We have delivered ourselves from the tonal - of, with, toward, on Julius Eastman」@Savvy Contemporary。USAの現代音楽作曲家、僕にとってはまずゲイで黒人でもある、ジュリアス・イーストマンを主題にした複数アーティストによる作品展示&彼に関するアカーイブ。見応え一等賞はThe Otolith Group「The third part is the third measure」:映像作品約40分、ピアノ2台4人による「Evil Nigger」演奏と、コンサートに際してタイトルが問題視されたことへの作曲家自身による声明文のボイスパフォーマンスとを間近に捉える。Pungwe「Reggigigger, a play on Eastman's Wor(l)ds of Divinity」:彼の発した“ニガー”という言葉を反復する式、テープをエンドレスにセッティングしたオープンリールデッキ数台の佇まいにもかなり惚れた。初訪問のギャラリーは、旧火葬場を複合文化施設に転用しつつあるSilent Greenの一角で、ぐるり歩き巡って建物群も眺める。
子供&青少年向けチャンネルの連ドラ『5vor12』30分×24話の最終回。山奥のロッジでの共同生活6週間を通して自主的な更生を考える、少年刑務所入り寸前なティーンたちを描くドラマ。10代男子5人への邪視線が主たる動機なのはもちろんだけど、台詞キッチリじゃない演技・撮影用のそれを使わない照明・回想シーンなど挿入されないその場展開などにも興味で見通した。涙腺緩むのココなんだ?どうしてそうも感情移入?という自問含みで。祝、ドイツの優秀なテレビ番組に授与されるグリム賞受賞。