ますだいっこうのあと@ベルリン

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「David Wojnarowicz」「Ties, Tales and Traces」@KW

KWベルリンでのヴォイナロヴィッチ展[「David Wojnarowicz: Photography &Film 1978–1992」]。写真・映像作品に焦点で、初見の映像4面+[Ben Neilの]音楽+[ヴォさんの]朗読音声作「ITSOFOMO」他まとまって[半地下でっかいホールに]並ぶ既視作[無題セックス連作、ニューヨークのアルチュール・ランボー連作]も胸熱。F・ヴァグナー回顧展[「Ties, Tales and Traces: Dedicated to Frank Wagner, Independent Curator (1958–2016)」]は彼キュレートの全展覧会&関連作品[やプライベートな遺品]他で構成。LGBT関連も多くこぢんまり&濃くてラブリー。ヴォさん死直後開催展開幕スピーチ原稿にも感動〉。ニューヨークへ「Fever」展を観に行ったのが約20年前。見送ったホイットニー美術館での回顧展が去年。ジャンルが絞られるとはいえベルリンで彼の作品とまとまって再会できるのは感慨深い。エイズLGBTライツの文脈での怒り爆裂な作風に惹かれて彼のファンになったわけけど、今日改めて視て反芻してるのは、たぶん、それ以前にももちろん汲み取ってはいたものの、孤独とか隔絶とかそのあたり。年間入場券を奮発したので会期中再訪するつもり。同時開催のイランのクィアな?演出家展「Reza Abdoh」は予想どおり映像ズラリ式なので後日に。F・ヴァグナー回顧展はメインの建物とは別のフローリング床の小体なギャラリーで、エイズLGBTクィアな作家を多く取り上げ、きっと多くの人々から愛されたのであろうキュレーターならではの独特な温かな場で素敵だった。連ドラ消化。マットはまた鬱っぽ。