ますだいっこうのあと@ベルリン

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アイ・ウェイウェイ『Evidence』/Veronica Pena「Wall」[ベルリン2014]

晴れ空。ほぼ開館時間にさくっとアイ・ウェイウェイ『Evidence』展@マーチン・グロピウス・バウへ。建物中央大広間での丸イス物量作戦インスタレーション「Stools」はさすがの圧巻壮観。日数を題した拘禁された一室の再現「81」、四川大地震がらみの作品群:学校建物倒壊で亡くなった児童生徒の名前ひたすらロールアップ・手抜き工事が疑われる建物の鉄筋並べや、尖閣諸島の大理石製大型地理模型などに、正しい意味で複雑な気持ちに襲われる。同時に戦いへの意気をほんのほんのちょっぴりもらった、かも。午後独語自習。ああもう火曜にC1.1が始まってしまうというのに。
夕方、「マンス・オブ・パフォーマンス・アート」の一環「Performeando」@MPA-HUBへ。仮説的建物自体が窓枠などを組み合わせたインスタレーションのような空間。その界隈は、シュプレー川ぞいのオルタナティブ感ぷんぷんな夏場向けノンダラな場、番地的は伝説的な?屋外?バーHolzmarktと同じ場所みたい。
Veronica Pena『Wall』が目当て。ニューヨークに住む古い知人アーティスト井出高史さん紹介の縁で。スタートの18時から、1時間半ほど知らない美術関係のおじさんとぽつりぽつり会話するうち、パフォーマー5人が顔ほかを塗って、衣装含めバストアップを“額縁内”として白くする。あとはリピートで流れ続ける女性の歌声に乗せて観覧者と手を合わせゆるく踊る、というパフォーマンスアート。段ボールでできた額縁まがいをかぶってた女性とダンスしましたー。長身の若い男性くんとは(以下自粛)w。その後のいっかにもスペインな曲をかけながら、これも無駄に時間とって準備する男女カップルの、ふくらはぎに包丁をつけて目隠しし、闘牛を模したパフォーマンスの途中で自分的タイムリミット。
別な都市での『Wall』動画。