ますだいっこうのあと@ベルリン

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エジンバラ旅3日目[ベルリン2015]






モリソンズでサラダバー調達し本日はバスで中心部へ。ハーフプライス&劇場直接配券、街なかブラブラ歩き、通りすがりでポストカード・文具屋+郵便局で切手、ランチと葉書書きを緑地の日向にて。日が差せばかぁぁ!と暑くなるそういう体育の日っぽい空模様。
MY Complex『Complex』@Space at Jury's Inn、13時5分開演。観に来るとは聞いてたけど、背中に「レビューアー」って文字のあるトレーナーを着た男性が劇場前にいてちょっと笑った、入る前に暑いからか脱いでたけど。僕的には復習気分+声援気分ちょびっと配合でw。終演後メイン通り一緒に南下して一時解散。
Lost DogParadise Lost (Lies Unopened Beside Me)』@Summerhall, Main Hall、時開演。舞台写真動画。ミルトン『失楽園』を、つまりは天地創造からアダムとイブまであたりをモチーフにしたソロダンス、なのだけどかんなり喋ってた、しかもわりとラフに。パントマイムとコンテンポラリーの間(あわい)な身動きで、かつ、今こうして皆さんにお見せしてます的なスタンスもしっかり保った展開。「トランペットが聞こえるまでいったん目をつぶってください」っていってツァラトゥストラが流れると、ロープにつかまって宙にいて「神がぁぁ」とか言いつつ降りてくる、そんな手触り。林檎を食べるようヘビが
併設のカフェで脳内を整理、一時オバさまとテーブルをシェアしながらね。Summerhall内のまだ見てない展示もひと通り眺めて、再度ゾネさんマディさんと合流
Tooth+Nail Theatre Company『Parlour Games』@ZOO, Monkey House、18時30分開演。マディさん後説明の助けを借りれば、親たちが夫婦喧嘩などする嵐の夜、子供たちが地下室に集まって架空の物語あれやこれやを演じる台詞劇。動きが整理された短いいわば劇中劇がクラシック音楽に乗せて繰り返される次第で、演技メソード自体は悪くないのだけど、どうにもひっかかりがつかめずじまい。
その後3人でSummerhallまで来て内部を一緒に少しブラつき、最後のお別れハグハグハグ、ゾネさんマディさん残りの公演&滞在も楽しんで!
2Magpies Theare『The Litvinenko Project』@Summerhall, Cafe、20時開演。動画:12。営業終了したカフェのほんの小さな空間で、観客は円卓を3人ずつで囲みそれが6卓、つまり最大27人のミニパフォーマンス。言い換えれば親密パフォーマンスで、お茶が供され開始前に各人にパフォーマーが話しかけ、上演中にもちょっとした接触があり、って上演形式に興味があって観た。あとまあぶっちゃけ男性2人のユニットでどっちもイケメンだったから、ってのもあって。お題は「イギリス亡命中だったロシアの元諜報関係職員リトビネンコの毒殺事件」で、毒物もしくは放射能物質を盛られた当日を辿る構成。事実を告げる系台詞や面会・会食した人との会話再現なんかが、社交ダンスっぽい動き、モップの柄の先端に取り付けたティーカップを二人の間で中身ぶちまけ込みで往復させたり、タイベックススーツ+防毒マスクでパックされた丸鶏をオブジェ的に調理したり、赤い毛糸を2列の卓の間に足取りの象徴として張り巡らせたり、そんな。“内容”から導かれる“行為”そのものはイマイチな印象をいだいたけれど、イケメン無罪な点と既成の劇場でじゃない公演という点で満足。
エジンバラ旅はいわゆるかの演劇祭が具体的にどうなってるか垣間見れたのも収穫。期間中ひと月で5万作品上演ってお祭り騒ぎっぷりは完全オーバーフロー、石曽根さんらのおすすめで指向性の合う劇場・企画などから選んでどうにか現地鑑賞を楽めましたわん〉
エジンバラのバスは単純に小銭用意して1.5ポンド入れるとレシート式のチケットを出してくれる式で乗ってた。カード類もあるみたいだったけど。にしても乗り降りは運転手前のドアひとつきりで、ベルリンと比べるとキッチリしてたわ〉。メモ:ブリティッシュ・カウンシルのいわばおすすめ作品群
放射能お茶会w終了後