ますだいっこうのあと@ベルリン

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『Weil ich bin wer ich bin』/溝さんキムラさんと会う/『Homosexualitaet_en』展[ベルリン2015]

テレビ・ドキュメント『Weil ich bin wer ich bin』観る。副題は「芸術と同性愛であること」ゲイ・レズビアンであることを主軸に置くアーティストと社会との関わりをベルリンの映像作家が追うテレビ・ドキュメント。とても印象的だった。以下メモ的に:映像作家Nils BökampBenjamin Cantu。以下登場アーティスト、コンスタンツァ・マクラス企画にも参加してたダンサーMamela Nyamza、写真家Benyamin Reich、Mashrou' LeilaリードボーカルHamed Sinno、作家・映像作家Abdellah Taia、俳優ほかMojisola Adebayo、『Children 404』監督Pavel Loparev+Askold Kurov、そんでダスティン・ランス・ブラック。
[http://www.youtube.com/watch?v=pTWFu5eFmP4:movie:small][http://www.youtube.com/watch?v=qx9aEGBr8jw:movie:small]
午後ベルリン訪問中の溝さんキムラさんとアレクサンダー広場の世界時計下で待ち合せ『Homosexualität_en』@同性愛博物館Schwules Museum*へ。悩ましい男の表情だけが延々映るウォーホル『ブロウ・ジョブ』のお出迎えで、ざっくりいえばLGBTがテーマだったりモチーフだったりな現代美術系の、映像・写真・平面・インスタレーション・インタビューアートなどが全フロア展開。エルムグーリン&ドラグセットの、蛇口と黒ゴームホースペア、2段ベッドのマット&枕部分が上下に向かい合う、など立体はニヤリ。戦争で荒廃・倒錯した通りを男が彷徨い爛熟期ベルリンのような猥雑なキャバレーへ迷い込むも最後にはそれがすべて映画撮影セットですなシーンを折り込み無限循環っぽく続く約20分のモノクロ映像は何か麻薬的引き込まれ感、ゴンザレス=トレスのゴーゴーお立ち台だ!と思いきや後の溝さんによる説明でそれが”有名男性アーティストの作品をあえて模倣する情勢アーティスト”による贋作だったとかね。インタビュー映像を視聴するサロン風空間のイラスト&クッション設えなんかも素敵だった。3展示室をつなぐ通路がエイズ・アクティビズム作品の「白」になってたのも印象的。ゲイアンセムをワイヤレスヘッドホンで聴けるようにもなっててそれも作品だったりするのかな。作家&作品情報が図録などにもなくてメモしきれなかったのがちと残念。
地元スーパーで総菜ハムチーズ他つまみ等買い込んで何のお構いもなくてスンマセン的リヒテンベルク区屋根裏部屋ホムパ。三人で二つの窓から覗くまだまだ昼間な空と大木の緑眺め鳥の声耳にしチンタラコ、2年ぶり再会&ざっくばらんなお喋り。息がふぅぅっと抜けた感覚で深謝合掌、二人は明日早朝出発なのでまだ日が高いなかU5ホームでお別れ。