ますだいっこうのあと@ベルリン

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ロメオ・カステルッチ『ヒュペーリオン。あるテロリストの手紙』[ベルリン2014]

表記校正、脳内交通整理ちょっとは。脳内千里な低層集合住宅エリアで『What do we know when we know where something is?』@St. Agnes.、ベルリナーレ一環の映像インスタレーション展示。階段室での音響作が場の力もあって一番ぐっときた。書店Dossmannで早速ブレヒト文庫。
ロメオ・カステルッチ『ヒュペーリオン。あるテロリストの手紙 Hyperion. Briefe eines Terroristen』@シャウビューネ。諒さん光さんと偶然同回。新建材臭がしなくもない舞台セット金持ちの部屋が開演数分でいわば警察機動隊の潜入を受け強制捜索から破壊へ、徹底的に。てか舞台バラシ作業かよ的な。挙げ句「ここには観るものはないです、立ち入り禁止です、客席から出てください」的呼びかけがあり仕方なくいったんロビーに出される、20分ほど待機。ロメオやってくれるわねぇ感ひとしお、ちなみにずっと座ってた隣席の女性曰く「警察のいうことなんて従うもんじゃないわよ」。その後の展開は想定以上に言葉寄りで正直把握しきれず。メッセージ的字幕はしかも最前列だったので読みにくかったし、舞台三面スクリーンに、男・子・女、道・家・泉、天・水・地など単語が投影されるあたりはまぁね、機動隊の黒ずくめと対照的な白い衣装の女性が世代入れ替わりで登場、身振り付きでウィスパー台詞を吐いたり、丸く射抜かれた光の中に裸の女性がいたり、黒髪を切るシーンもあったり、目の拡大映像、黒塗れ/濡れビニル幕、黒丸ついた女性の背中、床を黒汚すラストなど、例によってビジュアルな要素もちばめられて、はたと考え込む。どこかで“性別は消え”的な文章があった気がして、予習したヘルダーリン作中の男女の友情だか関係だかを起点にさらに、カステルッチらしく創り上げた挑発してる舞台なのかもなぁ。まで至って復習しよう他のテキストにもあたろうが結果放置でメモ起こしだけ約ふた月後4月7日にしましたー。