ますだいっこうのあと@ベルリン

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『アダムの受難』最終日

ただの散歩、イースタ休暇前買い出しせねば感漂う界隈。残り煮物卵炒め載せ出前一丁。フリードリヒシュトラセ駅中エデカでやっぱりと買い出し。17時45分入り。音楽劇『アダムの受難 Adam's Passion』最終日@コンツェルトハウス・ベルリン。粛粛準備。担当メイクさんとコミュニケーション少々。すでに御大ボブ不在ななか助手ティルマンからの演出的指示が伝言ゲームされ後ろ首筋の白塗りキッチリせよ、と、で追加塗装。エキストラ担当ソフィアが客席で観てるため自主タイミング大体でスタンバイ。個人特命恙なく。カーテンコール後舞台裏で待機し客席が空になるのを待って大集合写真。階段途中で目があったプロダクション側舞台監督ハナと手を振って挨拶。無駄に終わって気が抜けてる周りで若い俳優系エキストラがやかましいのが神経キレる瀬戸際。精算がらみのこと。独日18歳くんジュリアンほかにきっちりバイバイ。ウンター・デン・リンデンジャズ歌手の女性とバッタリでしみじみ系会話駅まで。途切れてたマットとのチャットで「芝居とかまったく興味が持てなくて以前からきみの話にどう反応していいのかわからなかったんだ」と告白されて、関心ないのは薄々感じてはいたものの、この頃合いでのこの宣言で疲労スタンプ3倍セール。
『アダムの受難』。音楽劇というより“舞台美術付きコンサート”な印象。アルヴォ・ペルト作品をオーケストラ&合唱団が2階席で演奏、ロバート・ウィルソンの照明&スモーク&オブジェ&パフォーマーによる物語性のあまりない絵面が舞台上で展開、って形式なので。出演者は台詞も言いもせず歌いもせず、ウィルソンポーズで牛歩もしくは佇み。そんな90分の最後に小枝を持って自転しながら極めてゆっくり登場してくる“ツリーコーラス”30名の一人でした。花道から舞台中央にゆっくりやってくる“女”、はルシンダ・チャイルズってUSAポストモダン・ダンスの大御所様でござりましたヒィィ、へ水の入ったコップを渡すのが僕の特命。エキストラの中では一番目立つので衣装部も毎回気を使ってくれました。思えばオーディション時から僕ら担当でその大役wに抜擢もしてくれた演出助手ティルマンへは感謝頻り。