ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

"westberlin"

のっそり起動、税理士との独語メール往復、卵とパプリカの杜撰炒め、日本の確定申告書類も。
Westberlin』@シャウビューネ。今はなき都市「西ベルリン」へのオマージュ&ノスタルジーを、クラシカルな酒場設えのなか、当時を知るってことは一定以上の年齢なアマチュア俳優たち交えて綴る。途中に時折登場する演出家とゲスト交えてのトークなんてのも後半あってバラエティ・ショーっぽい感触も。カレーヴルスト、ベルリン大空輸、ベルリンの壁、クリスティーネ・F、ベルリン・天使の詩、ベルリン映画祭……定番な「西」ベルリンねたが、ごった混ぜでもないしある種の平然さでもないし、な温度で並ぶ、その微妙な、座りいいんだか悪いんだかが作品全体としては中途半端に感じたのは否めない。ただ要所要所で生き証人たちによる体験台詞は、私的な最近の興味の方向性としては、これらをもしただ並列つなぎしただけでも、目の前の舞台の上に立つ本人が語ってる、って点ではオッケーだったのだけど。一人、ゲイバー云々を話してた、そういえば顔ツヤツヤなおじ様が終盤近くで女装してシャーリー・バシー『ゴールド・フィンガー』のリップシンクをしたり、70年代80年代のストリートファッション再現ショーなシーンでは、レザー野郎がちゃんと出会ってたり、な要素織り込みには別な拍手。メモ:パンナムタラップから映画祭来訪スターが降りてくるシーンの大扇風機風直撃、『ニューヨーク・ニューヨーク』の独語ベルリン版、静かに斉唱されるボウイ『ヒーロー』これも独語版、プロ男優連中の小芝居盛り傾向、ヒッピー/オルタナティブな体験話が一番わかりやすくおもしろかった、無駄っぽい上手壁の回り舞台、等々。


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harald juhnke - berlin berlin
olaf henning blinder passagier
david bowie - heroes (helden)