ますだいっこうのあと@ベルリン

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gaku-GAY-kai 2004

gaku-GAY-kai 2004、当日。

仕込みさくさく。サウンドチェックも照明のシューティングも終わって、ぽっかり空いた時間。その隙に舞台で体を動かすうち、ソロの流れをあっけなく思いついた。ある意味、DKGB名義でケツワレ踊りを始めた初回に戻ったわけなんだけど、とても心がキマった。

あとは午後、『贋作…』からわちゃわちゃとリハーサル。本数でいうと4本に出るので落ち着かない時間が続く。まあ、例年も落ち着かなさはそんなか。

『贋作・毛皮のマリー またはミュージカル・サンセット大通り』。回想シーンの撮影所スタッフ役でちょろり。後半、松竹大船撮影所vs東映練馬撮影所なミュージカルシーン。ウエストサイドの「アメリカ」をもじった「練馬」で、グンジくん演じる大女優さゆりのバックコーラス&瞬間ダンスを、貞子スタイルで。
あっちゅう間に終わっちゃったよー。

合間袖から、ベアリーヌ・ド・ピンクさんのリーディングを聞く。「人の気も知らないで…」ってテキスト、毒気がけっこうキたかも。

天辺歌劇場『魔王』。お星様になったリリースタイルのグンジくん、サイケ和装のエスムラルダ様、黒紋付きの女中装束の僕、の三人で「落ち葉」きっかけで登場。少年を誘惑する“乙女”として舞台上をさまよう。「何かが僕を支配する」きっかけで、天辺さんの衣装を脱がしにかかって、赤フン一丁に。少年が男になる瞬間!だったのよー。

和服脱ぎ捨てて、こちらは黒ケツワレ一丁に。とにかくジャンプジャンプで暖機運転。途中暗闇になじむために袖へ。うたドラさんのショー。「キャバレー」「トゥルー・カラー」のオリジナル歌詞。これがめっぽうよくて、とても勇気をもらったのでした。

暗転で立つ舞台。今年のソロ・ダンスは『...a rose is still a rose』がお題。冒頭流した、アレサ・フランクリンが歌うナンバーのタイトルだ。いつか…とずっと温めてきた音源を思い切って使ってみた。正直、動いてて耳に気持ちいいのと恥ずかしいのとがないまぜ。なので1分30秒以降の適当なところで、ブチ切ってと音響の亜弓ちゃんにはお願いしておいた。彼女は秒数きっかりでカットアウトしてくれた。

そのあと照明が3分で消えるまでが、まさに《時間》。出の直前に思いついた、床に転がるを決行。天辺さんが劇中で撒いた銀紙吹雪が残っているのだ。汗をかいてる裸体に貼りつくだろう。ちと狙い。それはわりと狙いどおりに、まあきれいだったらしい。踊り自体も今年はあとまだ5分くらい続けられそうな勢いだった。だけど予定どおりに終わる。うん、手応え&自己満足なライブ。あくまでgaku-GAY-kai的な立場での、ね。

と、はけたら特急で楽屋で着替えというか着付け。自分じゃ着られないもんだからね、勝田さんとマミーの二人がかりで。出の約1分前に上手袖にたどり着く滑り込みセーフ状態。

で、「マツケンサンバ」ならぬ「ジオマンサンバ」ですわ。現金なもんでいざお客さんの前に出ると、妙に気分高揚で愛想を振りまいてる自分に驚いてしまったり。マツケン・グンジくんが、金ラメ衣装+タカラヅカばりな羽根をしょって登場するにいたっては、踊りながらもオオオオ!と心で歓声。あとは躁状態のままラストまで。中盤から高島田のゴムヅラが取れそうになって、頭上注意な踊りっぷり。フィナーレ、フィナーレ。

ふうう、お疲れさまでしたー。さすがに足腰がじんわりしんどいわ。

打上げ@北の家族。ベアリーヌ・ド・ピンクさん、舞台監督の非蓮函主宰・蓮子くんとガッツリ話す。蓮子くんが何げにかわいくて(以下自粛)。ニチョに流れる軍団と別れて、記憶ないまま徒歩帰宅…。

みなさまお疲れさまでしたー、&ありがとうございましたー。