ますだいっこうのあと@ベルリン

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宮島達男展「FRAGILE」

ikkomasuda2006-04-01


そしてとうとうもう4月だ。ある意味なにか残酷に感じてしまう。

「病と闘ってはいけないと解ったのは家内を亡くして随分してからのことであった。」

↑いえ、病とだけじゃなく、すべてについて正論かと。このブログより。

夕方ハルくんと日暮里駅南口で待ち合わせ。道すがらそうなるとはいっさい予想してなかった谷中墓地突っ切り。地味にだけども道の両側から植わってアーチをなす桜の通り。見事。墓石の前や脇でシートを敷きダラダラと“花見”する人々。なんだかとってもシュールなものを視た気分に襲われた。あるいは霊的ともいうか。

宮島達男展「FRAGILE」@谷中スカイ・ザ・バウスを観る。

すばらしかった。ずっとずーっとへたりこんで眺めていたかったくらい。それにしてもLEDのデジタルカウンターはなんてエロティックなんだろう。地道に明滅する赤い数字を眺めながら、僕の頭の中ではセックスのイメージがずっとずーっと断片的に交錯していた。溜まってる? 終わり間際の夜に訪れて正解だった。

谷中界隈二人で徘徊して、ハルくんレコメンドで携帯のナビを頼りにたどり着いた先は、根津の甚八。スローな下町居酒屋、やられましたがなー。花見シーズンでふだん以上に盛況だった模様だけど、和な感じだとかさりげなく店主や女将さんが気さくに話かけてくれる雰囲気とかがたまらんかった。ま、慣れない、ってのが正直なところではあったりするけれど、それもある意味新鮮だし−。

千代田線→銀座線で移動して渋谷のゲイバーキールへ突入。明日のせれぶれぃしょんのチケッティングなどなど。外国駐在から急きょ戻られたフライングステージのお客さまに、バッタリなごあいさついただき恐縮至極。同年代のわおぉイケメンよん。窓の外には狂ったように咲き誇り照らし出される桜。ハイ、以下もう酔い酔い酔いでしたー。

ハルくんありがと。あ、今夜はし損ねた!セクハラ同然のハグハグハグ。旦那サマの目を盗んで(笑)。