ますだいっこうのあと@ベルリン

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「Zeitsprung Kino - Tokyo 1914」[ベルリン2014]

ikkomasuda2014-09-03

何だかんだと怠っていた独語自習再開、〈ご近所気遣い続編。直接訪ねてきたアパート主[アノック氏]いわく最上階の屋根裏的ワンルームになら住めるようできるかも、と。未確定なうえ光熱費・日用品・ネット接続[今の部屋のWiFiが上階まで届くんじゃない?などとおっしゃってましたがそれは…w]などハードル結講ありそうだけど、そない言うてくれる親切心にまずは深々感謝だす〉、本1冊の校正仕事舞い込んで若干はらはらしながらプリントアウト、州立図書館で作業着手、内容が保守系視点の政治モノで疼くもやもや、ノースフェイスのジャケットどうするべか、ソフィエンゼーレ前パンフP/U。
「Zeitsprung Kino - Tokyo 1914 mit Live Benshi Erzähler und Buto-Tänzerin(雑な訳:タイムスリップ映画 - 東京1914年、弁士と舞踏ダンサーとともに)」@バビロン。しょうたくんと一緒に拝見、字幕翻訳などをしているダニエルはあれこれ動き回ってた、カエさんカノンちゃんともばったり。〈100周年にあたる第1次世界大戦当時の、欧州以外の「世界」を垣間見る/見せる企画〉で、おにぎりの試食や、無声映画研究者の講演もあって盛りだくさん。カセキユウコさんの舞踏は、クラシカルな映画館の舞台にクッキリ映える配色と動きで、中程の客席からも絵面としてもとても印象的に観えた。背後の幕の濃い緑、舞台額縁に混じる金色、イレギュラーに着付けた襦袢の赤、引きずり抱き羽織った紋付の黒のコントラスト、その紋付のあしらいで様々な関係を読み取れる動き踊り等等で。メインは弁士片岡一郎付き無声映画上映で、欧米短編4本と『忠臣蔵』。どれも動きがコマ送りちっく、南北戦争をテーマにした悲愛ものの女性たちが立ち居振る舞いあたかもドラァグの如しだとか、『忠臣蔵』の時代がかった仰々しさの一方で忘れかけてた日本語の豊かさ満載話芸だとか、映像のいちいちな決め決めだとか、正直新鮮に堪能、共通して背後に横たわるテーマ:戦争についてもじわくりくる素晴らしいプログラムだった。あと追加取材したwカエさんによると、朗々と伴奏していたエレクトーン的な鍵盤楽器無声映画用のシネマオルガンで、定番的SEなども鍵盤などで出せるようになってるそう。お茶への2次会は辞して、未成年カノンちゃんの手酌同然なジェスチャーが微笑ましかったわん。