ますだいっこうのあと@ベルリン

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青年団『東京ノート』

ikkomasuda2012-07-24

B社オンライン校正暗記カード地理。「図版原稿がない場合は飛ばしてください」という返答が来るまでの所要時間について考察しながら。早め銭湯後、上野。ガード下を駅からアメ横側へ渡った立食い蕎麦屋。上野の森美と都美のそもそもな混同にまず気付く上野公園。ウッディな園内スタバへはぜひ今度。
青年団東京ノート』@東京都美術館講堂ロビー。まったく初めましての同団。どんだけいわゆる“静かな演劇”なのかしらねぇ?盗み聞き系?とまで勝手に思いきや、全然“静か”ちゃうやん、でいい意味に拍子抜け。三男二女兄弟エピソードのきっかけ的な上京してきたオバチャン長女役の、面識ある松田弘子さんが、生き生きかつ感情の襞まで丁寧な芝居で、それが大きな勝因、…勝因?w、すんなり入り込めました。他の役者さんたちの演技の“音量”はまあ好き嫌いうっすらあるかなくらいで全体的に好感。点描的な芝居自体も、もうコレってエピソードが多少交錯しつつ並列なのよね、表情とか敢えて全員に視せるようにはしてないのね、と了解した時点で適宜息抜きしながら観てました。本歌な小津映画を思い出してみたり、これきっと仕込みよねな飛行機のSEにほくそ笑んでみたり。美術館ロビーが設定の作品を実際の美術館で上演の意味云々はさておき、その舞台としてのロビーの後ろの間口広めの階段、の先に本当のロビー+ミュージアムショップが見渡せる、抜けのある場所設定が実に視覚的に心地よくてね。「MUSEUM SHOP」という白く光る文字サインがこれまた僕好みだし、微風でヒラヒラ動くグッズも遠くで売ってるし、というあたりも密かにニクがってました。客席環境がもうちと余裕あればベストでしたね。
上野公園夜道散歩。まっすぐ帰れなくてスターバックス上野駅。夜更かし。