ますだいっこうのあと@ベルリン

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『Down to Earth』

トラック走り体育授業の10代男子らと併走クンカクンカ。ベルリン演劇祭/テアタートレッフェン招待作、テアター・バーゼル三人姉妹』テレビ劇場録画を最後まで。時間持て余し承知でシティウエスト、トラックテロの自然発生的慰霊の場、気軽飯場やっぱり新規開拓できず戻ってツォー駅前アジアン屋台焼きそば、劇場ロビーの明るい場所で読書。現実のたぶん今年はこれきりのベルリン演劇祭/テアタートレッフェン『Down to Earth』@ハウス・デア・ベルリナー・フェストシュピーレ、大劇場舞台に仮説の取り囲み型客席約100席。コンスタンツァ・マクラスのスタジオショーで見惚れた南アフリカのダンサーKieron Jinoの踊る姿目当て。ほぼ全裸なデュオ+ミュージシャンによるとっても“近い”ダンス。絡み合う覆面男性2人から始まって、ガラクタ遊び、ファッションショーもどき、でっかいフォークみたいな杖の奪い合い、取っ組み合い、2001年宇宙の旅ちっくに展開するシークエンス、静かに重なり合い空=くう見上げる。キーロンのフリチン褐色体視姦は標準装備としてさておき、白/黒な身体それ自体から始まって、ガラクタや半端衣類が示すアフリカ/ヨーロッパ、歴史時間軸の過去/現在/未来、物理的な極小/極大、てなてな、なんだろ、幾重にもかさなる緩やかな二項対立をどっちからでもどっち向きでもなくで、ある種のあっけらかんさとともに視た感覚で、じんわり密ないい時間だった。アフタートーク後、初直接コンタクトでキーロンに挨拶、ハグ2回。演劇祭別プログラムのパーティフォーマット的なのの終わり間近な寧くんに合流し、例によってくっちゃべりながら夜道途中まで。