ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

『Im Himmel ist die Hoelle los』

ikkomasuda2012-12-31

〈街で勝手に上げてる花火の音がじょじょに増えてる気がする、うう〉。夜まで部屋で独勉などで過ごす。
GMFKlub International「New Year's Eve」@Kino International。映画上映が目当てだったけど越年イベントの一企画だったのでした。東独60年代建築の優美な映画館はさすがの造り。『Im Himmel ist die Hoelle los』。内容加味して訳してみれば「ホテル天国はドタバタ地獄」?。 1984年のカルトムービーらしい。テレビショー司会者ヴィリー・ヴンダーと熱狂的ファンの少女ミミを軸にしたコメディ。主役のヴィリーを演じたDirk Bachという俳優は同性愛者としても活動した人物で、2012年鬼籍入り。小柄な彼を筆頭にあらゆる登場人物が呆れるほど濃ゆい濃ゆいキャラ設定で、女優陣の60年代アメリカ風ファッションに塗り過ぎメイクは噎せそう勢いw。ドイツ語が分からなくても観てれば分かる廉っすい造りでゲラゲラゲラゲラ、まさに年忘れ。
日本でいうミックスのゲイイベントらしく、♂♂カップルもいっぱいで微笑ましい光景もあちこちに。映画館ホワイエは大通りに面してガラス張りで、そこから花火を眺めつつ、ブランデンブルグ門ライブの中継に合わせカウントダウンもし←意外とあっさり、エントランススペースとその奥の別スペースでのダンスタイムで雰囲気を味わう。日本のそれとすっかりご無沙汰だから比較できないけど、仮設にしても音の底力にヤラれつつ、6時間ダンスエキストラを思い出しつつ、しばらく踊りに紛れ込んだ。ほどよきに、これからが本番よ!とばかりやってくるお客さんに逆流して撤収。
アレクサンダー広場までの道のり、国威発揚でだだっ広く造られた大通りでジジババ家族連れまでもが花火ボンボン上げてる楽しそうな姿を見かけると、何だか憎めないわよねぇと思ったり。アレクサンダー・プラッツ駅U8のノイケルン方面行きがまるで日本のようにギュウ詰め。僕は逆方面なのでそれほどでもなく。
http://www.youtube.com/watch?v=/IfN_gdSecKQ