ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

金沢旅行2日目

オープン6時から大浴場、視姦収穫ゼロ。スターバックス金沢駅前。雲行き怪しい空を睨みさて本日はどないしょう?と開館時間開店時間位置関係を脳内で整理するも収拾つかず。あ、こゆときは何もせんが一番やねと、持ってきた本を開く。

ずらり料理上手の台所』。これさー、料理研究家はじめ達人の自宅台所を取材した再構成モノだけど、番外的にね、男の喜ぶ系料理をね、ケンタロウが『クウネル』編集部黒一点デブ男子と語るページがあって、その食いしん坊っぷりと小さな2ショット写真@キッチンが、まるで合計何キロ?ゲイカップルな図でワロタ。

んでエイッとJR七尾線に乗る。以下きょうは確信犯で電車の待ち時間もボォッとおもしろがる。鉄分配合なのも認めますわ。宇ノ気駅下車。ああいかにも合併しましたな「かほく市」のもの静かな玄関。徒歩20分ほど。石川県西田幾多郎記念哲学館。変化球的箱もの予算が安藤に流れるの図? 眺望バツグンの展望コーナーなんてもう寒々しくて別の意味で哲学できちゃう流石の設計。ただ、企画展示の鉛筆画家・木下晋の作品は「老い」を真っ正面から捉えた鬼気迫る視線で響いた。

 

干し大根が地べたに並んでたりする駅前のスーパーというか販売所にて、とり野菜みそと、おこわおにぎり調達。甘く煮た金時豆が入ってる白いおこわって何げにローカルフードかしら。駅の待合室で腹ごしらえ。土曜昼時のダラダラしたローカル線といったらもう高校生三昧わけでーー。

金沢に戻り今度は北陸鉄道浅野川線に乗る。割出駅下車。上出惠悟個展@パラ:サイト九谷焼でバナナをつくるって発想そのものに触感込みで興味抱いていたので、アーンド雑誌なんかで視た作家男子のビジュアルにもかな? まあこれは実物とご対面してハアなるほどね状態。施設のメインは造園会社なんかが経営するお金持ち向け“アート”ギャラリーといったニホイ。


井の頭線のお下がり健在

浅野川線北上。蚊爪駅下車。コニーズアイ。インテリアショップ&ギャラリー。普通の一軒家におじゃましまーすと上がると居間をはじめ一室一室に、名だたるデザイン&インテリアグッズがまさに美術館状態で一堂に会し、畳に鎮座まします。展示は『タイルアート展〜グラフィックな生活に憧れる〜』『アーティストとコクヨが考える、ノートのもうひとつのかたち。エイ・エヌ』。

カフェもある、というかドリンクも出してくれる、ので一息つくテもなくはなかったが、ここでまったりすると早くも一日終わってしまいそうだったので、土砂降りのなか辞する。

金沢駅に戻ると雨も上がっていて、現地ミニコミそらあるき参考にすたすた。別院通り・金澤表参道・尾張町裏道・主計町ふむふむ歩き。さりげない雅が点在する普段着な低めの街並がいいわ。あるいは子供時分に住んでいた名古屋郊外岩倉の団地じゃない旧街の皮膚記憶も再生された。あるいは京都のコピペ感覚とか。

 
 

浅野川渡りあうん堂。リノベなお宅に靴脱ぎお邪魔気分。じっくり古本立ち読みしてコーヒーを一杯。

日が暮れてとっぷり暗いひがし茶屋街徘徊。メインじゃない通り沿いの漆屋さんフラリ。ゴリ(ナマズかと思った)が描かれたタメ塗り(茶と紫の間みたいな色)の杯がかなりかっちょよくて、親切にあれこれ教えてくれた。中田屋きんつば毬栗歩き食い。海産物屋しら井も購買欲疼いた末オリジナルデザイン昆布巻てぬぐいなんぞを懲りずに。百万石通り、近江町市場チラ見、ホテル撤収。

午前曇り時々小雨午後小雨一時雷雨。