ますだいっこうのあと@ベルリン

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Vincent Riebeek『Flaming Lamborghini』[ベルリン2015]

気温は比較的高めなれど天気は相変わらず曇天時々雨でヤラレがち、2時間区切り式でさあどうだか『Kein Licht.』朗読と暗記確認とアイディアメモ〈脳内で東京音頭とエレクトリック・ブギが混ざって渦巻いてる、てかその渦中でへらへらしたい〉等等。駅反対側ご近所を北上フォトジェニックな流通地区にあるリヒテンベルク区の税務署へ用紙をもらいにいくもあっさり電子申請でと子供の遣い状態かもだけどあっさり帰るバス240で。
ダンスフェスティバル・タンツターゲTanztage@ソフィエンゼーレ、去年惨敗ハズレ続きだったゆえ今年はスルーを決め込んでいたくせにパンフを片っ端から検索したり直前情報が流れてきたりで結局3公演配券済み。ガビ&アヤさんにばったり。今夜は2本立て。Noha Ramadan『Los Angeles』:ピンマイクで拾う声や雑音に音響システムが反応・サンプリングする仕掛けで女子が暴れてみせたりする。例えばその暴れようが音場と対峙するくらい身体的に凄かったらまだしもねぇ、みたいな、期待値ゼロだったにしてもねぇ、みたいな。 動画
Vincent Riebeek『Flaming Lamborghini』:舞台転換休憩中、客席に残って男たちの作業を何となく眺める、というか腰パン見えパンでリノリウムを黒から白へ裏返すやら照明をセッティングするやらのスタッフ陣、舞台面下手前面に音響機材を配置するDJ・Antonio Onioくんのみならず、諸々手伝ったり舞台・小道具を準備するメタリック色ピッタリユニ姿の長身ちょいイケなダンサー本人ヴィくん、の仕込み姿に軽く萌えてるうち、ヴィくんが黒い長箱形スモークマシンを股間にあてがってフゥゥとひと吹きしたタイミングで開演。マスクをつけて床を這いずり回る系の動き、電飾だけのクリスマスツリー的なのの根元でiPhoneの音声案内との会話(?)、暗闇に走り出したラジコンカーが明るくなると特大ディルドを搭載してて、けど重心バランスが悪くて時々車両が前転してしまうw、ヴィンセントくんはゲイゲイしく踊った挙げ句、ナマ尻を突き出してラジコン走行の勢いでそのディルドを挿入しようと、ローションまで塗りたくって試みる。倉庫当時のままな内装の劇場奥の扉を開けると、そこからエスキモー的な格好、かつ松葉杖をついたモッサリした男性が登場、ヴィくんの股間に填められていた貞操帯をロックアウト、さらにモッサリ氏は自らの金粉まぶし男性器でヴィくんの顔面をイニシエーションというか、下ネタ用語でいうところのマラビンタw、解放された感な金色顔のヴィくん。続くだらだらしいトークシーンは英語につきほぼ落ちこぼれ、殉教図模したヴィくん写真の裏に今日・昨日のタイムスケジュールを書き込むカードと鉛筆が配られ各自記入云々な、けど僕的には意図不明で、最前列でぽかんだったら軽くイジられたりとか、でいきなり肌色サポーター一枚になり、色付き水面反射的映像背景、DJくんがミュージカルのラブナンバーみたいなのを熱唱する中、バレエ的に“美しく”踊られまして終わられました。ふむむ、ゲイライフヒストリー想定はピッタリで丸出し感には大笑いさせてもらったけど、もうひとヒネリして舞台化してもという気はかなりした。あと横っ腹あたりが痒いのかシャツの下っ端から手を入れながらよく喋ってたんだけど、10cm幅くらいで覗く下腹部のいわゆるエロ筋がクッキリででしてねぇ(以下略)。飄々とした舞台での佇まいとライフヒストリーの脱ぎっぷり加減に川口隆夫ちゃんを、力抜け切って喋るだがしかし計算ずくっぽい様にダニー・コック・ディスコダニーを脳内反芻したりもした。画像付き英文紹介記事 動画
このツイートに対して〈別文脈で「『劇場によって腐敗し倒錯した』感性」に少々あ痛たた、けど他の意味ですでにザ倒錯もしてるから開き直れるかw〉