ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

1/9/2001

帝国劇場で『レ・ミゼラブル』を観る。売店では長身(流山児事務所では、長モノと呼ばれてた)の落合さんが身をかがめ忙しそうに神戸屋パンを売っている。劇場で袋入りじゃないパンを売ってるなんて、もしかして、レミゼに合わせた企画商品かしら? 売店をひやかし、ロビーをうろうろして、着物パンフレットみたいな『細雪』チラシを見たりなんかしてるうちに開演。
1階席のほぼ最後列だったせいか、開演直後は、何をやってるのかよく視えなくて、正直言って、芝居に入っていけなかった。だけど、耳&目が慣れてくるにつれ、固唾を呑んで舞台に釘付け。台詞すべてが歌われる、いい意味での隙のなさに、引っ張られた気分だった。それにしても、いい話なのよのねぇ。自分の命は神に与えられた命なのだから…みたいな崇高なテーマが胸に迫ってきたわ。新春早々、どす黒い魂がちょびっとだけ洗濯できた。
アンサンブルで出演してる友達の山中昇も次から次へと何役もこなしてた。これが3カ月ロングランってのは、どんな気分なんだろう?