ますだいっこうのあと@ベルリン

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『Girl You Know It's True』ベルリン・プレミア

曇り一時小雪。Lidl。塩鮭焼き味噌汁大豆玄米飯。散歩ウンターデンリンデン/ポツダム広場駅線。さもない雪泥道も滑るので油断ならなくて嫌気満タン経由。S2。モチベ低下がち。仮眠1時間。スーツはともかく耐寒的にその下どう着ていくかあれこれ。トラムM13U9。
映画『Girl You Know It's True』ベルリン・プレミア@Zoo Palast。慣れないかつ派手めな人混みに瞬時にヤられレッドならぬバイオレットカーペットだロビーバーだ特設電話ボックス型プリクラ?だ特製箱入りポップコーンだスルーどしどし、渡された入場券のメインじゃないサブの劇場を探し探しで辿り着きどっかと着席やーれやれ。上映までBild.deによる劇場前でのメイン関係者へのインタビュー映像を眺める。80~90年代に一世風靡するもリップシンク・スキャンダルで転落した、そもそも西ドイツ発のポップデュオ、ミリ・ヴァニリの伝記映画。リアルタイムでヒットを耳にしてた身として音楽的にはもちろん、今の視線で見る人種差別や、音楽産業のいわば煽りの構造、ロブ&ファブの「兄弟」な精神的つながり、栄光と没落、といったあたりがほどよきミックスで展開、没入堪能。終映後も引き続き中継で隣のメイン劇場での舞台挨拶を眺めてると、スタッフに続き監督ジモンというかサイモン・バーホーベンが、キャストをいわゆるちょい役から一人一人呼び出して舞台に上げ始め、まさかの自分も。慌てて上映ホールを移動して舞台へ駆け上がってハグ。光栄&深謝。二人のうち健在のファブリス・モーヴァンご本人まで、順々登壇の出演者にステージ上から長々拍手し続ける。ワンシーンだけなのに相手役としてちゃんと覚えてくれてた、エリンとティジャンの主演コンビにも挨拶して、後ろ髪少々引かれつつ喧騒の映画館を辞する。クリスマスマーケットの電飾バックに公衆電話でも撮っとくかねと立ち止まったタイミングで、来場のはずで探してみるも発見できなかったエージェントのアルネと路上合流しばしお互い興奮立ち話。行き運行乱れしてたU9避けS3S2。深夜カフェ淫。特に映像業界にはまったくコネクションもなかったところ、“ここまで”来れたベルリンでのこの10年は幸運だよね的に噛み締めながら。〈ちなみに自分はミリ・ヴァニリと懇意だった、LAのバー支配人。歌ってないリップシンクなのが[プロデューサーの記者会見でいわば公式に]バレたことを、二人に[直接]最初に告げる役どころ。当時たぶんまだ高級だったスシを出す店だからか、日本語訛り英語でOKでしたー。もし日本公開されて吹き替えもあったら、独語版同様セルフでしますわんw〉