ますだいっこうのあと@ベルリン

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『Heute gehe ich allein nach Hause』/ポリレアリステン[ベルリン2015]

『Heute gehe ich allein nach Hause』@Berlin Kino in der KulturBrauerei。2014年のベルリン映画祭でLGBT作品を対象にしたテディ賞など受賞したブラジル映画、日本では『彼の見つめる先に』の邦題でDシネマ映画祭で上映、映画祭通訳参加・溝口彰子さんからの情報で作品自体はうっすら覚えてた。ちなみにドイツ語の題名は「今日は一人で家へ帰る」ポルトガル語の原題もこちらの意味みたい。「盲目の少年と親友の少女、そして素敵な転校生の3人が織りなす青春」(同映画祭サイトより)は、少年同士の恋愛感情もみずみずしく、&控えめさゆえが逆になまなましくもw、描いてて、心の汚れきったババアは独語ウィキで粗筋予習してても涙腺決壊しばしば。十代の性愛の芽生え的シーンはゲイシネマとしてもちろん甘酸っぱくて美味だけれど、友情以上恋愛未満を漂うような彼らのキモチへは痛いほど身覚えがー。さわやかに、だが決然とした前向きラストは普遍的な素晴らしさ。鍵となる曲ベル・アンド・セバスチャンの『There's Too Much Love』も滂沱促進w。
「ポリレアリステン Die Polyrealisten – offen fuer alle Altersgruppen」@シャウビューネ。場所都合でまずユストゥスの案内で劇場見学ツアーを:コンクリ打ちっぱなしの半円形部分でシェイクスピア時代のグローブ座を再現しての新作『リチャード3世』の客席、楽屋や事務所の通路をゾロゾロ、衣装部の数万着あるという倉庫←ここで担当のおじさんがあれこれ説明、など巡りニマニマ。会議室で今後の予定と特に集中稽古に関しての説明&意見。稽古場へ移動:ペアでAが「何してるの〜?」と問いかけるとBが「〜してるの!」と答えるとAが〜を動作をやる、一人一人歩き出し止まり等。以前より一歩具体的に作品づくりに向けての設定を決めた上での即興。夢実現プロジェクト応募者のオーディションシーン、僕はプロジェクトのいわば首脳的の第三者的立場のチームに振り分けられ、応募者登場さらにコーチ陣登場さらにの加わりで、20人近いメンバー全員が最終的に板に乗ってさてどうなる?だった。象徴天皇的な立場でニコニコするのが精一杯デシタ。最後に、何かのリハーサルに使われてるらしくセットが組まれてるスタジオの舞台にみな立って、夢実現プロジェクトの追加でベッティーナが歌を披露、クラウディオのピアノ伴奏で。稽古終了後演出部ユストゥス&ヴィプケとお役ソ仕事準備について話し合い、独語脳ほぼマヒ状態ででででどででどどどど。


(長編に先立って製作された17分の短編、こちらも秀逸)