ますだいっこうのあと@ベルリン

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エジンバラ旅2日目[ベルリン2015]


←コインランドリー
近所のモリソンズMorrisonsでスーパーマーケット堪能欲は抑えちょい買いの後、中心部に向かって歩いてみるブラブラで40分ほど、場合によっては徒歩も可ね。ハーフプライス確認、フリンジの総合チケットセンターみたいな場所は行列で2劇場へ直接配券後、ブラブラ。
Nick PhillipsEcce Homo』@Pleasance Coutyard, Cellar、12時45分開演。Homotopia Festivalでのリハ動画。石曽根さんのお薦めもあり説明文にもゲイなどとあったのでセレクトした、文字どおり地下にある小劇場でのキャバレー形式上演、観客10人ほどの男性陣はそれとなく&ほぼもれなくお仲間感。ドラァグというかクラウンちっくにも視える白塗りメイクはしてて衣装は何というか楽屋です的なラフなこしらえの男性が、キーボード伴奏で歌い人生を語る。順不同で挙げるとミュージカル・サンフランシスコ・ニューヨーク・ゲイアクティビズム・HIV・彼氏のこと等々。軽く踊ってみたり、衣装を少しめかしてみたり、背景のスライドが内容に合わせ変わったり、しっとり口調の『Everlasting Love』も。英語理解はさておき親密に語りかけられる個人史の体温が非常にすばらしかった。あと伴奏男子がピチピチでねw。作品とは別に、公演会場自体は大手興行資本が回してるようで、食べ物屋台なんかも蝟集する特に中庭の見た目とかは安手のテーマパークで、仮設コンテナ含め公演場所もものすごくたくさんあって個人的には過剰感満点。
石曽根さんと合流すべく上演劇場を訪ねるもすでに撤収済み、昨日と同じ場所でカフェ淫&ネットしてたら連絡ついてフリンジ・セントラルにて無事。またまたひったすらお喋りしまくる、マディさんはチラシに劇評を刷った紙片をホチキスとめする作業を黙々。夕方別れて、レコメンドしてくれた劇場Summerhallへ行ってみた。元会社兼倉庫みたいな建物群を劇場のみならずカフェやギャラリー他に使ってる複合施設でいっぺんに気に入って中を巡る。血塗れ内臓系パフォーマンスHermann Nitschカントールなどの展示複数も巡る、大阪の扇町ミュージアムをババア的には懐かしがったりもしつつ。



201Dance Company『Smother』@ZOO, The Sanctuary、18時40分開演。動画。満席。音楽ガンガン流してのヒップホップ風味モダンダンスってのは承知での鑑賞。踊り自体はキメッ!きめっ!キラッ!きらっ!なノリで特段の発見はなし。ただテーマというか展開がね愛情関係で、ゲイ・レズビアン寄りフォーカスでそこはまぁ嬉しい想定外。男男濃厚絡みやらベッドシーンちっくなフロアやら上半身脱ぎやらあったしー。なのでその分逆に?w会場の客席構造的に舞台まで距離があったうえに、前列の男性が巨大で視界にいつもぼっかりブラックホールをつくってくれちゃったのが個人的残念要因。
Moving Dust『This Much (Or An Act Of Violence Towards The Instituion Of Marriage)』@ZOO, Monkey House、19時45分開演。動画:予告編 リハ風景? ミニドキュメンタリー舞台写真。台詞劇承知でウェディングドレス姿の男性画像と説明文「3人の男性と1着の白いドレスと…」だけで選んだら、しっかりゲイのいわば三角関係モノで大喜び。男遊びか結婚かどっちつかずな主人公を軸にしたドタバタが、ゲイディスコ・チューンに載って小気味よく展開する。ドライヤーに掃除機にミキサーにカメラにと小道具類もわりかし使っててかつユニットボックスを配置替え組み替えしてシーンをさくさく転換、同会場で一日に何作品もすごくタイトな時間刻みでセッティング&撤収してることを考えると、そういったスタッフワークもなかなかだったような。あと小さめの三方向客席なうえに俳優陣の脱ぎっぷり非常によろしくてですね、パン一やらチン丸出しなんぞもあってですね、特にその遊び相手のちょっと若っぽい男優クンの持ち物が目を見張る大(以下自粛w)。話的な着地点はよくわからなかったけれど、終わり近くじゃ白ドレスで暴れちゃったりな主人公役のちょいガチくんの自由自在な演技が素敵だった。幕切れで『Always on My Mind』がペットショップボーイズに続いてエルビスで流れたのもホンワカ。
てなわけで、吹けないくせに口笛気分で濃紺空の通りを北上、ウェーバリー駅橋上からバスに乗り帰宅。
←♪Every Breath You Take