ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

『Angst essen Deutschland auf』/『Event for a Stage』[ベルリン2015]

午後ポリレアリステン個人稽古@シャウビューネ会議室、ドラマトゥルクのギウリアとイエリネク『光のない。』台詞の発音練習みっちり。終わってへろりん外へ出ると演出部3人ヴィプケ・ユストゥス・フィリップが食休み中。配券パン買い出し経由U7遅延遅延で、発音講座「Deutsch ab Ende B2 - Aussprachetraining für Fortgeschrittene」@VHSシェーネベルク・テンペルホフ、開始時に人が少なかったせいでか対面式になってるところへ遅れてきた受講生が左右に座る変則横一座席、ブルガリアくんの横でニヤニヤ。
Angst essen Deutschland auf』@シャウビューネ・スタジオ。テアタートレッフェン・ファスビンダー特集がらみで久々上演される作品。彼の映画の題名をもじって「不安はドイツを食い尽くす」てな意味。それほど似てはないがネットリした視線と髭がいかにもっぽいファスビンダー役俳優がほぼただ見守るなか、だぶんだけど彼の映像作品のキャラクターっぽいのが、どこかあてどなく白い空間に佇み時に絡み、長大なインタビューから起こされた台詞を吐き、キーボードなどの伴奏でカラオケよろしくポップスも歌う、そんな。要所要所ツッコミ的に登場するNiels Bormannのゲイ風味出立ちとか軍服ハイヒールとか黒喪服女装とかがラブリー。過去に一度観てる作品でいわば独語理解的には再挑戦だったけどこういう抽象コラージュ系はやっぱりハードル高いわぁ、独特のそれこそ白ぁっとした空気はたまんないんだけどなぁ。
Tacita Dean『Event for a Stage』@ベルリナー・フェストシュピール・ザイテンビューネ、映像と実演とのミックスかの想定は大誤解、回転撮影と回転動きを前提に書かれたらしき戯曲の上演映像だった。厳しげ表情な男優が英語まくしたてる約1時間で脳お手上げすっかりぐったり。てなわけで僕的テアタートレッフェンは今夜で閉幕。