ますだいっこうのあと@ベルリン

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ベルリン旅行4日目

快晴。乾燥ぐあいから“秋空”晴天感がひしひし。

:W150
:W150ラッピング電車でしょうか
:W150黄色のつかまり棒がなんだか

Berlinische Galerie。情報誌『tip Berlin』の記事で目に留まったHannah H?chほかダダイズム特別展めあて。彼女のマンガっぽい作品のキャラが手塚治虫を連想。

引いてみたらうつぶせで横たわる半裸の男性に色彩と形がのしかかるような社会性帯びた東独イメージも込みなKlaus Killisch作品、素のまま白いキャンパスに男子が、よく考えたらば男子ばかりが、ぽつんぽつんといる、近寄ると油絵の具コンモリ盛り上げで詳細は描かれず色彩がミックスな状態な、Clemens Krauss作品なんかの、常設展コンテンポラリーものがやっぱり食いつきいいわ>自分。

:W150美術館前の文字アート?

ユダヤ博物館。クラシックな建物プラス有名なギザギザ尖った新館との組み合わせ。歴史概観的な展示は“伝えよう”意志ありあり。それ以上に体感アート空間アートなコーナーの未来につなげるメッセージ性が刺激あり。かすかに光が射すだけですごくひんやりしたコンクリート空間『ホロコースト・タワー』、それから『ボイズVoids』。顔にしか見えないデザインの重い錆びた金属片が無数に重なるコンクリートに囲まれた徹底した無機質な空間に、鎮魂とその未来の有機的なイメージを託すというあたりが、アートのありようとしてすばらしいと思った。

:W150踏み締める金属音が落ち葉のカサコソにつながるイメージだそうな

半袖な陽気なのでひたすら歩き続ける。道中には、検問所転じて観光地なチェックポイントチャーリー、ギャラリーNBKなど。

:W150どこか既視感

trippenアウトレット。すんごくノイバウテンな、って比喩で何人に分ってもらえるかしら、触感の倉庫&工場な建物。買物リサーチ的には成果あり。劇場も入ってました。

Orphtheater『IN NOMINE』を観る。

:W150

草くさい中庭で開演を待つだらんとした時間がなんとも贅沢。タンツ・テアターでパフォーマー♂2♀2に、読み手♀1がいる。観客に書いてもらったテキストを読み上げサンプリングし時に絶叫も。断片なドイツ語がほとんどだから意味が想像すらできないせいもあって言葉も、それから人体も動作も音響も映像もすべてが空間に等値されたインスタレーションに視えた。おそらく倉庫か何かを転用した劇場空間は、靴音しまくりのそれこそベニヤ板張りみたいな床やら、白く塗られた壁やらとにかく味出ししまくりで、ちょっとズルいよーみたいないい気分。僕のテキストは「ベルリンの中庭の少し湿った空気」を日本語とローマ字読みとあやふやな英語で。“シメタクッキー”とリーディングされてましたー。

ビデオ&クルージング・ショップでやっとフリーペーパーsergejほか入手。