ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

2004年3月の日記

■3月31日(水)スジ状胸毛
雨上がりの朝。ゆっくり起床。コインランドリー。校正仕事の月報ちまちま。B誌原稿素案出し。ティップネス中野。筋トレ、バイク60分、『疾走』読進。ハリウッドヨガ・プラス。
ワールドカップ予選・対シンガポール戦、テレビ観戦。ブゥな展開。交代後、控えスペースで上半身脱いでる高原がゼツミョーな数秒間、映りっぱなしになってた。スジ状胸毛も。


■3月30日(火) 川口隆夫パフォーマンス『D.D.D.』
ゆっくり起床。校正。高田馬場へ納品。Sと暫くぶりに会う。ずっと別人のことを考えながら。
六本木駅で、みぞさん、ジャスミンさん、鳥さんと待ち合わせ。あ、みんな四十路ぢゃないのさ(笑)。六本木ヒルズと反対側の鄙びた蕎麦屋でサクッとご飯。きしめんは、肉やらほうれん草やら揚げやらが「ごちゃごちゃと」入ってましたー。
川口隆夫パフォーマンス『D.D.D.』@六本木スーパーデラックスを観る。
「声や身体を主な素材にして美術と音楽の境界線をまたぐ脱領域的な活動を展開しているパフォーマンス・アーティスト、山川冬樹」(案内メールより)との隆夫さんとの、6ラウンド勝負。
クラブ空間の中央にテーブル。裸電球の束、楽器類、オーバーヘッドプロジェクター、ビデオなど仕込みありありな雰囲気。それを桟敷席やイスが取り囲む。
ワンドリンク付きで頼んだエール系のビールは、妙な酸味含有。DJが微妙に煽るうちにパフォーマンススタート。
山川がエレキギターをジャガジャガ〜と弾き鳴らすなか、白マスクにやや露出度高い白ウエアの隆夫さんが、テーブルにスライディング! 転げ落ちる! またのっかる! で唐突に始まる。短いシークエンスでスコンとカットアウトした瞬間、おかしくてゲラゲラ笑ってしまった。掴みはオッケーみたいな。
薄暗い照明のもとテーブル上で無音のゆっくり動き。ちょっと意識遠のいたかも。ただ、このテの皮膚感覚的な踊りって隆夫さんはやらないもんだ、と思い込んでたフシがあって、ある意味新鮮。足とかふくらはぎとか、やっぱ太いなーとかよけいなこと考えてみたり。
白マスクを脱いだ隆夫さんは、白いウエアがナチス・ドイツ時代の国民学校体育教練なフレーバ。余命×心拍数を延々と計算する山川、点滴用?の袋から滴る水、テーブルを踏み台昇降よろしくアップダウンする隆夫さん、なんて「ダジャレ」(終演後隆夫さん談)みたいなシーンにはニヤリ。クラブ空間ならではの《演し物》かしらね。
でね、さらに隆夫さんたら、お脱ぎになっちゃうのよ。ギターの音に合わせて腕、腿をただシンプルに振っていくうちに全裸。もちろん、お持ち物も震わせてみたり。首振りが最後なんだけど、その動く姿そのものがある意味美しかった。邪視線的にもだけどね(笑)。だって、上半身なんかもけっこうガッチリしてるんだもん。
最終ラウンド。油が天井から降ってきて(それも山川がシャンプーのボトルにあるような手動ポンプで長い透明ビニール管に送って送って…)、ヌルヌル状態の全裸隆夫さん。テーブル上でまたもスライディング&ターンを繰り返す。今度は油でヌルリンヌルリンだから、もうすごいことになってて、まさに捨て身のショウだった。拍手拍手。
映像、DJなども入ってたんだけど、それなりにコラボっていたのが、当然のことながら、よかったと思う。あとは、「しょーもねーなー」と笑っちゃえる部分を紙一重で残しつつ、なマジでやっちゃうスタンスが、隆夫さんらしいなとかイロイロ。
静岡のコンクールで再会した音響家・落合さん、未光ちゃん&カレシくん、サラ、もちろん隆夫さんともご挨拶。
土砂降り。


■3月29日(月)『シブヤから遠く離れて
ゆっくり起床。高田馬場へ納品。気分を変えて西友にて食料調達。魚野菜しょって地下鉄ひと駅。
シブヤから遠く離れて』@渋谷シアターコクーンを観る。嵐の二宮和也小泉今日子主演だす。
ニナガワスタジオの飯田邦博さんが出演。彼にチケッティングを頼んだら、キャンセルが出たらしく、前から5列目センターブロックの席。しかも、役者が出はけに通る通路のすぐ脇!
客席は若い女子比率がやたら高い。当然ね。しかも誰だか芸能人も観に来てるらしくて、みな露骨に振り返ったり、指さしてみたり。僕が認識でけたのは石黒賢だけ。黒かった。
何げに、というか恥ずかしながら岩松了作品、初体験だったりした。うーん、so soだったかな。ちょっと痛い人たちが登場するお話でした。って、乱暴な括り方失礼。
それにしてもかぶりつき席だったからね。ニノもキョンキョンも至近距離で、それはそれで楽しみましたわ。ニノは役的なもんもあってか、そこそこいい芝居してたように思うけど、キョンキョンはやや怪しかった気が。台詞が歌ってるぽいし、誰に話しかけてんのかわからんなときがあったり。
気がつくと萌えまくってたのが、勝村政信。テレビザッピングで課長役で観たときもわるくないわねぇと思ってた土壌アリながらね、実際舞台での演技込みで観たらば、惚れ惚れ。声いいし、ちゃんと小劇場アングラの血も受け継いでいるし(コレ肝心)、あの目だし、咀嚼系顔だし。ニノとの張り詰めたシーンあたり最高でしたわ。あー、どんストライク!
若い男子鑑賞的にはですね、ニノの「痛い」原点でもある、殺してしまった友達役の、勝地涼クンに圧倒的軍配!
グリング・青木豪さんとバッタリ。終演後、楽屋へ飯田さんを訪ねる。近況報告と今後の予定。
タックスノットに寄る。青山さんママへはしばらくぶり。関根さんも時間差で着いたばかりだった。お客さんの一人が連れてきたノンケくんに濃厚ビームが渦巻く店内。かわいい子だったわねぇ。帰りぎわ、ニューヨークレポートを圧縮でしゃべって、終電1本前の中央線に。


■3月28日(日) お花見日和でした
日曜午前中からティップネス中野。筋トレ、マットピラティス。代行イントラはヨガとまぜまぜな内容で何がさせたいのやら。しかもBGMボリュームでかすぎて気が散るし。バイク60分、雑誌熟読で『疾走』読進はお預け。ターザンで紹介されてたカヌー選手・尾野藤直樹の「必要ある」筋肉体に劣情。
北口の大戸屋へ。漁師おかみさん丼食べる。白米久しぶりだわー。中野駅構内でポケットへと急ぐ、てか北口か南口か迷って右往左往する、流山児★事務所の伊藤弘子とバッタリ。
新宿へ。悪場所経由、南口改札脇のベーグル&ベーグル初体験。そこそこ美味ではあるが、ニューヨークの味ぢゃナイッ。エーンド高い! クリームチーズ+ブルーベリー、蜂蜜&カッテージチーズ+プレーン、それにコーヒーつけたら何と800円以上しちゃったわ。Wポイントセール中のオッシュマンズタワーレコード。何も買わず。
タックスノットへフラフラと。お花見帰りかけっこうな混雑。26時!から撮影という本田さんと待ち合わせ。呑者家2店ともNG経由で東方見聞録へ。個室での逢瀬を堪能。お互い日記の補足をアレコレってかんじで話す。活弁映画だからって、呑んで現場入りして大丈夫だったのか、改めて心配だわー。


■3月27日(土) 一体いくつの自動ドアが必要なのか
春。校正。散髪。校正。飲酒。酩酊。
明日六本木スーパーデラックスでのショーケース的公演「六本木ダンスクロッシング」が急遽中止になった。予約していたのにガッカリ。APEはもちろん、ふんどし男子二人のユニット・身体表現サークルあたりを楽しみにしてたのに。主催が森美術館なので理由は例の回転ドア事故だ。
にしても、何で電動にまでして回転ドアをつけなきゃなんないのかしら。てか、ニューヨークに行ったとき気付いたんだけど、東京って自動ドア多すぎないですか?
とここまで書いてさらに。東京の自動ドアを開閉式のドアに置き換えたのを想像してみると、それはそれで「狭さ」ゆえのトラブルもいろいろ発生しそう。歩道にはみ出したり、内開きだと店が手狭になったり。結局昔ながらの引戸なら収まりつくのか。
教育テレビでローザンヌ国際バレエコンクールの番組をたまたま目撃。課題になってるコンテンポラリーダンスの振りが、どうも古臭くてついついダメ出し。中国系カナダ人アレックス・ウォン17歳がなかでは一番個性的で、同じ課題曲での比較でおもろかった。上半身裸鑑賞もいたしました、マル。
最近、iBookのデスクトップも携帯待受けも彼デス。


■3月26日(金) ぬるま湯に浸かって
出張校正@王子。弁当の献立。牛薄切り肉とピーマンの生姜炒め、根菜煮物、小松奈胡麻和え、プチトマト、もち麦玄米ご飯、おぼろ昆布。けっこう渋いいい出来だったのに撮り忘れちゃった。
ティップネス中野。筋トレ、バイク30分。漕ぎながら読んだ、Pen「小さなホテル特集」に載ってたこことかこことか、デスティネーション的にもチェキ。
ジャクージでちょうどichiさんと一緒になって話し込む。日常会話の量が絶対的に不足してる僕にとって、ぬるま湯に浸かってのじょんのびトークが快感。ついつい長話でお引き止めしてしまいました。失礼!


■3月25日(木) 確信ないしは再確認
あぁお仕事あってよかったなぁ、あぁ低きに流れず済んでよかったなぁ、のペイデイ。
金曜じゅうに再校&再校扱いの初校を戻さなきゃいけない進行が、さらにおした結果、下版後来週に出る色校へアカ字をのせればよくなって、タイトだった予定から解放されてしまった。
この間隙を縫って明日森美術館突入かと納品帰りの高田馬場雑踏で企んでいたまさにその瞬間、事務所からの電話で出張校正ケテーイ。うーむ。あぁお仕事あってよかったなぁ、だ、ホンマ。
ティップネス中野、バイク60分。
中野駅から地下にもぐる東西線西船橋行き最後部車内で確信ないしは再確認。搭載されていない機能は何度挑んでみたところで不可能に変わりはないなのだと。こういうときは、スピーチが効きそうだ。


■3月24日(水) アカデミーコモン
天気下り坂承知でコインランドリー。B社通販カタログ校正。牛肉とリンゴとピーマンの炒め物。ナンプラーどぼどぼ。昼飯後の仮眠していると雨音シトシト。D社小型ガイド本北京&上海校正。部屋干し洗濯物の湿気で出力紙ややヨレヨレ。神保町へ納品行。
駿河台下から御茶ノ水駅への明大通りを久しぶりに歩いた。えらい気合いの入ったデザインの、おそらくは新築ビルが誇らしげに建っていた。え?このへん以前はこんなじゃなかったよねー、な例によって例による80年代メモリーぐるぐる。
夜ネットで調べたら今年1月に竣工したばかりの、アカデミーコモンつう明治大学の新校舎だった。なんじゃろ、このネーミング。つうことはよ、その昔5号館にあった、実験劇場が拠点にしてた演劇学科の劇場は、もうとうになくなってたってことね。しゅわわ。
ティップネス中野。筋トレ、バイク50分。森田クンと帰りぎわ階段で立ち話。
布団で読む長い携帯メール。はぁぁぁ。


■3月23日(火) 永遠のスタア
ソフトバンクBBから、個人情報流出事件のお詫びで500円届く。「金券等」とあったけど、郵便振替扱いだからわざわざ印鑑をついて局まで出向かなきゃならない。面倒じゃん。今月の利用料差引してくれりゃいいのにさ。5月までに換金されなかった分は、IT産業発展のため基金へ云々って書いてあったけれど、これもなんだかユーザーをバカにしてるっぽい。
英会話習おう思い付きは、案の定思い付きレベルで立ち消えそうだ。やっぱ、お安くはないのよねー。確たる決意をもって資本投下せなあかん!となると、うーむ、二の足踏んじゃうな。
てかさ、いわゆる人生設計とかまるでなさ過ぎる。夕方になって、コーヒー付きで「朝飯」食べるテイタラクしながら痛感。ほんまどうにかならんか>自分
なきゃないで済んでたものを…って台詞は、言っちゃあかんとわかってはいるが。
ポカリスエットのCFに最近、鮎川誠が登場してる。永遠のスタア、鮎川サン、LOVE。


■3月22日(月) 月曜日であるその日には
昼前に高田馬場へ納品。以下省略。まさにこう。


■3月21日(日) フライングステージ千秋楽
午前中ジム作戦はあっさり頓挫。気持ちいい午前の日差し。冷たいけれどスッキリした空気だ。だがどこからか線香のにおいが。お彼岸だからって今までこんなことあったっけ?
今日もフライングステージのお手伝いに顔を出す。千秋楽なので何だかんだで200人近いお客さんがご来場。通路階段に座布団で座ってもらったうえ、入口付近に立ち見まで。
モニターから聞こえる台詞&笑い声。さすがに楽日だけあって曇りない快調さ。終演後はバラシに突入。ババアは重い物は持たずに、ちまちまと隅で作業。なんとなくパンチをはがしてみたり、なんとなく照明機材のバンドアをはずしてみたり、そんな。
打上げ@南口・和民。にぎにぎしくギュギュっと。パカパカ呑んでとっとと記憶喪失。ホントにホントにお疲れさまでしたー。いろんなことにハグ!


■3月20日(土) 春分の日
最近、ヤフーのアドレスに「 Re: 〜」ってタイトルの英文メールがやたら届く。必ず.pifって拡張子の書類添付。こいつらもウイルスばらまいてるんだろうか。Macはあいかわらず蚊帳の外だけど。
冷たい雨降り。ゆっくり起きてちょこっと校正。ティップネス中野で筋トレ。
夜、フライングステージのお手伝いに。例によって表方だけで一座が組めちゃいそうな面々。最も混雑する回でやや緊張気味に客席誘導担当。いろんな知合いにお目にかかれて嬉や。開演前、お客さんたちがどんな表情をしているのか直接かんじられたのもよかった。
一番びっくりしたのは、sunnyさんと一緒に大阪のシンジが前ぶれなしにイキナリ現れたこと。ひゃっ、アンタってば!
舞台下手半分なら観える、上手キャットウォークから拝見。芝居は手堅い演技で快調そのもの。まさに満員のお客様に支えられて、ね。よかったヨカッタ。
郡司くん、森川くん、いわいわ、関根さん、ノグとで、樽やにてサクっと呑む。爆笑することたびたびで、賑やかな酒だった。


■3月19日(金) スープの仕掛け
D社小型ガイド本北京&上海校正。
それを挟んだマチネに、劇団フライングステージ『Four Seasons � 〜四季�〜』@中野ザ・ポケットを観る。
終演後、舞台監督のサッコさんとスターバックスでお茶。
水曜に作った鶏手羽元と根菜のポトフ。ここで玄米と一緒に注文した有機野菜使用。人参が甘くって驚きオドロキ。作りたてはいいかげんな味だったのに、何度か煮返して、今夜最後の最後に飲み干したスープはすんごくうまかった。まあ、そういう仕掛けだよね、スープって。


■3月18日(木) 黒沢美香『DIAMOND NIGHTS』
黒沢美香『DIAMOND NIGHTS』@王子神谷・東京バビロンを観る。
初めてのスペース、しかもチラシの地図はややわかりづらい。夜道じゃ文字小さ過ぎるしデザイン的に天地逆じゃーん。目標物を見失ないかけたポイントで、たまさか通りがかった制作担当・Dance in Deed!平岡さんが声をかけてくれた。助かったー。遭難せずに済んだ。「青い壁」なんて書いてあったけど、夜だと色までわからへんでー。
Aプログラムの今夜は、『椅子のアリア(「船を眺める・・・」より)』『ラルゴ』の2本立て。
『椅子のアリア』。背も垂れのある椅子とキャップを目深にかぶった表情の視えない男・出口→と黒沢美香のダンス。男は背も垂れに手をかけた格好のまま少し離れて静止。後半に微かな音でハーモニカを吹く。黒沢美香は、椅子からゆっくりずり落ちたり、ふとももお尻あらわに椅子の上によこたわったり。
濃ゆい漆黒の時間に充ちた作品。前半無音だし、後半はとぎれとぎれのハーモニカとバイオリンのアトランダムな爪弾きのみで、意識が遠のく瞬間も、あった。それもまたヨシなかんじ。「ミニマルダンス」(当日パンフ)なんだけれど、すごーく《詰った》ダンスでよかった。英語のタイトルが『air/chair』なのはまさしく!
あえて言えば、男女の関係論臭がちょいとだけ漂っちゃう作品だったのが、1987年初演だし、オバハンまだ青い頃じゃん!って。ちよつとだけ意地悪く思ったりもしたわ(笑)。
『ラルゴ』。踊りをさぐるみたいな動きが発展していくと、ふいにヘンデルが流れ込んでくる。例によってヤル気なさげな踊りっぷりがいかす。自在な可動域とか足のまっすぐさとか、このオバハン、そういった体の担保があって、確信犯でやってるんだな、としみじみ。曲の途中でぷいっと退場しちまう潔さも、素敵。
駅との間にある、やきとん屋へ、一緒の回だったホリエさん、カワくん、ジュンイチくんと流れる。終わったばかりのサッカーの結果を思わずお客さんに訊ねてしまったわ。ヤル気出せば3点も取れるじゃんアンタタチ、って安堵。
ボーズ・ボーイズ3人に囲まれて、やきとん・焼鳥をむしゃむしゃ頬張る幸せ。もちろんビールもグビビとね。


■3月17日(水) 「一生はないな」の男子/ARICA『ミシン』
CFに登場する「気になる男子」をチェックしてくれる愛読のML、【Men's Room】。ここに、NTTフレッツの花嫁を連れ去って、でも「一生はないな」と言い切る男子。坊主っぽい髪型のイヌ系くんで、sunnyさんもお熱(2月の日記チェキ!)なのだけど、をね、問い合わせたの。したら今週配信号に詳細が。
なんと、阿佐ヶ谷スパイダース伊達暁クン(恒例勝手にクンづけ)でしたー。ひゃー、なんだそうだったの? 画像で見てもいまいちピンとこないんですけどぉ。舞台の勇姿もまた観たいわん。亨さんどうもありがとう!
B誌原稿書き。明らかにギャラに合わないほど時間をかけてしまった。それでも午後どうにか仕上げて送信!
春を通り越して初夏なバカ陽気。今季初物の半パン男子目撃@東西線。さもなくてもグフグフ。ティップネス中野。残念ながらハリウッドヨガには間に合わず。昨日に続き真矢さんとバッタリ。ストレッチマットでちと話し込む。バイク60分。
六本木へ。青山ブックセンター立ち読み。初めて六本木ヒルズの前を通った。お上りさんスタイルで見上げて、思った。こりゃ迷子になりそうって。森美術館そろそろ行かなきゃ。
ARICA『ミシン The Machine』@六本木スーパーデラックスを観る。どこかでもらったチラシを頼りに、だ。
女優、演出、コントラバス奏者、詩人、プロデューサー、グラフィックデザイナーらを中心とするシアターカンパニー。それぞれけっこう精鋭な人たちばかりだが固有名詞省略。で、芝居じゃないし、ダンスでもないし、なら、パフォーマンス、ってことになるのかー。
中身は「従業員1人という極小のパラシュート生産工場で働く『女工』の労働行為をユニークな身体動作の反復で表現」(当日パンフ)。まー、そーでしたねー。
その唯一登場する女優は、ほとんどしゃべらずに、黙々といろいろな作業をする。裸電球をつけたり、足踏みミシンで縫ったり、パラシュートの中でもじょもじょしたり、アイロンかけたり。その動くさまってのが、日常的でもなく、かといってそれほど抽象化されてるわけでもなくって、そのグレーなあたりはどうなのかなー、と。
てかさ、その女優さんね、そのむかし転形劇場にいたらしいんだけど。妙にいつもアゴしゃくり気味な印象で、手のこなし・立ち居振る舞いも「なにかを表現してマス」臭が漂ってるように視えてしまってね。やや小柄な白髪まじりのボサボサなおかっぱ髪スタイルが、ああ、こういうタイプの、ちょっと面倒くせえオバサンいるよなー、な風情。そのへんが、あまり入り込めなかったハードルだったのかもしれん。
ときおりテープで流れて、その女優自身もところどころ復唱したり丸ごと喋ったりもするテキストは、ブレヒトベンヤミンからの構成とか。素直に耳に入ってはこない言葉だけど、どこかひかっかってしまう言葉でもあった。その微妙なかんじ。全体的にも、なんつーかね、いい意味での居心地の悪さ、間(あわい)さかげんがあって、けっしてきらいじゃなかった。てか、なーんか気になるぅ、みたいな。そんなでした。
あと、「舞台で黙々作業する」といえば、ちょうど9年前に僕が落合さんとやった一人芝居『SOKOKARA』とちょっと共通点あるな、とも思った。工場で使う道具が吊り下げられていたり、パラシュートをふわーと広げる動作とか、リアルに熱くしてアイロンかけたりとか。恥ずかしながら『SOKOKARA』はアイロン掛け名人の話だったんですけどね。そのあたりの関連してあれこれ考えつつ観たりもしました。
終演したらすぐ前に今津雅晴さんがいてビックリ。今年も精力的に活動されるようで何よりです。
久しぶりでタックスノットに顔を出す。わりとバカ話いっぱいしたかも(笑)。前から何となく顔見知りでフライングステージも観てくれてる坊主系男子が、なんとフランスにお輿入れなさってたと、一時帰国中の本人から聞いてビッツラ。


■3月16日(火) フライングステージ『Four Seasons �』
リハビリな一日。B誌原稿書き。四苦八苦で文字数分をひとまず積み上げはできた。けどなー。これ、何かと裏腹な内容じゃないの?
ティップネス中野。筋トレ。フライングステージのゲネを観てきた真矢さんとバッタリ。前情報ちょこっと。そのままあわただしく、やさしいバレエ参加。しょっぱなに、つり癖のある右じゃなく左足ふくらはぎに痛みが走って焦ったー。大事には至らなかったものの、体のパーツそれぞれがギクシャクしている感覚。
劇団フライングステージ『Four Seasons � 〜四季�〜』@中野ザ・ポケットを観る。初日に馳せ参じたってかっこうやね。ややおっかなびっくりながら、楽しんで拝見。感想はこの後また観たときにでも。
終演後、みんな揃っての、ダメ出しというか軽い連絡タイムに、混じって客席にいると不思議な気分がした。11月の芝居がついこないだのようでもある。何もしてなくても、劇場に《いる》のは好きだなー。
銭湯にて、美男子顔のスジ筋くん初目撃。鼻筋が通った、いってみれば古風な男前。ただ黒髪を洗う横からの姿にうっとりしてしまった。お湯に浸かりすぎるとすぐのぼせるんで、頃よきところで先に上がる。
阿部のフリーキック映像に、歓声&拍手する深夜。


■3月15日(月) ますだいっこうであることもう1回休み
んなわけで、ますだいっこうであることを、もう1回休みにしてしまった。超あかんたれ。
国税還付金、もう振り込まれてました。ビッツラ。これまでで最速だわ。
愛しのカワグチタケシさんからメール。ポエトリー・ジャパンの巻頭詩が今週、僕のテキストです。まさしく昨日今日みたいな状態を描いたものだわ。
クウネル編集部からメールがきた。募集してたから前に弁当の画像送ったことがあったのだ。男のドカ弁特集?の下取材。お役には立てなかったようですが。


■3月14日(日) ますだいっこうであること1回休み
森川くんの部屋から、梅の木の植わった大家さん宅の庭を眺めて、だらだらする。迷惑だろうけどほんと気持ちいいのだ。きれいな和室だし。日曜美術館とかテレビで視ながらだったりね。無防備状態で、ちょいとだけ小声で、案外本音をしゃべってたりする。こういう“翌朝感”っていうのかな、好きだな。
いわいわ制作の玉子入りおじやをいただく。おいしかった。ごちそうさま。〆として完璧だったわ。ああ、日曜の午前中ってほんとにいいわー。長居してすみませんでした。
スターバックス中野に寄って、カフェイン注入。ベーグルはなかった。隣の席だった女子同士のタイ旅行雑談には、内心笑わせてもらいました。にしてもなあ、中野のスタバもうちょいすかないかな。
午後に新宿区四畳半へ戻って、またしても、ますだいっこうであること、1回休み。確信犯、か。
アテネ五輪予選サッカー観戦。鈴木啓太に萌え。びみょうに一重目? 阿部勇樹もなーんだかエロいっす。すんげく想像逞しくしちゃった、アホか。
言われるまでもなく、ほんといいかげんな人生過しているなあ、と深夜しみじみ。けどでもだけど、もうええやん、な多幸症が2時過ぎに襲ってきて、あとはただ小銭かき集めてビール追加注入。
明け方、コリアンな男子隣室が賑やかなことに。


■3月13日(土) いわいわ&森川くんの手料理で
B誌原稿書き。書きだせはしたもののノリ超悪し。60行で途絶してしまう。ひゃはん。
そこへ、新宿税務署から通知が届く。例年より早いじゃん。確定申告還付金は満額回答! ひゃっほー。マジで歓喜雀躍、四畳半にてドシンドシン。
拾って読んだ日経にブリティッシュ・カウンシルが英語講座の広告を出していて、すんげく思い付き的に英語学習熱上昇。とりあえず資料もらうことにした。って巷に腐るほどある英会話スクールのほうが安いし実際的かも、と思ってみたり。中野駅前にあるやつに限っても、各種あるしね。とりあえず体験ぐらいしてみようか、と。
そもそもは確定申告講座なジャスミンさん&森川くんの呑み会に便乗。駅にて待ち合わせして、酒類購入後お部屋になだれこむ。予想外ないわいわ&森川くんの手料理にビックリ&舌鼓&深謝合掌!! 鶏の唐揚げ、青菜の煮浸し、ひき肉入りひじき、芽キャベツ&ベーコン、マグロの手ごね寿司、叩きキュウリ。どれも薄味で野菜たっぷりでおいしかったよー、うん。すごいねー。
で、この顔ぶれなら当然?で、話題は濃っゆい&ディープな方向に向かいました。あー、けど酔っ払ってあまり核心は記憶ないかも。で、気がついたら、てか目が覚めたら、…日付変更線越えてましたー。あー、お泊り。


■3月12日(金) 『The farm』展@LABLINE.TV
午前中校正。曇天の午後にコインランドリー。部屋干し臭充満の新宿区四畳半。神保町へ納品。靖国通り沿いに立ち食い寿司ってのがあって驚き。ひと皿70円とかだってさ。
『The farm/ザ・ファーム〜九印の空想生物たち』展@神田駿河台LABLINE.TVを観る。
好きなブランド九印初の個展。どれもかわいいけど、自分の部屋には来て欲しくないわ。僕的にはこの生物シリーズより、以前モンゴワークスと名づけられていた日本・アジアな伝統を現代アレンジしたシリーズの展開に期待。
ティップネス中野。ウエイトそれぞれひとつづつ上げて筋トレ。ふへ。『疾走』の読み再開しながらバイク60分。だらだらジャクージ。シャワー室で声をかけてくれた男子が、誰だか今だわからずじまい。レオくん、かしら?


■3月11日(木) 輝かしい伝統
多摩センター某社出張校正再び。京王新宿駅で満員の乗客を一気に吐き出した電車は加齢臭プンプン。こういう臭いは日本以外でも研究されてるんだろうか?
仕事はso so。午後、もはや時差ボケじゃない眠気が大津波で襲ってきた。
新宿駅でヤギエちゃん、東中野駅でチャタくんと、すれ違う。けれど、校正事務所の人と一緒だったり、普段かけて出歩かないメガネをしていたりで、声をかけ損なってしまった。
吉野家東中野豚丼初体験。ごぼうはいい感じかもだけど、全体的にやや頼りない一品。追加で頼んだ漬物がめちゃ塩っぱかった。
「父兄驚愕 『日大ラグビー部』の輝かしい伝統だった『ホモビデオ』出演バイト」 電車の中吊り広告で偶然目にして「!」だった記事。帰り道立ち読みした。いろんな意味で、ああ、またか…、あいかわらず…、しょせんねえ…、などと思っちゃったわ。
バカ陽気な一日だった。けれど、体調はびみょうに不安定だ。


■3月10日(水) 中嶋夏と霧笛舎『だいぶ晩くなって……消えつつ、生まれつつあるもの』
のんびりな昼間。B社通販パンフレット校正。ティップネス中野、筋トレのみ。
中嶋夏と「霧笛舎」舞踏公演『だいぶ晩くなって……消えつつ、生まれつつあるもの 〜It's Getting Late〜』@東京・国際交流基金フォーラムを観る。
KARASワークショップで一緒だった、川島栄作さん・井綱エリさんが出演している。
客席床面積の半分を占めるイス席はことごとく招待者用。ややムカつきながら桟敷のどのへんに座るか迷っていると、佐成ダンスの(永田)千佳ちゃん登場。ちょっと助かった気分。段差部分のわりと楽そうなエリアを並んでゲットする。満員。
約2時間の作品。僕にとって響いてくるものはゼロ。いや、むしろマイナスだった。最近観たおもしろかった舞台、ニューヨークでのこと、挙句に明日の弁当の献立まで考えながら、終わりまで堪え忍ぶ。
「舞踏40周年記念公演」って《こういうこと》なのかを、まざまざと見せつけられた。周囲のお客の感動・あるいは感涙モードにもう耐えられなくなり、カーテンコール途中でロビーに逃れる。背もたれのあるイスにへたりこんだ。目の前では唐十郎をはじめ招待者にだけ、ワインが振舞われはじめ…。
一瞬はぐれた千佳ちゃんと溜池山王駅で再度合流。車内でガアガア話して=放して、毒ヌキ。飯田橋駅の乗換で酒コンビニまで行き、クラシックラガー確保。プシュ!


■3月9日(火) ヤーン・カンパニー『ロメオ+ジュリエット』
のんびり起きて、D社小型ガイド本北京&上海仕上げて、高田馬場へ直接納品。ティップネス中野。しばらくぶりの、やさしいバレエ。なんか人多かったわ。
ヤーン・カンパニー『ロメオ+ジュリエット』@新宿パークタワーホールを観る。
これまた東京国際芸術祭の一環。スロヴァキアのカンパニーだ。二度目の鑑賞というホリエさんと合流。開演までにじわじわとほぼ満席。
ダンスっちゅう括りながら、台詞バンバン。客を舞台に上げるイジリまであり。最前列だったホリエさんほかが敵の一族役を。あるいはメタ・シアター的な演出もあり。振付のヤーン・デュロヴチーク自身が「演出家」って役で登場する。終幕、わりとわかりやーすくテーマまでしゃべっちまうし。
映像があるのはもう最近のお約束ですかねー。ロミオ役が床をすりすりはって登場、3面のスクリーンにバルコニーが映ってジュリエットが窓を開けるー、なんてあたりは笑えました。仮面舞踏会がクラブてかデイスコなのも、廉くってゲラゲラ。
ダンス自体は特に新鮮味はなく。それでもガツガツ、ときに官能的に踊ってくれて、それはそれでとても楽しめましたです。
たーだ、なんつーか、えんぺ一行レビューにあったように、ディカプリオ主演の映画『ロミオ&ジュリエット』のような、現代に翻案されたミュージッククリップちっくなダイジェストって印象は否めなかった。15分の休憩入れても2時間以内で収まってるので、シーンシーンがややせわしない。もっとも、それなりのテーマ性はシカと提示されてはいるのだけどね。
新宿駅南口コンコースで35缶立ち呑み。ホームで日経を拾ってしめしめと思っているところへ、山手線から乗換の、森川くん、いわいわ、サニーサイドウォーカーの辻野さんご一行が。絶対王様観劇後とか。鳴呼、新宿駅
三の輪湯にて、僕的ベストなスジ筋くんとしばらくぶりに遭遇。この時期に何でか少し浅黒くなってて、ますます旨味アップ。その昔のクリエイターズ(わかる人にはわかるわよねー)のモデル彷彿だったわん。


■3月8日(月) どこにも属さないことに不安を感じないような芯の強さと軽さを持てたらいいね
池袋某社まで出張校正。公務員試験のテキストなんて聞いていたからやや緊張したけど、行ってみたら某大学の就活がらみの冊子。楽勝。最近の“就職戦線”の一端を覗き見した気分。20年前はなから戦線離脱した者は、フフフン、って。
ティップネス中野。筋トレ、バイク50分。月曜のわりには混雑。
「どこにも属さないことに不安を感じないような芯の強さと軽さを持てたらいいね。」
いきなり正論でビックリするじゃん。ふと目にした背表紙に書いてあったのさ。ペダル漕ぎながらようやくパラパラと読んだ、リラックス2月号サンフランシスコ特集。あっ、僕は、軽さ路線かな。
ちょうど終わりが一緒になった森川くんと、さくら水産にて1時間勝負。音なし居酒屋で呑んだのはもう2週間前か。ややチグハグな時間感覚。旅の“アフターアワー”な呑みでした。次はマイル使って、タイですか? 台湾ですか?
メール遅れが火種とはいえ、わるいことしたなと反省しきりなこと、深夜にあり。今夜あたり武道館ライブ?なボウイの『Modern Love』を聴きながら。


■3月7日(日)“日曜日”
午前iBookに向かう。午後D社小型ガイド本北京&上海校正。夜新宿徘徊。すんごく“日曜日”を過した気分。“日曜日”だって意識して過した一日。明日は初めての現場に出張校正だしな。ぶへ。


■3月6日(土) チキン・ヌードル・スープ
笹身でチキン・ヌードル・スープもどき製作。麺類省略してモヤシなんぞ入れちゃったらニューヨーク風というよりタイ風に。まあ、そんなもんよ。キャンベルの缶詰もあるらしいので、一度それも試してみたいわん。
昼間一日iBookに向かう。
ティップネス中野へ。パワーヨガ。なぁ、イントラさん、アンタ、右左テレコで指示出してへんか? 筋トレ、バイク60分。


■3月5日(金) 蒸し芋とベーグル
王子某社まで出張校正。中学地理教科書の地図校正。鰻・寿司はもちろん、社食への誘いもなくなったうえに、仕事量のわりに人数少なめな現場になってた。ひゃー、きっつぅー。平気で21時まで働かされちゃいました。
一緒に仕事したハタケヤマさんは、初顔合わせながらすごく人当たりのいい女性で、夕方、蒸し芋までもらってしまいました。感謝ですー。
そんなわけで森川くんから、羽田さんも出てるからって誘われていた、はえぎわのイベント@新宿ロフト・プラスワンには到底間に合わず。コンビニおでんで新宿区四畳半にてささやかな夜食。
ベーグルが無性に食べたくなってサイトをあれこれ徘徊。とりあえず新宿にあるベーグル&ベーグルに行ってみませう。
五輪予選UAE戦の途中でGO TO FUTON


■3月4日(木) 体内時計がまだニューヨーク時間
多摩センター某社まで出張校正。行きの京王線はハッキリ言って遠足気分だったわ。ニキド・サンファルのオブジェが並んでるビルとは別建物でした。7人派遣されていて久しぶりな人ばかり。新宿区四畳半で働くことがほとんどだと、横のつながりに乏しいながら、“職場のお付き合い”ってことをほんの少しだけ考えた。
仕事はマーケティング・アンケートの校正。こんな項目細かいのに、たかだか図書券500円ぽっちじゃ誰も回答せんよー、って茶々入れながら。
ティップネス中野。ichiさんと先日声をかけてもらって以来の遭遇。バイク60分。ターザンがゲットできたので熟読。大食いチャンピオンくんが大量の食べ物を詰め込めちゃうのは、内臓脂肪がなくて胃が骨盤まで膨張できるから、とあってフームフム。その彼のスレンダーな上半身、特にお腹周りの締まりにしっかり萌えますたー。ハイ、お決まりデス。
バイク終えると、森川くんがステップマシン中だった。退会の意思は揺らぎつつあるもようね。短い立ち話。お互い、昨日今日と夕方に強力な睡魔が襲ってくるんだけど、コレって時差ボケだよねーなどと。体内時計がまだニューヨーク時間を刻む。おまけみたいな幸せだ。


■3月3日(水) BATIK『花は流れて時は固まる』
のんびり社会復帰。旅の前からたまっていた洗濯物をかかえてコインランドリーへ。ティップネス中野。月頭恒例体成分測定。体脂肪減・筋肉量増で体脂肪率11.8%。ニューヨークでなーんもせんかったから、この数値にはやや安堵。約10日ぶりに筋トレ。背中のマシンがぜんぜん重い。
パークタワーへ向かう甲州街道沿いでバッタリ2連チャン。まずはヨハナさん。聞けば去年冬から清里でのスローライフを始めてたそうな。わきあがる元気さが路上立ち話でも伝わってきた。もう一人は白石さん。演劇団時代の大先輩で最近は北村真実さんのダンスに燻銀として参加している。どちらも久しぶりで嬉しい偶然。
BATIK『花は流れて時は固まる』@新宿パークタワーホールを観る。
舞台監督の寅くんに招待してもらっちゃった。Thanks! ホリエさんと偶然ご一緒。その他にもダンスな関係者アチラコチラに。立ち見が出るほどの盛況。
ここ最近、いろんな賞をゲットして注目浴びまくりな黒田育世率いる、女性ばかりのカンパニーによる新作。とってもヒリヒリした「女の子」感覚の作品だった、とでも言えばいいのか。手加減なしでグルグル回転する、走り抜ける、叫ぶ、上半身裸、乳は手隠し、マジ切れダンサーはそれまで首から下げていた輪っか状の鈴を振り回して雄叫びあげ、それを囲んでのダンス。そんなこんな。
終幕のカタストロフは、舞台前面に設えられた浅い水槽に黒田がバチャバチャ。奥のかなり高いイントレから女性ダンサーたちが落下を繰り返す。その前では黒田ソロ。それが一番かっちょよかったかなー。
山口小夜子がゲストのポスト・パフォーマンス・トークも聴く。ギューッと身を縮こまらせてからドカーンと爆発する、黒田の「女の子」な体験を土台にした作品らしい。ああ、やはり。それに真っ向からむかっているあたりは悪くないんだけどねー、ややストレート過ぎんか?とは思った。
あと、帰り道ホリエさんと話したことなんだけど、これを熱狂っぽく迎える(迎えているように視える)、男性率やや高めな観客層ってどうなのかしら?てな、意地悪な疑問も確かに浮かんだわ。
明日朝から多摩センター!での出張校正仕事が入ったので、真っ直ぐ帰ってくる。


■3月2日(火) 成田→新宿区四畳半
あとはルーティンっすね。何たって日本語通じるから気楽よ。今回も税関はスルーだった。あやしいブツを持っていると顔に出るタイプなのかしら。ニューヨークのゲイ・フリーペーパーには一切ナニは写ってないから、いっそう清廉潔白顔だったかね(笑)。
ビール持ち込み京成特急。青砥乗換、都営浅草線線経由で東西線に。日暮里回りのほうが素直だったかも。落合駅にて、森川くんと握手して別れる。ロンドンに続き、ほんとうにどうもアリガトウ。
風呂上がり、新宿区四畳半でビール呑みながら、ボケ〜ッと考えた。
「東京に帰りたい」「ニューヨークに行きたい」という2つのやや相反するココロが、いい比率で配合されてる状態だなって。今までと違ってそれはいいな、って。うーん、うまく書けないや。


■3月1日(月) ニューヨーク→東京
PATHトレイン、NJトランジットで空港へ。ニューアーク・ペンステーション駅での乗換が行きと違って、通路を歩いたうえに自販機待ちもあり。それでも小1時間で到着。文句なしに便利。
チェックイン後、一時預け荷物を事前検査する列に並ぶわ(二人とも持込だけなので不要)、携行品検査がゲートで違うわ、苦労して詰め込んだデイパからiBookを出すよう言われるわ、そんなこんな。
ニューアーク空港の免税エリアは地味だった。ビールは売ってなくて、悪い予感がしつつ頼んでしまった「ドラフト・ルーツ・ビア」はしっかりジュースでした。ほへ。ロンドンのナオヤ&マイケルに小学生レベルの英作文で絵はがきを書く。
コンチネンタル航空CO9便搭乗。予想に反してまあまあ混雑。森川くんと別列の窓際席になった。通路側に日本人クレーマーさんがいて、飛ぶ前にサービスが悪いのなんのと日本語でゴネていた。このあと面倒臭かったらやだなーと思ったが、そのときだけでお怒りは収まったご様子。
窓際につき離陸の景色を堪能。実はこれまでコワくて避けていたのだが、すんごくおもしろかった。日本じゃないから特にかもねー。
アテンダントの印象は行きと違ってフレンドリー。13時間30分の時間つぶしに耐えかね、オーディオ・チャンネルを試しに聴いた。ブロードウェイナンバーや、ガンガンのハウスに、意外と楽しんじゃう。音楽から栄養をもらう。革パンをやめてジャージにしたんで、横座りもできて楽チン。
髪型ネタおまけ。フライトアテンダントのおばちゃん。直接は言われなくて憶測のみ。僕のほうをニコニコ見たあとで、手で三角形を作って同僚と話してたんで。あ、自意識過剰?
まあ、そんなこんなで、成田に無事到着。