ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

ラビア・ムルエ&リナ・サーネー『33rpmと数秒間』[ベルリン2014]

机務独語日語。ラビア・ムルエRabih Mroue&リナ・サーネーLina Saneh『33rpmと数秒間 33 RPM and a few Seconds』@シャウビューネ。2013年F/Tで上演されているので当日パンフPDFでしっかり予習できた感謝!舞台は自殺したとされる革命家の書斎。彼の死をめぐる反応などがフェイスブックを中心に留守番電話やSMSやファクスやテレビ映像などで淡々と浮かび上がる、いわばインスタレーション演劇。《死》の当事者はもちろん、声でや映像の内で以外、生身の俳優は登場しない。その不在と対照的な電子機器の賑やかさにレバノン内戦などを背景にした《死》の描けなさ加減云々は予習内で充分納得できた。実の上演に対峙して個人的に回想したのは、やっぱり身近な友人の死を巡って飛び交う/飛び交った結局似たようないわば《フィクション》だったかもしれない。その他の電子機器に比べたら一番アナクロな、ターンテーブルではなくwLPレコードプレーヤーの冒頭での存在感が、題名のこともあってか、ずっと脳味噌に溝を刻んだいた。誤認でなければ映像で、ジャニス・ジョプリンの嗄れ声が『サマータイム』を“take, take to the sky”まで歌った瞬間ブラックアウトした手口の鮮やかさも。言葉はたぶんフランス語とアラビア語で、字幕はドイツ語。ひたすら独語速読訓練だったですw。
独露同居人ヤンとリビングで雑談しつつお互いパンなどを。ガタイのよさは柔術やってたからだ/身体wそう。それにしてもグレージャージにTシャツだとソソるけど、出かける格好になるととたんにダサいのは、マどでもヨイこと。