ますだいっこうのあと@ベルリン

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『ハムレット』[ベルリン2014]

表記校正、1読目終了あとは見落とし拾う2読目ざくざくやって送り返すべし。B2試験想定問題の課題えいやと午後の脳でやっておく。フリードリヒ駅下アジアンインビスの焼きそばはノーモア。
〈ベルリナーアンサンブル『ハムレット』。全裸絶叫する前王で幕開け、ネイキッドに執拗に描かれる懊悩慟哭、一方アコースティック音楽演奏やタランティーノ連想演出も。老若大小幅広キャラ立ち俳優陣、グルグルしまくる回り舞台など諸々圧巻の210分!カット&ペースト明記の戯曲掲載プログラムも充実〉。古式ゆかしき劇場の席はOrchester Logeいわゆる1階サイド席で10ユーロはお得、ちょい見切れるけど間近で大喜び、両隣のオバチャンとも話せたし。クローディアスや前王、ポローニヤス役の年寄り俳優の、老けっぷり外観と十全な力強さがかっちょよかったし、あとふくよかなこれもオバサンオバサン然としたガードルードもとっても説得力。ハムレットの狂気やポップカルチャー参照なシーンをがっしり支えていた。台詞いちいちはさすがに理解できないものの、どのシーンかは理解でき、回り舞台のグルグルっぷりもあって、物事がいい意味でスルッと始まってはこうドタバタ見せるんだ!おおそう来るか!な楽しみが各景で随所に。僕の観た上演を雑にまとめれば、何というか“どこか収まりどころのある”“新手の解釈がやや目立つ”ハムレットとは逆な、生々しさ荒々しさを存分に、映画の手口すら使いつつあくまで舞台で視せてくれた演出で、とても刺激的だった。5ユーロのプログラムはもちろん元戯曲から上演台本へ加除改訂してありボブ・ディランなどの使用曲の歌詞もあり、その他イメージソース・舞台写真も掲載で反芻時/餌wには充分すぎる内容。