ますだいっこうのあと@ベルリン

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快快『アントン、猫、クリ』

ikkomasuda2012-02-16

泥日。B社オンライン校正高校地理あげた。『「方言コスプレ」の時代』飛ばし読み。『クウネル』わたしの仕事場。品川エキナカ書店ペーパーウォール。平日下り京急快特の黒ずくめ度。横浜市中区みぞれ雨彷徨い。
快快『アントン、猫、クリ』@ニテヒ・ワークス
ギャラリー的場所での上演。単語と振りのコラージュから始まって、交差交錯し、断片的会話も混じりだし、ときに各自ぶらさげるミニスピーカーからの心中の言葉と重なり、演じられるキャラクターバリエも何人か現れてはスイッチして、そんなこんなで声・言葉・歌・物音・鳴声・会話・関係・場がケチャ状に混ぜ合わさって“ポリフォニック”に積み重なり――てな展開でね。いろんな呼ばれ方をする実際には登場しない野良猫、を巡る日常がスケッチされる。あ、スケッチというか採取されて鮮度そのままにミックスジュースにされた味わいかな?撓みニュアンスもあって動きがピカリ&ど真っ直ぐ視線な捩子ぴじんクン、ボーイネクストドアーな山崎皓司クンを至近距離拝見でラブリーラブリー。音や空気とのあわいにあるように感じられた音楽、モーションタイポグラフィー?な英語字幕も、楽しめた。
休憩を挟んで“コメンタリーレクチャー付本編”とある第2部は、再現性とかのコンセプチャルアートっぽい雰囲気かしらと思いきや、稽古場にお邪魔して何シーンかを試しで見せてもらってる気分だった。シーンAをこう変えてみせてみて、シーンBは1人ずつでやってみて、シーンCはよかったからもう一度やってみて、といったようなね。なので、一部を再度観られたことで二度味わえたり、馴れ馴れしい意味じゃなくて作品がぐっとこちらに寄ってきた、気がした。いわゆる劇場じゃない上演場所という効果もあるんだろうね。おもしろいなぁ。
TSMGOつながりシノダ(篠田千明さん)曰く僕も参照したというw、キャラクター・アパートのオカマ住人が増田さんという名前でちょっとニンヤリ。同じくTSMGOなアルドーも来ていて休憩時間に半分わかってない英語でおしゃべり。照明中山奈美さんも声をかけてくださった。第3部の別作品映像上映は失礼して、悪魔のしるしでお世話になったポエノさん(安野太郎さん)にご挨拶して、お暇。
備忘録:Sweza。フロッタージュ、広島宇品。
↓始まりはまさにこんなの再実演でした