ますだいっこうのあと@ベルリン

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『ミスピーチ/巨乳は桃の甘み』アフレコ

11時シネキャビン入り。

ここ、20年前流山児に入ったばかりの頃使ってた稽古場のすぐ隣だった。四谷四丁目角の“アイドルの岡田なんちゃらが飛び降り自殺したサンミュージックビル”を曲がって、な界隈。

僕が東京に来た頃、まだ新宿通りの拡幅工事は終わってなかった。御苑トンネルなんて最近の話だしね。

着くと、薫桜子さんと世志男さんとの絡みシーン、アフレコ中でした。そもそもとってもこぢんまりした録音スタジオなんだけど、そのスタジオ手前にある調整室にあたるところにちんまり座って拝見。音声がプラスされることで映像がよりイキイキしてくるそのプロセスを実感。すごくすごくおもしろかった。

その一方で。録音スタッフが、魔術師のようにプロ仕様のオープンリールデッキを送り戻ししてダーマトで印づけしてスプライシングテープで貼り合わせするのを、恍惚と眺める。午後からエキストラ参加な森川佳紀くんに興奮気味に語っても、彼の世代だと例えば芝居の音響さんはもうほぼMDだったのでした。

結局午前出番なし。午後はエキストラほかのシーン優先で録りが進む。にしても女優陣のビッチっぷりったらないわ。もうゲラゲラ続き。ラストシーンでちょっとは声出ししたものの、シナリオにある自分の台詞は20時頃から収録となる。

そうそう、その直前、関本真矢くんの絡みシーン、ババアはうっとり。スレンダーな裸姿がホンマたまらんわぁ。

んで、初体験のアフレコ……。

もう脳の血管ブチ切れそうなくらい大変だった。ガチガチでマイクに向かってる我が身のねじくれようが、あ、チェルフィッチュみたい、と思ってみたり。とりあえず能うる範囲で熱弁を振るう。

それでも役上、お相手がほぼ林由美香さんだったりするので、僕さえどうにかなればなさくさく進行。順調に録り上げて24時過ぎにアップ。お疲れさまでしたー。まじで延髄発火寸前。

まずは近場のコンビニでビールに走る。貪る。それからニチョ路上呑み突入。この季節の土曜とあってすごい人出。平和でいいなぁ。ぼけぼけしていると大木裕之監督&ちょうど同窓会だった高校美術部のお友達&某イケメンなどがいて、誘われるままに合流。いっぱい喋る。なんだっけ、『G8』シリーズ次回作では、僕、タオルケットだかバスタオルって役らしい(笑)。

既に店仕舞い片付け中なタックスノットにて、タックさんと強引に顔合わせて、ヘロンヘロンで朝帰り。