ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

カセキユウコ『Shoot Jeez My Gosh』[ベルリン2015]

時折日が差す。昼前地下鉄ひと駅弱のドラッグストアdmへ諸々買い出し。階下のラファエロくんバッタリ。鶏腿骨付き肉他グズグズ煮とひよこ豆入り玄米飯。DM一斉メール独語で時間かかる。刑務所劇団切符完売。この季節だけ訪れる洒落た文房具店。つながってる書店と図書館と。寒中マコヒカさんらと開演待ち。
カセキユウコShoot Jeez My Gosh』@ドック11。ユウコさんのソロ作品は初めてかもしれない。ヘンリー・ダーガーが描いた少女を起点に踊る。YouTube動画などからの戦闘・攻撃音声の具体性、「アッラー・アクバル」と唱える声などは一層、はとても現在形ではあるけれど、一方で舞台美術なし身一つの、アングラ流に讃えれば素寒貧での、踊りから、例えば、近頃亡くなった水木しげる描く妖怪をどこか連想したり、少女のままではい続けられない時間軸というか年齢軸というかが垣間見えたり、広島・長崎・沖縄などなどが同時に互いに重なり合って視えて聴こえてきたり、多義的でぐっと集中した時間で紡がれ、いくつもの歴史・物語・お話が、それは言葉で構築した作品じゃないからこその視えてき方で迫ってきて、僕はすごく感動した。アンド、ド素人ながら考える『舞踏』の原点って、特に日本での戦争体験だったりするんじゃないか?てな漠たる思いを裏取りした気分にも勝手になった。挙ってご来場の自由大学ゼミご一行様がユウコさん+教授中心にその場でトーク的な場を持ったので隅にて傍聴。