ますだいっこうのあと@ベルリン

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マルセロ・エヴェリン 『突然どこもかしこも黒山の人だかりとなる』[ベルリン2014]

B誌原稿推敲@スターバックス・ハッケシャーマルクト駅、何だか執拗に直してしまった。豚挽肉味噌汁。修正入力80字残しで収まる。
Tanz im Augustインスタレーション『The Memory Machine』天井に並ぶスピーカーとその前の集音器と管でつながれた手元の受話器で、おそらくはダンス関係者の証言を聴く古式ゆかしいマシン、何かの文書を切り刻むマシン、黒ボールを投入すると枝分かれするビニールチューブを通って外の庭へポトリと落ちるマシンなど、微笑ましい系。
マルセロ・エヴェリン Marcelo Evelin/デモリションInc. 『突然どこもかしこも黒山の人だかりとなる Suddenly Everywhere Is Black With People (原題 de repente fica tudo preto de gente)』@HAU2。蛍光灯の付いたバトンで四角く区切られたリングの中に観客が入ると、黒塗り全裸のダンサー群が、立ちすくむ人々をかきわけ動き回る。ときに一人一人だったり、ときに床に折り重なり蠢動したり、ときに俊敏にときに緩慢に、地響きのような音空間で、息荒々しく肉生々しき作品。いくつかある「何何のようだった」「何何を連想した」はあえて措くとして、暗がりで鋭く光る目、しゃがんで観ているときに間近に迫った臀部の体温、観客の整髪料などの臭さ、が体感としてクッキリ残った。あるいは“白”山の人だかりの中で肌が黒いとは単純にどういうことか?、おとつい観たコンゴ出身ダンサーズや語学講座のアフリカ人などを引き合いにして肌が黄色い人として考えてみたり。あるいはあの裸足の駆ける音タツタツタツタツはどこから来てどこへ向かったのか。いろいろ深みにハマりそうだわん。別プロジェクトのタンブラー
インスタレーションのチューブが垂れる外席でひと休み、LPGで買った甘食はちょい選択ミス。

Suddenly everywhere is black with people Kyoto Experiment 2013 from regina veloso on Vimeo.

THE MEMORY MACHINE (installation)- MOUVOIR (Stephanie Thiersch & collaborators) from MOUVOIR on Vimeo.