ますだいっこうのあと@ベルリン

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『Hose Fahrrad Frau』『T/HE/Y』[ベルリン2015]

Red Hot』展@Mall of Berlin最終日にサササー。本日の支出2,-ユーロ他記録なし。
(07.09.2015思い出し書き)Stefan Wipplinger『Hose Fahrrad Frau』@フェストシュピール・ザイテンビューネ。テアタートレッフェンのXXXXXX ちょっとしたシーンも演じながらの朗読ってところか、いろんな組み合せでの一対一な日常会話で綴られてたから、台詞メインでもとっても楽しめた上演。出番のない出演者は舞台奥壁際にいて、自転車・ソファ・イス・大テーブル・衣装ダンス・ピアノ…家具類はキャスターで…舞台前方に移動してきてシーンが開始される、移動にはローラースケートの少女sも活躍。登場するは、地下鉄でいきなりデジャヴを語り出すおじさん、チャリダー、革ジャンのイケメン,アラブ系ゲイ、タバコぷかぷか夫人、デブくんと彼女、代理母などなど、どれも粒だった生き生きしたキャラたち。現場演奏のミュージシャンが、地下鉄のアナウンスや雑踏音などのサンプリング・アップライトピアノ演奏+歌+ただ電子音とこれまたいろんな手で生き生きさを吹き込む。所有とか交換とかがテーマらしくて、偶然にモノがヒトをつなぐみたいな展開もあったようなそのへんは曖昧だったようなw、そういう主題だったとしてすごく個人的なけどちょっとピリッとくるエピソードが連なってた。ソファでデブくんと代理母だかがセックスする景もあって、体位を変えるごとに台本を持つ手を換えてたのが超おかしかった。雑な言い方によるザ最先端!な表現じゃないけど、その分あまり作り込まないゆえか、人間関係の躍動感が見事に立ち上がってきて感激の一作だった。余談:チケットもぎり&会場担当にフェスティバルの赤Tシャツがはちきれそう太腕+刺青マッチョくんがいて、上演中舞台下手前方のドアに無表情で佇立してたのが、がががw。
(15.10.2015思い出し書き)Josep Caballero García『T/HE/Y』@HAU3。いわゆる男性性/女性性の“らしさ”を間(あわい)をあぶりだすダンス・パフォーマンス。出演者3人が交替で主導してのシーン。舞踊作品での男性がすべき身振り練習、舞台上のラッパーBlack Crackerによるの身振り講座ビデオを客席後方に投映し舞台で練習。その後その本人がTシャツの裾をめくると、正直なところ、太め男性の胸なのか女性の乳房なのかにわかに判断つかない上半身が提示され“男性”という判断に疑問符点滅。さらに追い打ちが、出演者内比較では男性度控えめなOsean Leroyも脱ぐと胸を黒ガムテで押さえてて、ドラッグキング姿や、踊りというか筋トレというかが披露されたり、と安逸なジェンダー視線が生生しく揺さぶられる。円環を描いてのダンス、二分すれば男性的女性的な意味合いの、や、リップシンクなども、ってメモ&記憶曖昧ながら。にしても終始淡々とした体温低め設定ゆえの饒舌さというか説得力というかはかなりのものだった。言葉遊び的題名にいい意味でw悪い予感がして観たショーだったけど収穫大。ちなみに最前列両隣ともビアンカップルでしたw。