ますだいっこうのあと@ベルリン

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『ムーンリバー』千秋楽

ikkomasuda2006-08-13


劇団フライングステージ公演『ムーンリバー』千秋楽。

マッサージしっこ、ストレッチ、台詞合わせ、グネグネほぐし、なんぞしつつ、いつもどおり臨む。

いつも以上に平常心を意識し過ぎてかえって固かったかも、が自己反省。それでもリズミカルに運ぶ安定した座組での本番は心地いい。低め笑い声がこれまでより多く配合された、たぶんゲイ客?比率の高い客席にもいつも以上に乗せられて運ぶ。大門さんの演技は楽日特別エディションともいえるノリでモニターからおもしろがる。ラストにしやんが歌う『ムーンリバー』には舞台出てるクセして涙腺が緩みかけたわ。2日目から満席ではあったけれど、千秋楽は補助席通路桟敷など合わせて最高数にギッシリなお客様で、その拍手に深謝合掌。

今回は、昭和50年代、ゲイ自覚を抱き始める主人公中学生のお家に出入りする桜井電器店の店員、岡崎四郎役。で、僕だけが密かにゲイという設定だけど、それをあえて明確にせずオチもつけないまま下町の人々のone of themとして登場した。ぶっちゃけ地味ぶっちゃけ出番控えめ(笑)。とはいえ、ある意味僕じゃなきゃ出せない味の有効活用だった思うので、いい《しごと》をさせてもらった。重ねて深謝合掌。

劇団としては、制作体勢も変わり、芝居の傾向も、例えば僕が客演し始めた頃とは大きく“シフト”してることを強く感じた。それがどこへどういうふうに向かっていくのかを、見届けたい。

バラシ。例によって、重いもの技術が必要なことは遠慮してできることをチマチマ。何となくチェックはしてた劇場付き舞台部・秋田さんに萌えまくりで、楽屋の片付けについてわざわざ尋ねにいったり。だって短躯一重イヌ系でど真ん中なんだもん(言ってれ)。 

打ち上げ@庄屋は、客演陣で19時から始め、劇団員スタッフが20時半頃到着、わいのわいの。途中スリープモードもありぃので、結局僕は翌朝4時までコース。羽田さん良くんまみぃと4人で店を後にしましたとさ。それにしてもいくら店側から営業にきたといっても宴会で9時間滞在って。

ご来場のお客様、心にとめていただいたすべての方々、関係者に、三たび深謝合掌であります。