ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

2004年12月前半の日記

■12月15日(水) わんこ蕎麦労働

S社ガイド本清里富士五湖、ヘイ、一丁上り! 発送。D社ガイド本中央アジア、ヘイ、一丁上り! 落合駅で受け渡し。B誌原稿最終調整して入稿。引き換えできたD社ガイド本さらに校正。わんこ蕎麦労働だわ。22時まで。ホエ。

久々な銭湯視姦。勝手なネーミング・アポロンくん。イマドキノンケ男子にはあまりみないソフモヒ短髪。ナチュラルなガッチリ体。それでいて愛敬ある目をしていて、たまりませんでしたー。 とっとと寝る。



■12月14日(火) 高校同期と呑む

ここんとこ左耳がゴロゴロする。デカい耳あかあるんだな。うーん、めん棒突っ込んでもなかなか粉砕できん。ちなみにめん棒は赤ちゃん用がマストだす。耳穴小さいのでね。押し込み式のイヤホンもちゃんと入らなくてすぐ落ちるし。余談。

心の中でねじり鉢巻きまいて、まずB誌原稿書き。奇跡的に午前中で書きあがる。S社ガイド本清里富士五湖校正。巻きが入ったD社ガイド本中央アジア落合駅で受け取る。さっそく校正。ティップネス中野で筋トレのみ。

三島高校の同期4人と呑む@神田むらじ屋。そのうちの一人タマイくんは、なんと卒業以来。今年になって単身赴任で来てるんだとか。僕、彼に教えられてエロ本が置いてある、阪急京都線茨木市駅近くのカビくさい本屋へ行って、薔薇族と遭遇したのでした。今朝、ふと思い出したのよ。そんな話もしつつ。過去形だけじゃなく現在形の話題でも盛り上がれるので、いつも楽しい。大阪ノリだからってのもあるなー、何度も爆笑。仕上げの蕎麦を牡蛎蕎麦にしたらお腹パンパン。

新宿で呑んでるという良くんとちらっと合流@叙々苑。大門伍朗さん、はじめましてぇ&『約束』ご来場感謝ぁ。バーテンダーさんもご覧になってたようで深々とご挨拶。にしても、謎に&無駄にゴージャスな天井の高い空間でした>叙々苑

いい加減酔っパラパ〜で寄った、サミットのレジでトラブル。僕が悪い。ポイントカードの入力訂正かなんかでエクスキューズなくただ待たされたもんだから、ふと「お釣りもらいましたっけ?」なんて勘違いして言っちゃったのだ。すぐ別の担当者が飛んできて“対応”されて、話が面倒になっちゃった。元もとガサツで気に入らないレジ係♀だったせいも大きいけど、あとで考えれば、とっても赤面モノな失態。



■12月13日(月) ひょっとこ乱舞『馬鹿はおまえだ』

D社ガイド本中央アジア校正。B誌原稿書きは…放棄。午後の現実逃避。

ひょっとこ乱舞『馬鹿はおまえだ』@王子小劇場を観る。

客席に、森山未來をもうちとゴツくした、会話から明らかに演劇やってまーすな男子大学生?が。開演まで、斜め後ろからじっとり視姦。演劇関係でああいう子とお知合いになれないかし…(アホ)。

前回公演に続いての観劇。ロシアだか東欧をイメージさせる町を舞台にした、二人の姉妹の運命モノ。って書ききると誤解招くね。台詞・立ち位置・動きなどが濃密に構成されて生み出される、ここんちの“におい”に、惹かれてるものがあるんだけど、今回のはイマイチだったかな。ふと、懐かしの遊眠社風味かもと思ってみたり。違うか。

パク・トンハくんはあいかわらず弾けてましたが、あまり本筋に絡んでこない役どころで、欲求不満。でもでも前に目を付けてた瀧澤崇くんが、ベッドシーンで上半身脱いでくれましたー! スレンダーな体を拝ませていただいて、それだけで癒しいやし…(イヤシイ)。

いずれにせよ、もう少し定点観測したい劇団だわ。

どこかに呑みに出たい衝動を抑えて直帰。深夜、部屋呑み中の良くんから電話。話し込むこと1時間26分。切った後、ちとホロリときた。



■12月12日(日) Paint It Black

んなわけで、こりずにしっかり二日酔い。午後耐えきれず結局迎え酒。塗り潰された黒い安息日



■12月11日(土) 校正事務所の忘年会

久しぶりで流山児★事務所のホームページをのぞいたら、流山児さんの稽古場日記・IT'S SHOW TIME!!(笑)なんてのが始まっていて、ビックリ。まさかアップは大将本人じゃないだろうけど、だからって、紙に書いたテキストを誰かが入力してるわけでもないよなぁ。鳴呼ITアイティー。来年3月から早稲田の演劇博物館で、「演劇団と流山児★事務所の35年展」なんてのもあるそうだ。ひゃ!楽しみ。副題「憎まっれ子世に憚る」ってのも(笑)。

東中野駅で、ソウルリンチの世志男氏にバッタリ。そっか、ご近所だったのね。

校正事務所の忘年会@秋葉原へ顔を出す。所属して初めて。板橋の印刷会社時代や、あちこちの現場で一緒だった方と、世間話。このところほんとに在宅になってしまったので、この手の交流はある意味うれしい。フリードリンクでビールぱかぱか。他の現場に入ってるイケメン男子なんぞもしっかりチェック。竹野内豊似だとか、元ボクサーくんだとか。いいなー(何がじゃ?)。ビンゴ大会では、なーんと3等・現金1万円をゲットする! そんなですっかり浮かれモードで、例によってな記憶障害突入。二次会も行ったようなんだけど……。秋葉原からよう無事に帰ってきたもんだわ。



■12月10日(金) Noism04『black ice』

D社ガイド本中央アジア校正。ティップネス中野、筋トレのみ早回し。

Noism04『black ice』@初台・新国立劇場中ホールを観る。いわゆる金森穣・新潟舞踊団でんな。

評論家の堤さん、APEの楠原くん、佐成ダンスの今井さんと、同僚の伊江さんなどと、開演まで広々したロビーで三々五々話す時間。ある意味ここならではの愉しみかも。

今回は「black wind」「black ice」「black garden」の3ピースを、それぞれ休憩を挟んでの上演。テイストはまさに三者三様。

最前列ゆえ圧倒されたという点では「black garden」がすごかったなー。高嶺格の美術は、ゼブラ柄のオブジェがあったりでコロニアル風。それも作りかけみたい視えたりもする、何というか不定形。床にもゼブラな布が敷いてある。ダンサーの衣装もデコラティブ。どこかハワイ王朝なんてイメージを勝手に抱く。暗めなまま閃光みたいな照明と、不安を煽られる音楽に、混沌とした印象の振り・フォーメーションが押し寄せる。儀式めいたシーンもあったり。ひと言でいえば前半は悪夢系だった。たまにうなされてみる夢にもどこか共通する。そのあたりではちとヤラれました。ピースそのものとしては疑問残るけどねー。中盤、スタッフが美術をすべからく地がすりまでも片づけちゃう演出とか、かーなーりガイシュツ風味。

そんなこんも、ラストに金森穣がソロをみせてくれちゃって、なんか納得する/だまされる(笑)。彼はそれまでずっと黒ずくめ衣装、フードもかぶって顔を隠して通りすぎるだけのまさに《black》な存在だったのよ。それがラストで上着を脱ぎ捨てて、踊る。この展開もなんだかなぁな視せ方ではあるけど、踊りの質がやっぱすばらしくて。他のダンサーの追随をゆるさないかんじ。おまけに(おまけって?)、さらになんだかなぁではあるんだが、脱いじゃうのよね。パンツ一枚まで。それで暗転するんだけど、事実上の最前列(2列目だけどド下手側なので1列目がない)で、眼福だったわー、って毎度のことながら何を視てるんでしょ。

「black wind」。静謐な月面みたいなイメージ。客入れからすでに舞台上にいてウォーミングアップしたり雑談したりしてリラックスしてるダンサーがいきなりピリッと踊り出すんだけどね。完成度はイマイチだったかな。

「black ice」。これも確かにおもしろかった。周りの評判はこれが一番なの。菱形状の白いオブジェがあってね、そこに映像が映るのだわ。うーん、なんていうかな、ダンサーが踊ってる床面がサーモグラフィーになってて、その映像がリアルタイムで投影されてるような、視え方で。どういうしかけになったるのかしら、と意味なく頑張って考えたけど、振りが決ればあらかじめ撮っておけるよね、と後になって。シャープな振り、プラスその映像、つまり人体の一部の映像とで、“black ice”なイメージはどことなく立ちあがってたかなー。

そんなわけで、別にヤじゃないけど、すげーくキた!て作品ではなかった。やっぱり3本立てってのがね、あるテーマ性には充分沿ってると思うけど、どこか散漫になっていたフシもあり、でしたわ。

カーテンコールじゃ、辻本知彦クンのヘソピーを至近距離でしっかり拝む(笑)。

例によってのアフタートーク。観客と対話する機会を設けようとする心意気やよし。でも、時間が不充分、単なるロビーじゃ聞こえない視えない問題もあって、消化不良だった。

今井さんと伊江さんに、新国そばの串焼料理なか川で合流。彼女は僕を地元のコンビニで目撃したことあるそうな。それぞれの感想を言いたい放題呑みまくり。呼吸重視の腹筋とウォーキングで絞ったという今井さんのお腹にドキドキ。伊江さんとタクシーで山手通り北上。ベロンベロン。



■12月9日(木) パズルのピースを

ひょっとこ乱舞@王子小劇場を観に行くつもりが休演日。予定表上でパズルのピースをもてあます。B社通販サイト、D社ガイド本中央アジア、校正。

地下鉄の入口で仕事帰りのさとうわこさんとバッタリ。

ティップネス中野。初めて出た枠のパワーヨガ45は代行だった。「時間がないので」と呼吸の説明抜きに早口で進行するイントラ。カラダとの対話というより、ただキツいポーズが連続する体育会系ヨガだったな。フヘ。

株のおベンキョをちょいとしてみた。

ミクシィのトップ画像を『約束』の舞台写真 by かおるさん撮影に変えたら、足あとがいつも増えた気が。裸ほどは効果ないけどね。



■12月8日(水)『ザ・コケッツ』

B社通販サイト校正。ティップネス中野。2週間ぶりでマットピラティスなど。

『ザ・コケッツ』@シアターイメージフォーラムを観る。トーク付き。

70年サンフランシスコのヒッピーカルチャー真っただ中で、「奇抜なコスチュームとグリッターにまみれ」(フライヤー)てショーを繰り広げていた、ゲイはもちろんさまざまなヒッピーが集まった劇団ザ・コケッツ The Cokketsの、ドキュメンタリーっぽい映画(長げぇ)。

ジャスミンさんはカクテルガール。ピュア・ランバノグ クィーンをベースにした“コケッツ・カクテル”を配ったり、トークの横で侍っていたり。タッパ&ボリュームあるウィッグが見事。

後ろの席には偶然、佐藤由美子さんが。僕がリーディングに足を踏み入れるきっかけになった、アメリカン・ブックジャムの編集部にその当時いらした方。お久しぶり!

トークはムロケンこと室矢憲治×東雄一朗。東さんはリーディングつながりで顔見知りだったりする。ヒッピーのミイラ(笑)なムロケンの“当時”を語る生き証人トークがおもしろかった。ザ・コケッツが、サブカルチャームーブメント各分野につながってる位置づけ話あたりもね。東のリーディング実演は不要んかった。

映画自体はですね、生き残りメンバーや、ジョン・ウォーターズなんかのインタビュー、当時の映像、写真で構成されてる。ザ・コケッツという知る人ぞ知るな存在には、とっても興味が湧いて観始めはワクワクだったのに、しだいに…。結局、映画そのものはやや退屈なつくりでしたわ。撮り方、見せ方のモンダイだろうなー。

それでもまあ、あの当時の、何だかアバウトな空気は心地よかった。サンフランシスコに一度行ってみたくなったな。



■12月7日(火) THE SHAMPOO HAT『ゴスペルトレイン』

D社ガイド本中央アジア仕上げて発送。B社通販サイト校正。まず画面をちまちまプリントアウト。片手間にできなくて脳内どんより。

THE SHAMPOO HAT『ゴスペルトレイン』@新宿シアタートップスを観る。昨日に続き同じ芝居観劇のにしやんが、指定席なのに偶然すぐ後ろ。さらに右隣はグリングの杉山文雄氏、ひとつおいて鈴木歩己氏……。

以前から噂に聞いていてずうっと気になってた劇団。いんやぁ、マジでおもろかったわ。微妙にどこか“痛い”登場人物たちが、その人と人との間の空気まで視えちゃいそうな芝居をして、予測不能に転がってときに緊張が高まって、でも、だからってありがちなオチ、安易なハッピーエンドには決して向かわずに、あれまぁひぇー、だけどきっちり腑に落ちるよね、なところへズドンとハマる……。うまく説明できないなー。

でもいっぺんで好きになった。もう一度観てもいいかも、なくらい。

ただねー、お腹がだらしない系の男優さんが多くって(笑)。視姦的には前回のグリングでチェキ済みの長身・野中孝光クンを、ひたすらひたすら。しかも、こう、実は何考えてるだか、いい人なのかわるい人なのかわからん、みたいないい意味で曖昧な役を飄々と演じててねぇ、うっとり★。

あと、これまたデブブス系女優の滝沢恵。そのラスト姿は、壮絶だったわ。壮絶ゆえにちゃん希望にまでつながってたしな。…って、公演終わったら具体的に加筆するかもー。

気が付いたら初日を取ってたんだった。だからグリング勢が総見状態だったのね、とミーハーに納得。

お友達連れのにしやんにあいさつして別れる。まっすぐ帰る気にならなくて、新宿駅南口コンコースまで行って、久々に立ち呑みする。



■12月6日(月) Orange PunPKing『オアシスサバク』

危うくまた朝から酒に淫しそうになりつつも、D社ガイド本中央アジアを校正。ティップネス中野、筋トレとステップマシンのみ。

Orange PunPKing『オアシスサバク』@中野スタジオあくとれを観る。森川佳紀くんが客演している。

まー、タイトルから類推されるようーなお話で、なんつうか、いわゆるファンタジーとはまた違うけど、現実感乏しげな設定も、はいはい、って感じで、やたらとスモークたきまくって、ビーム出しまくりの照明にも、はいはい、って感じで、平均年齢低げな役者たち、特に女子三人チームは、人の台詞聞いてなさげでだし、わりとメインっぽい役だった森川くんも含めて、正直ずっと何をやってるんだか、よくわからない芝居が続いてて、それも、はいはい、って感じで……。

なのだけど、結末の森川くんがね、80年代アングラ小劇場風調味料配合なシーンでかっちょよかったので、納得価格の2000円でした。物語的に待ち望まれていた雨がザザーンと降り始めて雷もゴロゴローと鳴って(どちらももちろん効果音よ)、後ろの幕が落ちて?何かオブジェ風物体が視えて、照明はあたかもすべてのパーライトが森川くん目がけて光ってるぅ、なラストだったの。そんでもって、森川くんはお姫様風な女優と退場、運命に絡めとられちゃいましたー、みたいな、ね。

あと、三代川昌弘って男優クンが、役のせいもあるだろうけど、大声でとっても元気溌剌で単純に好感を抱く。前にどこかの芝居で観たことあるような気もするんだけどな。

終演後外で出まちしてたらば、本田唯一さんが通りがかってビックリ。中野ZEROホールでの試写会帰りだそうで。同行の吉行由実監督にもごあいさつ。夏以来だわん。

さらに、別つながりで観に来ててあれまビックリ!な、にしやんと、和民へ先行。森川くん、以前何度か会ったことあるムラタコウジくんもじき合流して、4人して呑む。演劇トークいっぱい。今夜もいい酒。



■12月5日(日) 『審判』/Edge in Cafe/ターキーディナー

未明の嵐が過ぎたと思ったらば、ぐんぐん暖かくなって夏みたい。って12月の観測史上初の夏日だったらしいけどー。この頃の空模様ってば極端だよねぇ。

永島克出演『審判』@天王洲スフィアメックスを観る。勝村政信様、鈴木慶一様はじめ業界人っぽい客でギッシリ。イケメン率も当然高し。ぐひひ。

たまたまチラシをみて、思い入れのある戯曲だったので観に行った。バリー・コリンズ作の一人芝居。戦時中、地下室に閉じ込められて放置されたソ連の軍人が、仲間の人肉を食べて生き延びた事件の、法廷での“審判”。膨大な台詞量の作品だ。以前、加藤健一で観たことがある。

身振り手振りとかなし、ときどき立ち位置が変わるくらいで、ほとんど突っ立ってガァァァァッと喋る。どちらかといえば平板っぽい。どちらかといえば感情こらえってるっぽい。ま、演出なんだろうけどねー。男優はそれなりにイケメンではあるけれどタイプの顔じゃないうえに、立ち姿の中途半端さが好きになれなくてね。別に悪かぁはないけど、なんだかなぁな前半。不安を煽るかのようななバイオリン音楽も、ウーム。おまけに休憩入るし(笑)。

それが後半でソフトな激(げき)し系(?)でじわりじわり上げてきて、あぁ、なるほどねぇ、そうきたか、と。ひとまず、納得できる上演にはなってましたわ。&戯曲の大変さを知ってるもんだから、応援モードになってたのも事実(笑)。

天王洲から六本木へ急ぐ。モノレールで1本逃し、大門からの大江戸線もタッチの差で発車。次がくる6分間大江戸線への呪詛たらたらで待っていると、滑り込んできた地下鉄目の前の座席に、カワグチタケシさんが乗ってました。すんげえバッタリ、&一転ハッピー!

一緒に、Edge in Cafe@六本木ハートランドへ。イベント冒頭の佐藤わこ(左鳥話子)さんのリーディングを聴きに行く。会場には小森岳史さん美音さんチョンミョン、それにわこさんのパートナー・高原似くんも。久々で聴く彼女のちょっと震えるような声が素敵だった。BGMはやや音量高かったかもなー。その次の気色わるいリストカッター詩人・キキダダマママキキでお暇する。

銀座へ。某タワーマンション住人のゲイカップル宅でのターキーディナーにお呼ばれ。顔ぶれは新年会などで集まる三十代四十代のゲイ&レズビアンバイセクシャル仲間、総勢10人。リビングに通してもらった瞬間、アタシ、よよと倒れ込みましたわよ、夜景の凄さに。しかも半円ならぬ四分の一円状にカーブした窓からの絶景。まさに映画のようでした。

メインのターキーも料理好きな“奥さん”による一から手作りで、おいしかったわー。クランベリーソースまで添えられててね。アメリカで食事してる感覚だったわ。鳴呼、まさに感謝祭!

そんな現実感やや希薄なシッチュエーションで、酒かっくらいながら自由奔放なクイアトーク、お下劣込み(笑)、に身を委ねる快感。思い切り堪能いたしましたデス。ダブルSさん、お招きありがとうございました!



■12月4日(土) ハルくんと呑む

D社ガイド本中央アジア校正。アカ字引き合わせの見落としを読み返して自分で気が付いて冷汗、何滴も。

ティップネス中野。筋トレ、ステップマシン、バイク。

新宿東口の無印良品ちょこっとのぞく。パイン材デスクセットをみてみる。作りがイマイチだわ。どうせなら今使ってる折りたたみテーブルをもうひとつ並べたほうがすっきりしそう。配置替えも楽だしね。

ハルくんと呑む@新宿・得。ミクシィでの再会を祝して、だったりもする。

店は落ち着いた和風ダイニングバーな風情。先客の組合員3人にガン見どころかジロジロ見られた。もしかしてフライングステージのお客さんだったりするのかしら。二人でざっくばらんに話して呑んで。あいかわらず細身でシュッってしてて(伝わる?)いいんだよなぁ、彼。駅コンコースで強引にハグして別れてきた(笑)。



■12月3日(金) 開店お披露目会@新橋

昨日の書き忘れネタ。reset-N主宰・夏井孝之さんの携帯も僕と同じ、ソニエリのトランスオレンジだった。ちと親近感。タフに使い込まれてましたけどねー。

ちょろっとだけ来てるD社ガイド本中央アジア初校を校正。あっけない。と思ってるとドカンと続きの再校が届く。事務所から別の仕事2件オファーも来るがムリ。なーんか週末に集中するんだよなー。ブツブツ.

ティップネス中野。ハリウッドヨガプラス45。じんわりした汗。ステップマシン踏んでバイク跨って。

新橋へ。夜来るのは初めてだ。烏森口から出ると、とってもリーマンな町、しかも歓楽街なのね、と改めて認識。女装なジャスミンさんとHyper Go Men'sの通称「母」さんと合流。とある蕎麦+串揚げ屋さんの開店お披露目会に。ここのオーナーRさんとミクシィつながりでお招きいただいた次第。しかも今夜が初対面でちょっと緊張。キリリとしたスーツで、まさに実業家な姿で出迎えてくれました。賑やかな立ち呑みカウンターで、ビールに揚げたての串揚げをいただくうちに、とっても和みモード。薩摩芋とか南瓜とかうまいー。セロリやしょうがの漬物もおいしかった。もちろん蕎麦もね。スタッフも感じのいい人たちばかり。結局三人で最後まで残って、Rさんとじっくりお話。あー、いいお酒だった。



■12月2日(木) reset-N『Rose』

新国立劇場へZ席を取りに行く。1500円なら観てみようかなな『喪服の似合うエレクトラ』。30番目以降はあぶないですよとスタッフに言われていたが、見事に僕からSOLD OUT宣告! 力なく笑うしかなかったわ。ま、ご縁がなかったということで。新宿・初台往復でいい運動になったってことで。

帰りにテッシー公演のチラシをゲット。相変らず御真影状態だなー。部屋に帰ったらちょうどDMも届いてましたわ。先行予約できるそうだから、もしご希望の方いらしたら。

日記ざくざくと更新して、追いつく。ほっ。

ティップネス中野。学ゲイ会に向けてとにかく体動かしませう月間。心温まる誕生日の日記を読んだばかりのichiさんとバッタリ。めちゃ軽ウエイトでマシントレぼちぼち再開。ステップマシン、バイク。

reset-N『Rose』@駒場アゴラ劇場を観る。今回は鶴ちゃんこと鶴牧万里さんが出演している。堤さんとまたしてもご一緒。

劇場に入るといつもと舞台使いの方向が違ってまず「!」。横長だった。しかも舞台はインスタレーション作品のように、ゴムチップと1円玉がばらまかれてある。例によって劇場照明いっさい不使用。設定は大雑把に書くとイラク戦争の現状を日本に置き換えたストーリー。廃墟の都市系なわけだけど、ここんちならではのクールな演出処理がされていて、それはそれできらいじゃない。

さりげなく登場して(笑)実はすごいキーな台詞を吐く、鶴ちゃんの淀みないけれど熱い語り口がさすがだったなぁ。しかも足を銃で撃たれて、はいつくばってだったりするからね。心動く。それに対峙する役どころの久保田芳之は、日英混血の多国籍軍だか治安部隊だかの兵士役。しょっぱな銃を構えて「Are you Japanese?」と誰何しての登場には、不謹慎ながら笑っちゃいましたー。あまりにもハマりすぎなんだもん。ずっと英語ままだったらどうしましょだったけど。

そのへんの役者的な軸はクッキリ視えて、とても素敵だったのよ。ただね、やっぱり戯曲自体としては疑問が残ってね。中盤以降の「説明大会」感はどうしても否めなくて、日本論や世界観が人そのものより優先されちゃってるように視えて、惜しいかったかな、と。(12/8加筆)

終演後鶴牧くんにごあいさつ&腰痛談義。で、誘われるままに関係者の呑み会@やきとり学園へ。アゴラ後っていったらココしかないって店だ。ムリくりお詰め合わせしてもらって15人ほどで呑む。アルコール依存症ねた、小劇場での「事故の記録」ねたなんかで盛り上がる。ビールからスイッチした濁り酒もうまかったー。帰り際、日本人ばなれした顔立ちの男優・久保田芳之さんを紹介してもらって、無精髭とか触ってるババア。観にきてたグリングの男優お二人にきっかけがなくて話しかけられなかったのが心残り。



■12月1日(水) 松之木天辺@ショーアップ大宮劇場

3時間校正労働して仕事ナッシン。コインランドリー。昼間っからティップネス中野。パワーヨガ45に出てみる。ちと腰にさわるかなぁと思いつつ、やりがいある強度。

「Dance Circus vol.2 今しかない、この瞬間を踊る」@ショーアップ大宮劇場を観に行く。ストリップ劇場での日替わりゲストエンターテイナーとして出演する、松之木天辺さんが目当て。

もちろんストリップ小屋は初体験。ああ、本当にデベソ舞台になってて盆もあるわねぇとか、イマサラな感心。客席のノンケオヤジな空気にややめまい。それでも髪の毛のいい匂いをさせてる20代男子もいて、それはそれでアテンション。

プッチーニのアリアから始まった松之木天辺さんのショウ。「少年が性に目覚めて青年になる成長物語と新解釈した」(DM案内文より)『魔王』は、7月とは違った意味で楽しめたわん。誘惑する女とか登場しちゃうし、あ、演じるのはストリップ嬢たちね。結末はしっかり赤フンからチン出しまでしちゃうし(拍手)。

最後の『鏡』が一番楽しめたかな。鏡を黒い枠にみたてて、その向こうこちらで演じた初演版もなるほどーだったけど、劇場の幕を使っての往来って構成もこれはこれで○。ベタベタな照明浴びまくりってドラァグっぽ衣装での出で立ちも迫力でした。追いさらばえた白雪姫のシーンで盆が回っちゃうのが素敵でしたー。いやいやー、しっかり大宮版になっていたので遠路遥々(笑)赴いた甲斐があったってもん。

内心迷いながら、続くストリップも“社会勉強”として鑑賞しはじめる。

で、まず最初にぶっちゃけから書きます。ますだいっこう、生まれて初めてライブで拝見いたしましたです、…女性器。恥毛くらいならあったけど、そのものズバリ、口パックリなのはね。42年近く生きてきて、それはそれでちと感慨深いものが(笑)。

ストリッパーの踊りにも当然いろいろあって、最初の麻美璃歌子なんか結末はほんとただ股間見せまくり、大ラスは“プッシートーク”だったりで、ババア的に超ぐったり。初生鑑賞だったし(笑)。前半ほぼそんな。3人目のリズム感わるい雪野小春あたりでそろそろ限界を感じたとき、ドラァグショーで使ってそうな「ヘイ・レディ、なんちゃらなんちゃら、パーラダーイス、ネバビンどうのこうの」(すまん)ってナンバーになったもんで、思わず見入っちゃたらその後の踊りそのものが何だすごくって。アクロバティックな体位でご開帳とかあって、うわー、なのさ。で、ドリカムのクリスマスソングまでの3曲分しっとり歌い上げ系で、わりと釘付けになりましたー。

あと後半の二人もすごかったです。いきなりもっさりしたフェイクな花嫁衣装で立ってる若林美保。「金襴緞子帯締めながら…花嫁御寮はなぜ泣くのだろ」って曲がすでにしてどうよ?なのが、その廉いインスト、さらにラテン系アレンジとつながって脱いでいく。客に端を持たせて帯グルグル解けってお約束もありーので、いっきなりフレディ・マーキュリー「Somebody to love」! さらに結婚式入場の定番曲「Hero」で畳みかける。前半組の大股広げはほぼなくて、初夜の再現というか、どこかそういう結婚そのものをおちょくってというか、ある種ドラァグショーに通じるテイストなのさ。ワレ関せず感とかね。あ、最後に「サンバ・デ・アミーゴ」で見せまくってましたけどね。

大ラス、浜崎みう。これも壮絶だった。椎名林檎使いまくりでね、大正浪漫というか肩出しの黒い着物に赤い唐傘。途中黒い紐で首を縛って、秘所に自ら指を突っ込むシーンあたりでもう情念クライマックス。たぶんこれ第三者の演出がしっかり入ってるなーな完成度でした。

つうわけで、前半の頭痛モードに始まって後半まで、思った以上に楽しめましたです。お疲れさまでしたー、天辺サマ。

松之木さん、お手伝いの澤畑さん、淳一くんと車内呑みしながら、上り埼京線に揺られる。