ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

『パラノイドパーク』『マラノーチェ』

D社ガイド本北京校正。ゴールドジム東中野
ガス・ヴァン・サント二本立て@早稲田松竹を観る。
『エレファント』みたいなんでしょ的予備知識で臨んだ『パラノイドパーク』。シーンが前後したり繰り返されたりで逆に主観的。核心シーンがですね、ちょっとヒェッー!な図で、そこから後半の“ありがち”な展開に流れないところは“らしさ”かねえ。ミスマッチ感狙い過ぎかも?な音楽はそれはそれできらいじゃなかった。ティーンのお着替えシーンも少しアリね。
マラノーチェ』。汚れメキシコ専?のポートランドガマが“ノンケに片想いする”物語。ってミモフタモナイ…。モノクロ・途中のロードシーン周辺の空気が1985年なら某名作と同時代?なんて浅はか邪推。全般的に画面が暗っぽくて、“読み取りにくい”苛立ちを若干覚えたけど、慣れてくればダウンタウン・ロワークラスの臭いまでジワジワ染みてくる感触がして、それはそれで委ねられた。お目当てじゃないメキシコ人♂と主人公♂のセックスシーンが、夜の影と肌の断片とが蒸気機関車の音背景にした映像で長めに続く正しく不完全燃焼的なエロさとかねー。あと特に夜はいっつも雨降ってた気がする。そゆのも快/不快ない交ぜの皮膚感で「キ」ました。
ミックスベリータルト&コーヒー@スターバックス高田馬場。酸味甘味苦味で消す木床軋みホテルの廉価妄想。