ますだいっこうのあと@ベルリン

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台湾旅行3日目

8時になっても誰も起きそうにないので単独行動で朝飯。に始まってスンマセン団体行動苦手っぷりが出てきた旅3日目。まあ最年長だしもともとそうだと言っておいたからえっか。今朝はお粥メインにしてみるが、糊状かつ冷えかけでお味的には微妙。コーヒータイムにみな登場。

何気なく視てたテレビに現れた、テレタビーズもどき。

龍山寺観光へ向かう。地球の歩き方で近くからバスがあるとあって、歩き回るが見当たらずに結局MRTで向かう。ちなみにその後ハルくんがゲットしたバス本で調べると掲載の系統は廃止されてましたー。

で、龍山寺。とっても耳には“流山児”でなんだか笑える。やっと観光した気分の一方で、若い人含め篤い信仰心が満ちていて、チャイナデザイン的な興味以上に、ピースフル、ピースであることを希う空間なことにちょっと心動かされる、って余所者感想ですぐわぁ。次回はここでも参考にしてお参りしてみよ。


西門町に向けブラブラ歩き。途中さもない店前のテーブルで小休止。僕は豆漿ゴクリ。この界隈ほんまタイのあちらこちらの街に似ている。“中華街”ほどじゃないにせよ、結局かの国では商いをチャイニーズが仕切ってるからなのだろう。


地下鉄の中で生産してるんじゃないかってくらい制服やジャージまんまの高校生がどんどん補給されて混雑してくる西門町を、巡る。ひと山いくらでも息子状態な男子にクラックラ。

阿宗麺線にてモツ入りドロドロ麺40元、ってっ書くとおいしくなさそうかもだけどダシが出てうまいのを立ち食い。

365小吃にて念願の牡蠣オムレツはじめ、青菜炒めなど。ハルくんにちと試させてもらったスイカジュースがとってもスイカで(笑)。ここも屈託ない学生グループが次々来店。台湾の放課後を覗き見した気分。

以後別行動。タカシくんと二人でゲイショップへ行ってみることに。MRT台電大楼駅から住所だけを頼りブラクリ向かう。晶晶書庫。難なく到達。入ると正面にバディほか日本のゲイ雑誌が並んでいて、あとはまあ万国共通な(笑)品揃え。台湾ゲイマガジン立ち読みはここでも叶えられませんでしたー。

奥にはちっちゃいスペースがあって、今日はアート作品を展示していた。呉芳義( Wu ,Fun-Ei)の作品。台湾的なデザインはじめ各種布素材をパッチワークよろしくつぎはぎし、ゲイのセックスシーンを描いたもの。局部は、ビーズがアレとかアソコとかアレをかたどって縫い付けてあり、絵の天地は金布になってる。だまし絵を視る気分でその布の色彩に揺らがされ寝具を連想させる手触りにニヤリだったり、色使いがどこかヴォナロオヴィッチを連想させたり、トータルでアジアな《表現》に、幸福なバッタリ。

何となく外装壁がレインボーっぽい塗り分けだったので、数軒横にあったカフェ、h*oursに入ってみる。さり気なくレインボーフラッグが飾ってあったので、ドンピシャ。ゆったり系アジアンな内装で、欧米人客、なかにはライスクイーンなおじさま、もいて納得な店内。ソファ席でコーヒー100元を啜りながらブレイク。


ああ、何時間でも長居できそうなリラックス空間。大学生くらいの地元ゲイが待ち合わせに使ったりで三々五々出入りするのをしっかり眺めつつ、タカシくんとマッタリする。欧米系隣客が連れてたショボクレ犬がかわいいったらありゃしない。

時間つぶしがてらMRT台電大楼駅から都心に向かって古亭駅までブラブラ歩く。下校ラッシュなMRTで台北車站駅にてタカシくんとお別れ。以後単独行動。

h*oursの眼鏡スタッフくんに教えてもらった映画館、リージェントホテルの裏にて、『盛夏光年』のチケッティング。地元新聞でどうやらゲイムービーらしいと知り、晶晶書庫やh*oursでもポスターなんかが貼られていた作品。

新聞と上映時間が違って結果かなりの待ち時間となる。地下のスーパーマーケットやフードコートで時間つぶし。結果なかった直接クレジットカードで電話できる公衆電話を探して、リージェントのブランド店街にあるインフォメーションを尋ねたら、暇げなネエちゃんは芸能紙をカッターで切り抜きしてたり。

チケットは指定席。いちおう皆従っていた。入るともうCMに続く予告編が明るいまま始まってて、カットアウトで暗転して本編。ぶっちゃけ字幕がないだろうから分らなくてもという前提で観た映画。実は中国語の字幕、ちなみにホテルで視るテレビにもすべてついててそれはそういうもんらしい、+英語もあって、かなり助かった。とはいえ読み切る時間を考慮したものではなかったのですがー。

幼なじみの男+男+女のまあ三角関係ともいえる青春物語。フライヤー写真が『渚のシンドバット』っぽいあたりからなるほどね、ではある。台北じゃなくて花蘭の青々しい風景+学生服なせつないシーンは、それはそれで胸キュンでござったさ。ゲイっていうより“男同士の愛情が一線越えちゃいました”なシーンはさあお待ちかね〜な見せ方でちと笑ったけれども、タイプ違えど二人ともいける男子なので、ハイ、280元分は充分楽しめました。旅先で映画を観るって体験も込みでね。

↓とかこことかね。


そんなこんなで何となく予定していた時間からずれてしまい、台北101→足裏マッサージな本隊とどう合流するべか?であったけれど、ホテルに戻るとちょうど彼らも帰ったところ。

ナナッチが再び合流してくれて、タカシくんシュウちゃんとで、ゲイバー・スコーピオへ社会見学。とってもカラオケ&くっつけな昭和臭プンプンなバーでした。へなへなへな。負けじとカラオケ参戦するタカシくん、日本の歌熟知でさりげなく次々歌うナナッチ、の勇姿に拍手送りながら、年齢高め台湾ゲイ観察。ええ、視姦には至りません。もちろんワテクシは透明人間でおました(笑)。

ナナッチのノンケ友達がクルマで送迎にきてくれ、僕以外はクラブファンキーへ流れる。後で聞くに若い子満載でよろしかったそうな(笑)。屋台で夜飯帰りなハルくんワタルくんの部屋にちょこっと顔出して、go to bed。