ますだいっこうのあと@ベルリン

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potsdam

ikkomasuda2013-01-11

クリスマス前以来の雪、うっすらだけどね。空は時折晴れ。ゲズントブルネンのDBサービスセンターで調べてもらって、ポツダムABCの1日乗車券を買って出かける。S1→ヴァンゼー→バス316、軽い気持で手前下車して寄った邸宅的なSchloss Glienickeは実は世界遺産でしたw。ベルリンの“壁”であったところの川に架かる橋を歩いて渡ってポツダム市域へ。トラム93で元造船所施設内のMuseum Fluxus+、いつも公演を見に来るけど見学はできずにいた小ミュージアム。シュレッディングされた紙片を閉じ込めた透明な球体と仕掛けタイプライター、学校の教室のような設えで並ぶインスタレーション作品に興味。紙片・手紙などのちょっとした走り書きっぽい作品がデザイン目線でおもしろかった。夜のダンスも含む「Made In Potsdam」企画のアート展示も覗く。
トラム93で中心部のいわば乗り換えポイントへそこからトラム96、邸宅街を少し歩きGedenk- und Begegnungsstaette Leistikowstrasseへ。戦後ソ連KGBの刑務所だった施設の跡。収容者のライフヒストリーなどが、ただいるだけで肩がズッシリなるような建物の中に展示されている。ポツダム会談のあった場所で世界遺産にもなってる宮殿のすぐ近く一帯に、東西ドイツ再統一後まで諜報機関の施設群があったとは知らなんだ。現代史の現場をきちんと伝えていく展示や博物館的な手法自体にもいつも感心する。足を運んだ意義ありでした。
中心街へ戻りブランデンブルガー・ストラッセスターバックス。ベルリンと同じく、でもプチな門もあって、それからトラム無駄乗りでKastanienallee/Zeppelinstr.でふと降り、ロードサイドなケバブ屋。再度飛び乗ったのは直通トラム94。元工場跡文化施設一角のカフェで再度カフェ淫。
Jefta van Dinther & Thiago Granato『This is Concrete』@fabrik Potsdamゲイ情報誌の記事でピックアップされていたので足を運んでみた作品。散在するスピーカーと絶え間なく流れ続けるテクノミュージック、二人の男性はひたすらスローモーションで、ひとつのスピーカーに触れている冒頭から、いわばお立ち台の上と下、膝付きダンス、キス、指の舐め、脱ぎ・片方は上半身を脱がされタンクトップ・もう片方は靴を脱がされジーンズを脱がされ下半身下着、どこに仕込んであったか黒い帯状を引き合って、一方がそれを引き切り、添い寝的シーンがあり、気が付くと白い風船が沈み浮かび終わり。と“読める”ダンスで、性愛的な動きになるとずっとべっとり緑色の照明でこれがまあ何とも。またフロアでの、いわば、いわばよ、セックス表象なってからは、ゆっくり動きもそれはそれで例えばベッドの上じゃそういうもんじゃん、なわけで、それもねー。クラブで出会って一夜を過ごして何とやらな“物語”は受け取れるんだけど、それをじゃあどうしていのかね、というあたりが不明。もっと脱いでくれたら、とか、もっとどちらかがだけでもイケたらとか、は措いといてねw。サウンドは結講好きだったな。
もう1作品Martine Pisani『Cosmos Blues』は、エコ女のパフォーマンス寄りピースでとりとめない50分はキツかった。