ますだいっこうのあと@ベルリン

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「エイズ危機時代のアメリカにおけるクィアの表現とその可能性」

ikkomasuda2012-08-04

午前スターバックス中野。『美術手帖』2012年6月号椹木野衣「後美術論」で、誤美術にも通じるカメラの使い方からデイヴィッド・ヴォイナロヴィッチの世界との対峙法を語る章は、個人的に新鮮。ドイツ語辞書引きにはやは光が足りない店内。GG中野通い筋肉好きノンケ同士スタバでバッタリ挨拶などと勝手に推測される二人の姿ジュックリ。
午後、想定外液体。答えを用意してしまうかっこうになるけどやっぱりとドイツ語予習。原宿竹下通り通過に後悔。
エイズ危機時代のアメリカにおけるクィアの表現とその可能性」@原宿ヴァカント。告知文にあったデイヴィッド・ヴォイナロヴィッチにはあまり言及されず、フェリックス・ゴンザレス=トレスの“キャンディ”が結果的にしばしば俎上に。アメリカでのエイズ感染“ヤバ種”共同体的な論も紹介した千葉雅也の、服喪系から踏み出したトリッキーな解題はそれはそれとして成る程でもあるような、おそらくは企画自体の軸であろう現代美術家ミヤギフトシの“当事者”としての作品・活動・思いをがっつり紹介してもいいような、“レクチャー”ってわけでもないこの微妙な場が何なの掴みきれなかったような、今ひとつ論がどこへ向かってるのか組み上がらない感が募ったような、自分の頭がザ・当事者意識で固めだったような、いろいろにモヤモヤした。ひとまず森栄喜くん周辺でちらとは知っていたミヤギフトシさんの展示はマストだわ。