ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

ベルリン旅行23日目

部屋主さん男性のお誘いに乗る。彼がメディアの体験学習で子供に教えている初歩アニメーション制作のクラス見学だ。切り抜いた紙をちょっとずつ動かし一コマ一コマ撮影する式。元保育園だかの施設を転用したオルタナティブなアートセンターKreativhausにて。レインボーフラッグがかかったドアもありました。
放っぽり出しての休憩時間。
トルコ系が多い縦割りクラスの子供たちや引率の先生←軍短パン浅黒ナイキシューズ耳ピアスでどことなくゲイ風味(笑)、などなどリアルな教育現場の一端てなだけでなく、ベルリンでのいろんな表情・コミュニケーション、もはや僕には《舞台》を視る感覚に近い、をカオティックに体感。いい意味で脳ぐじゃぐじゃの得難い“クラス”。子供たちとちょびっと話できたしね。いやぁ感謝!
Friedrichstr.駅近くの立ち飲みスープ屋Suppenboerseにて。
濃甘ペストリーにもつい。
そんな流れで午後ずっとはぐだぐだ化。ドアーズ、しかも『Break On Through』、が流れてるよぉぉなスターバックスでソファに沈む。Kulturforum Potsdamer Platz周りで日光浴も。
Neue Nationalgalerie前ゲンコツ。ビエンナーレで見逃してた屋外インスタレーション
無料開放のGemaeldegalerieにて古典絵画。これホラー!まるでコミック!アイコラみたい!構図がシュール!うっわエロ!今でいうミックストメディアじゃん!キャラ図解!なんぞと宗教画まで勝手におもしろがってズラーンと眺める。

Die Zauberfloete in der U-Bahn』@U-Bahnhof Bundestagを観る。モーツァルト魔笛』を開通前の駅ホームで上演する“地下鉄オペラ”。ブログベルリン中央駅もご参照くだされ。

出立ち超ストリート系なパパゲーノくんが遠目にもフェロモン来ちゃってですね、あっさり釘付け。歌い方もおよそオペラっぽくないわ、ゴミ箱から拾って吹く笛も頼んないわ、だけんどもかっちょええさ。時代入り乱れ感、地下鉄のホームという特殊な空間を遊んじゃえ感、そのうえ魔女風の登場人物が歌うおそらく有名なアリアの尋常ならざるゆえの最早ギャグ感、群舞の端のほうとかで妙に飛び跳ねたり瞬間芸盛り込みな振りの無駄感←客席並びの女性たちもツボだったらしく同じタイミングでウケてました、などなど興奮材料てんこもり。客席に仕込まれていたり線路上で並んでたりする合唱隊の声にも心響く。てーなわけでとっても体温が上がった公演でした。チケット代もうちょい奮発して正面側から観てれば一層ヤられてたかも。

Friedrichstr.駅北側工事現場のクレーン。