ますだいっこうのあと@ベルリン

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『Gritty Glamour』[ベルリン2015]

まあまあさくさくと日課。午後配券経由アメリカ記念図書館。行列のできるケバブ屋台向かいのピザ屋例によって。『Gritty Glamour -Eine queere Intervention』@Ballhaus Naunyunstrasse。いつもとは逆向きの劇場使いで、三方向客席の中心にロの字に組まれた台、ランウェイ的通路、各色発光電飾カーテンと奥へ続く、上手中程にDJブース。スベスベお肌露出度高めな小柄ラテン系男子、オペラ声もつドカドカなドラァグ風味女性、経験豊か系スラリ長身女装Dita Ritta Scholl、黒人ラッパーの4出演者により、英独西語ちゃんぽんで、いわゆるクィアなテーマが断片的に描かれるパフォーマンス。LGBTな性的・人種民族の差異的エピソードとか、背景異なる者同士のわりとラフなお喋りとか、踊り手のラテン系クンによる短パン一枚+洗濯機の金属ドラム頭に被ってや暗がりで蛍光色タンクトップでのダンスとか、黒人ミュージシャンにサインをねだるひと言をファションショー仕立てで繰り出すシーンとか、うーんでもぶっちゃけ全体は散漫、かつ散漫狙いなほどには散漫に視えないという散漫さで戸惑い、例えばぁ、夜の地下風味社交界な低温さならある意味伝わってきたけど。とモヤつきながらもどこか接点を体感することはできてそれは継続してるって状態。その南米出自クン邪視線と、別でダリダのショーもやってる女装様の佇まい拝見とで、まずは得るものはかなりにありはしましたデス。