ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

国際反ホモ/トランスフォビアの日デモ[ベルリン2014]

〈地元ラジオが「今日はデモが2つあります」とニュース交通情報で伝えたり、その1つ「国際反ホモフォビア&トランスフォビアの日」に関する解説や、デモ以外の催しも紹介。予想1万人参加らしい。どんなかしら?風あってやや肌寒いけれど行ってきます!ヴィッテンベルク広場〜アレックスってやや長いw〉〈国際反ホモ/トランスフォビアの日デモ。六色旗EU旗先頭に横断幕・政治主張音声も入るサウンドカー・長大六色旗&本当にイロイロなw人々=某記事では最大7千人と同性愛者慰霊碑露大使館他経て4時間。終点TV塔下仮設ステージでもしっかり集会。力強く広く平等目指す全てに胸熱!〉
サウンドカーの選曲はまぁ定番wを網羅してた感じ?露大使館近くで『カリンカ』が流れ、しばし音なしでデモが停まったあとフレディの『I Want To Break Free』で再開、ってあたりにグッときました。あと集会最後のこの曲&映像も〉〈あ、もちろんコンチータ・ヴルストの熱唱も、サウンドカーからも集会のスクリーンにもw。例の黒ひげつけて(or地ひげ?wで)歩いてる人もちらほら見かけました〉〈デモ終点でのいわゆる集会はスクリーンもあっていろんな映像メッセージも流された。個人的に最も涙腺が弛みかけたのは、縁の下を支えるスタッフたちの動きを追った映像でしたー〉
メモ:Enough is Enough Open Your Mouth!という組織が呼びかけたデモ„Wann hast du entschieden Hetrro zu sein“で、直訳すると“いつヘテロだって決めたの?”。LGBTIといった性的指向は先天的であって選んだものではないという反語的ニュアンス//缶バッジは集合場所で、シール・レインボー小旗は歩いてる最中も配ってた。小旗メーカーの協賛で紙製+プラスチックストローの軸。6色を横断する白地部分のメッセージ「GEMAINSAM koennen wir etwas veraendern!(一緒に何かを変えられる)」//サウンドカーは1台+2台、スタッフが黒いロープで取り囲むなかしずしず。音楽の合間にジングル付きで流れるメッセージは英語とドイツ語、部分的ではなく完全なセクシャルマイノリティの人権保障、保守・極右勢力の台頭に反対、ヨーロッパ選挙投票への呼びかけ、など//掲げるのではなく皆で広げて持つ長大フラッグは、レインボー旗とあと同性愛差別の激しい国の国旗を綴ったものとが//参加者のいわゆるドラァグ度や脱ぎ度は低め。年齢層は広め、けど印象としては若干高めだったかも//途中のいわばベルリンの二丁目ノーレンドルフプラッツでは、6色の塗料が用意してあって、パネルに手形を寄せ書き的にぺたぺた押すコーナーが、こういう企画いいなぁ//「Gay Rights Are Human Rights Unite Against Homophobia」のTシャツを着た白髪のおばあちゃんが何だかとてもかっこよくて頼んで一枚撮らせてもらった//ナチスに虐殺された同性愛記念碑・ユダヤ記念碑に沿うコースではスピーカー音声はなし//サウンドカーを采配して「もっともっと」的に参加者を盛り上げる中年女性もかっこよかった。オバチャンたちがにこやかに力強くこういった場にいるのが個人的にはすごく素敵でかっこよく視えた//
アレックというより赤の市庁舎前の広場での集会。到着するスタートまで、おそらくはアメリカの子供に同性婚や同性愛などについて質問しその反応を収めたビデオが流れてる、そして主催代表の演説、これがめっぽいかっこいい。ファルク・リヒター『Small Towon Boy』終盤の同性愛人権に対する政治的アジテーション長台詞の熱い朗読も。合間合間にさまざまな人々も紹介される:反同性愛法でゆれるウガンダがらみで、祖国から逃れざるを得なかった女性・ドキュメンタリーを撮る女性・HIVなどの医学的な面でサポートする医師の男性、フォビア襲撃で目に損傷を受けたトランスジェンダードラァグさんみたいだったけどねw、同性愛博物館の人・ロシアの同性愛差別法とソチ五輪に抗議した「レインボーフレーム」の台座が博物館に寄贈され、ちょうど今日は「博物館の長い夜」でもあり終わったあとどうぞ的な、若者団体の代表2人、新しく場所にオープンしたお祝いに芝刈り機を贈呈とか//6色のTシャツを着た主催代表6人が壇上に並ぶ、なんかイケてるぅw//最後は6色の風船を放っておひらき//いわばエンドロール的に流れたPVはゲイやレズビアンのキスシーンもあるベルリンの街角を捉えたAndreas Bourani『Auf Uns』//ちなみに心配だった天気は好天で途中Tシャツ1枚でもOKなほど、しっかり日焼けしちゃいましたw
ハッケシャーマルクト駅界隈に移動して買い出し、トラムでシェーンハウザーアレー駅カフェ淫経由、諒さん光さん宅へお邪魔。ああデモの興奮をふんわり着地させるにはとてもいい夕方、アルコールが入ったお二人と、とりとめもない雑談で過ごす気兼ねない時間、ありがたい心底ありがたい。雨もすっかり上がった深夜にお暇。