ますだいっこうのあと@ベルリン

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『屠殺場の聖ヨハンナ』[ベルリン2014]

ikkomasuda2014-02-16

[思い出し書き]B誌原稿書き、は、たぶんスターバックス・ウーラントシュトラセ駅かな、んで戻って表記校正、してたの?〈ベルリンの壁崩壊の引き金になった「うっかり記者会見」の場所がすぐ近所だった〉〈室内履きにしてた、げんべいビーサンが鼻緒切れ。前住居ではスリッパだったけど、あまりパッタパタじゃないほうがいいなぁ。厚手の靴下でもこの住居なら大丈夫っちゃダイジョウブだけど〉
Hunter Reynolds『Survival AIDS Mummification - Transformation Berlin』@NGBK、『LOVE AIDS RIOT SEX』展関連のミイラ化実演パフォーマンス。作家本人が50cm幅ほどの梱包用ビニールでグルグル巻きにされフォログラフ的なフィルムデコレーションを施されるあたりまで。何の演出もなくただ淡々となのと、作業する男性2名の黒革似合いっぷりとにまず惹き付けられるはもちろんとしてw、いわば死的なインスタレーションに自身が一時なることの重みと思いみたいなこをじわり。最後まで見届けたかったわん。
〈シャウビューネ『屠殺場の聖ヨハンナDie Heilige Johanna der Schlachthoefe』自分的大ヒット!生き生きした若き俳優陣・エネルギッシュな演技や群像シーン・ブレヒト劇の政治経済テーマを現在進行形にもする演出・ヒューマンビートボクサーによるSEや音楽・お値打ち14ユーロのスタジオ公演・集中する客席…&資本家役長身クンが超イケ!w〉
断片メモ拾い:開場時から笑顔で迎える俳優陣、移動箱状セットは黒板塗装、テーブル&イスの舞台、下手にヒューマンビートボクサーが控える、一同座っての台本読みから起動、ヘルメットや毛布まとっての食肉工場労働者、白シャツ・ネクタイ・サスペンサー・オールバックヘアの資本側とを、ほぼ兼ねて演じる、ヨハンナだけは明らかに外国語として習得したドイツ語を話す小柄な女性でパッション全開で、ト書き読みありシーンも、音や照明のきっかけを俳優自身が出したり、日本でいえば小劇場距離感の熱っぽい演技(と書いてシバイと読む感じ)が何カ所もあって胸熱、終わり間近の赤旗・スモーク・逆光のシンプルながらかっちょええ見せ方、資本家役Marcel Kohlerくんの長身の控えめなイケメンぷりに潤いまくり、大ラスのいわば企業理論に取り込まれる系シーンが企業の記者会見シーン演出になってるのもおかしかった、挙げ句わざわざ記念撮影を観客にせがむ場があって、サイバーショットで2列目ど真ん中から!ブレヒトの書いた資本主義を暴く系作品がまさに現在形現在進行形で小気味よい現代風運びによって繰り広げられてとてもとても満足満腹。席が右隣で劇中撮影のことで少し話をしたおばさんとまたバスで一緒になって少し感想をお喋り。