ますだいっこうのあと@ベルリン

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ベルリン旅行21日目

現地時間6日6時30分。携帯は電池切れでiBookをアラーム代わりに久しぶりの早起き成功。ライプチヒLeiptigまで日帰りで行ってきます!

ライプチヒ遠出。

まずビックリてか思い込みも甚だしかったのがライプチヒまでの足。InterConnexがバスじゃなくて、ドイツ鉄道とは別の会社が運行する列車だったってこと。地下鉄の車内広告で見つけた格安チケットだからユーロラインズみたいな長距離バスだとばっかり。サイトにだって電車のイラストあるくせにね。DBよりグッとお安く、自然食系スーパーで買った前売乗車券で片道17ユーロ。
ベルリン中央駅7:57→ライプチヒ中央駅9:16。
ベルリン出るとノンストップの俊足で到着。
ご立派駅舎。
重厚長大トラムにのけぞる。パンタグラフでかっ!
駅前ツーリストインフォメーションで地図&レコメンドもらい目的地を絞る。中心街徘徊。いちいち建物立派でいちいち由緒ありげ、な《ヨーロッパ》の街、ただし旧東ドイツ、は、あっちゃこっちゃで工事進行中。
屋外マーケット冷やかし。
Johannnapark、Zetkinparkの広大さとありあまる緑に圧倒され、Elsterbecken川じゃカヌーも目撃。
Museum fuer Druckkunst印刷博物館。あるなら一応のぞいとくかねくらいで出向いたら絶句。博物館というより工房のような場所で、エッチング、活版、製本など各種印刷技術&機械・道具がおそらくはほぼすべて現役で展示されている。しかも台数半端じゃないし、活字を組む作業台だってたくさん。“印刷に恋して”勝手にドイツ編な体験。

人けないフロアにインクの臭いが漂うなか、ひゃーこりゃすげぇわーきゃーてな態で、いちいちガン見してると、博物館のスタッフ、というより印刷工場のオバチャン風、につかまって(笑)ドイツ語でベラベラ説明。現物があって身振り手振りで、一部は実演までしてくれればオッケーオッケー&すごいすごいの連続。オバチャンからバトンタッチされた自動活版機?コーナーのでっかいオッチャンも陽気。キーボードを打てば自動的に活字が組まれそこに鉛を鋳込んで組版がハイ出来上がり!な機械では、“Der Japaner staunt ueber alte Technik”と実演。プレゼントしてくれましたー。わおん家宝。もちろん技術だけじゃなくタイポグラフィック&シンプルなポスターや、企画展ではイタリアの印刷会社のレターヘッドやら美術書なんかも展示。ああ基本26文字で済む国、そして職人気質の国は違うわねぇと溜め息。そうそう中国漢字、ひらがなの活字もあってこちらはちょっとほこりかぶってました(苦笑)。
小鉄橋Koenneritz Brueck近くの店でペストリー調達。左はケシ?ペーストの黒い層あり、右はシロップ浸けフルーツ載せ極甘。平たく並べてふんわり包み紙をかけただけで手渡される戸惑いも妙に嬉しかったりして。
公園を越えて午後開館のギャラリーミュージアムGfZK=Galerie fuer Zeitgenoessische Kunst =Museum for Contemporary Artへ。いくつかの企画展開催中だったけどボリューム的力量的にイマイチ。頑張れ〜。
トラム14乗車。ベルリンと違って路面のゴリゴリ感がかなりお尻に響くよー。
終点S-Bahnhof Plagwitz。
インフォメーションで教えてもらったSpinnereiへ。元紡績工場だった赤煉瓦建築に、何軒もギャラリーやアトリエが入る。ちょっとした解放区的雰囲気。

適当にさまよってギャラリーらしきが開いてたら“ハロー”とのぞく。薄暗い建物上階にも昇ってみた。火曜だからクローズだった何カ所か抜きでも、現代美術食べ放題気分(笑)。Pierogi Leipzig展示)の、昆虫探査?プロジェクトの、虫の交信音を真っ暗闇で聴くシアター型作品が沁みた。
Galerie Eigen + Art支店もこちらに。このネットリ立像は迫力だったな。
中心街から西側のやや淋れた郊外エリア。廃墟系を見物しがてらブラブラと中央駅へ向かう。Karl-Heine-Str.
歩き疲れた頃トラムに乗ろうかしらと財布を開くも小銭不足。店も見当たらない通りが続き、えーい体力勝負だーで歩き切った。
駅ナカでドイツ的肉食。シュニッツェル(カツレツ)、シュパーゲル(アスパラガス)、イモ、イモイモイモ。にソースがでれでれれーん。頑張って完食したっす。駅中イタリアンカフェでカフェ淫。
駅ドーム天井下の書店も素敵。
ライプチヒ中央駅18:54→ベルリン中央駅20:15。
いやいや満足の日帰りツアー。次回は一泊くらいしてみたいわん>ライプチヒ