ますだいっこうのあと@ベルリン

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ベルリン旅行22日目

ゆっくり起動。
部屋近くの三角公園にあるコンテナハウス。
ハンガリー風スープ@Soup KulturRosa-Luxemberg-Str.。香辛料が“アゲ”てくれた。
アレクサンダープラッツGaleria Kaufhofで調達物。フォルクスビューネで配券。ボックスオフィスとは別のインフォメーションで問い合わせたら「あなた俳優?」と初めて尋ねられ約半額。切符が売れてないからか、それとも元々自己申告制だったのか。
プレンツラウアーベルクに向け北上。ちょっくらここ曲がってみるか式で地図を見ずに歩く。
見覚えある街貼りビラの→に従って、Bettina WitteVeenDeath and Maiden』@Gewerbehof in der alten Koenig stadt。レンガ建築の冷気漂うかなり暗い地下室でのイメージ・インスタレーション。戦争・暴力をある意味直視させられ死の空気をいっきなり体感。にしても特に旧東ベルリンにはこういった地下室がまだまだ眠ってるんだろうな。

そいやこの通りは未踏よね式でお店のんびりあるじゃんなSredzkirstr.。まだ日差し元気な16時過ぎ、カフェLudmillaの外席で休憩。全開なまったりに浸る。肩ひもドレス着た姐さん、リアル女子よ、がならではの倦怠感でちょかっけえ。
一見ファンシーそうで実際は妖しげでした、店内は。
フラリのぞいた書店Georg Buechner Buchladen am Kollwitzplatzですてきなめっけもん。赤ばかり集めたステーショナリーのテーブルも素敵だった。
元給水塔?今は保育園だか幼稚園。脇の公園で昼寝までしちゃった。
シャヴァマ@スーダンインビスElburai。パンじゃなくてクレープ状に巻いてくれるのもスタッフも、ある意味本場風か。
Wozzeck』@3. Stock, Volksbuehneを観る。
メインの劇場付属の文字通り日本式4階にある小講堂的なスペース。中央に花道。シンプルな舞台は録音スタジオで正面奥はガラスのはまったブース。おそらくはオペラを“録音”する歌手=ヴォツェックとディレクター=?とのシーンから始まり、妖艶なクラブシンガー=マリアが登場、彼女のラジオ出演シーン、ヴォツェックがマリアにおぶさっての歌、マリアのオナラ音で開幕する茶番チョウ、映像投影、ガラス上に描くマジックペンの病気解説、“金魚鉢”の中での刃傷沙汰・血しぶき、ガラス越しで済ますかと思いきや、血糊の甘い匂いをプンプンさせたヴォツェックに抱きつくマリアなどなどなど。

元曲にはきっとないであろうナンバーや、明らかに異質なジャズやテクノの挿入も。元々のオペラ曲を元にした、キャバレーショー+ジャーマンテクノの音響センス+フォルクルビューネ的なんでもあり+現在形生々しさのコラージュといった構成・演出。全体に漂う腹黒感、退廃感にも軽くゾクッと。3人きりのタイトな顔ぶれ&至近距離で上演されるってのもよかったな。

カフェ淫じゃチルアウトになんないけど@Sankt Oberholz