ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

『stolpern』

晴れ。11時30分ショルツ・オットさんの発音コーチング@ノイケルン、2回目。『antigone. ein requiem』台詞に早速取りかかるも難儀難儀。散歩カール・マルクス通り駅/オストクロイツ駅線、炎天下。
20時『stolpern』@シャウビューネ・スタジオ。ベルリンとコットブス(Piccolo Theater)の二都市にまたがる二劇場共同の、青少年による演劇プロジェクト。自分が昔参加した成人グループへの懐かしみもあって配券した。以前バー・スペースだった側に客席が組まれ、舞台空間が俄然広くなっていた。馬鹿なティーニーが自由席だと主張してちと面倒あったはさておき。ナチスによる迫害者の生前住居前敷石の間に埋め込まれる金属プレート「躓きの石」をとっかかりに、両都市にある地面のメモリアルが語る人生から、現在系の人種差別はじめさまざまな差別まで、ガチでマジで取り組んだ作品。いい意味で緊張感ない若々しい群舞シーンや、スクリーン投影される過去事実の読み手とその前に人々が佇むシーンなど、シンプルではあるけれど凛とした印象を受ける時間多し、最前列だったしね。15~21歳20人弱を見つめるどこか気恥ずかしさもなかったとは言い切れず。白床・白スクリーンのシンプル舞台空間も基本的には好感。ただときどき芝居で空間が埋めきれてない感は抱いたかな。あとラストがホロコースト体験者のインタビュー映像ドンってのは、説得力の質が芝居と別過ぎてあるいはそのまんま過ぎて、ちと違和感。
日没時間ちょい過ぎの、幅広い目抜き通りクーダムの、だけど西端で別に繁華じゃないし人通りも少ないしな道沿いに、劇場を出てちんたら歩く気分はほぼ忘れかけてた爽快さ。REWE寄ってハーレンゼー駅からS41で帰って深夜ジャンク食少々。
musik heute:
trettmann feat. rtoehrenfeld - stolpersteine (zdfneo, neo magazin royale in concert)